車を購入する際の支払い方法の1つとなっているマイカーローンですが、気になるのはいくらまで借入できるのかです。
「借入可能額の目安はいくら?」や「借入可能額はどのように決まるの?」と疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
本記事では、人気マイカーローンにおける借入可能額の目安を早見表で紹介します。
今回の内容では年収に合わせてどのくらい借入できて、年間返済額はいくらなのかも計算しています。
これからマイカーローンを利用しようと検討している方は、ぜひ参考にしてください。
マイカーローンの借入可能額はどのように決まる?
マイカーローンの借入可能額はどのように決まるのかを以下の項目に沿って、詳しく解説します。
- マイカーローンの借入可能額とは?
- マイカーローンの借入可能額の決定方法
- 借入可能額と借入限度額の違いとは?
- マイカーローンと年収の関係性
年収や借入可能額との関係などを正確に理解し、自分がいくらまで借入できるかの目安を把握しましょう。
マイカーローンの借入可能額とは?
借入可能額とは、車購入希望者が金融機関から現金を借りられる最大の金額のことです。
車購入希望者の収入や年齢・信用情報などに基づいて金融機関がマイカーローンとして貸し出せる現金の上限を判断します。
借入可能額は個人の条件や状況に応じて、借りれる金額が異なるのです。
例えば車購入希望者の借入可能額が2,000,000円で、車両代金が4,000,000円の場合は、マイカーローンで2,000,000円、頭金で2,000,000円を支払う必要があります。
このように借入可能額は車購入に必要な資金繰りが変わってくるので、ある程度の目安を理解しておくことが重要です。
マイカーローンの借入可能額の決定方法
マイカーローンの借入可能額の決定方法は、一般的に以下の要素をもとに金融機関が判断します。
- 収入
- 信用情報
- 返済能力
- 自己資金
金融機関は車購入者に現金を貸出したら、必ず返済をしてもらわなければなりません。
そのため、貸出す際は借入希望者に返済能力があるかを、さまざまな視点からチェックします。
返済能力がないと判断されたら、借入可能額の引き下げや借入させてもらえないこともあります。
借入可能額は、金融機関が判断する上限額なので、借入希望者は無理のない返済ができる範囲でマイカーローンを利用しましょう。
借入可能額と借入限度額の違いとは?
借入可能額と借入限度額の違いは、「個人の条件で計算される借入金額」なのか「金融機関が設定するマイカーローンの最大限度額」なのかです。
具体的に借入可能額は、個人の年収や信用情報によって借入できる金額が変わります。
そのため、誰でも同じ金額をマイカーローンで借入できるわけではありません。
一方で借入限度額は、金融機関がマイカーローンとして借入を認めてもらえる最大限度額となるので、この金額を超える借入は不可能です。
借入限度額は、誰でも同じ条件で決められているので、個人の状況で変えられる金額ではありません。
借入可能額と借入限度額は、個人の状況で変わる金額か変えられない金額なのかで違いがあります。
マイカーローンと年収の関係性
マイカーローンと年収は、借入可能額が異なるなど重要な関係となります。
年収が高い場合、より多額のマイカーローンを借入できる可能性があります。
理由としては、金融機関が返済能力を評価する際に収入を重要な要素として考慮するためです。
高い年収を持つ人は返済能力が高い傾向があるので、より多くの借入可能額が設定されることがあります。
一方で年収が低い場合、借入可能額は限られる可能性が高いです。
借り手が借入金を返済するための十分な収入を得ている必要があるため、金融機関が返済能力が低いと判断した場合には金額的な制約が設けられることもあるでしょう。
一般的にマイカーローンでは年収の30%から40%が借入金額の目安となり、年収の25%から35%は年間返済額の目安となります。
このようにマイカーローンと年収には深い関係性が有り、計画的に返済するために参考にする情報は多いといえるでしょう。
マイカーローンの借入可能額シミュレーションに必要とされる情報
マイカーローンの借入可能額のシミュレーションに必要とされる情報は9つあります。
- 毎月返済額
- 返済期間
- ボーナス返済
- 金利タイプ
- 金利
- 返済方式
- 年齢
- 年収
- 現在借入の年間返済額
全ての情報を入力することで、自分がいくらまでマイカーローンで借入できるのかがわかります。
借入可能額は金融機関によって異なるので、1社だけでなく複数社でシミュレーションしてみましょう。
1つ目の情報として毎月返済額があります。
収入と支出のバランスを考慮し、毎月いくらまでならマイカーローン返済額として充てられるかを明確にしましょう。
日常の生活を圧迫させない返済額を決めることで、より現実的な借入可能額を把握できます。
2つ目の情報として返済期間があります。
マイカーローンの返済期間は、借入する金融機関によって異なりますが一般的には3年~10年で選択可能です。
ライフイベントなどを考慮して返済期間を定めることで、車の乗り換えもスムーズに行えます。
また、返済期間が長いほど毎月の返済額は少なくなるので、返済額と返済期間のバランスもチェックしましょう。
3つ目の情報としてボーナス返済を行うか行わないかです。
ボーナス返済を行うことで毎月の返済額を抑えることが可能です。
しかし勤務先の状況次第では、ボーナスが必ずもらえるとも限りません。
ボーナス返済を設定することで毎月の返済額を抑えられるメリットもありますが、「必ず支給される報酬ではない」というリスクも把握しておきましょう。
4つ目の情報として金利タイプを明確にしましょう。
マイカーローンにおける金利タイプは「固定金利型」と「変動金利型」の2種類があります。
どちらの金利タイプを選択するかで支払総額も大きく異なります。
それぞれの金利タイプを理解し、自分に最適なものを選択しましょう。
5つ目の情報として金利情報が必要です。
金利は借入する金融機関によって大きく異なるため、慎重に選択しなければなりません。
おおよその借入可能額を調べるのであれば、3%で計算しておきましょう。
マイカーローンの金利は3%前後が多いので、3%で計算しておけば、借入可能額の結果が大きくズレる可能性は低いといえます。
6つ目の情報として返済方式があります。
返済方式は「元利均等返済」と「元金均等返済」の2種類から選択可能です。
元利均等返済とは、毎月決まった額を返済する方法で、元金均等返済とは、毎月決まった元金にあわせて残高に応じた利息をプラスして返済する方法です。
どちらを選択するかで毎月の返済額が異なるので、慎重に選択しましょう。
7つ目の情報として年齢を開示します。
18歳未満であれば、保証人を立てる必要があるなど手続き内容が異なります。
借入可能額をシミュレーションする際は、自分の年齢を入力しましょう。
8つ目の情報として年収を入力します。
年収はマイカーローンと深い関係があり、借入可能額にも大きく影響します。
年収が高い・低いに合わせて、借入可能額も変動するので、正確な情報を入力しましょう。
正確な情報を入力することで、借入可能額のシミュレーションの正確性も高くなります。
9つ目の情報としては、現在借入がある場合、年間返済額を明確にしなければなりません。
別車両におけるマイカーローンの返済がある場合や、その他借入の返済がある場合は年間返済額によって借入可能額も変動します。
そのため、今回検討しているマイカーローン以外に借入の返済がある場合は、シミュレーションする際に正確な情報を開示しましょう。
年収ごとの借入可能額と年間返済額の目安
年収ごとの借入可能額と年間返済額の目安を紹介します。
マイカーローンにおいて、借入可能額は年収の30%から40%、年間返済額は年収の25%から35%が目安となっています。
これ以上の金額をマイカーローンで締結した場合、生活を圧迫してしまう可能性も考えられるのです。
では、年収によって借入可能額や年間返済額の目安はどのように変動するのでしょうか。
ここからは年収200万円から800万円までで、実際の借入可能額と年間返済額を計算したので参考にして下さい。
年収 | 借入可能額(年収の30%〜40%) | 年間返済額(年収の25%〜35%) |
---|---|---|
200万円 | 60万円~80万円 | 50万円~70万円 |
250万円 | 75万円~100万円 | 62.5万円~87.5万円 |
300万円 | 90万円~120万円 | 75万円~105万円 |
350万円 | 105万円~140万円 | 87.5万円~122.5万円 |
400万円 | 120万円~160万円 | 100万円~140万円 |
450万円 | 135万円~180万円 | 112.5万円~157.5万円 |
500万円 | 150万円~200万円 | 125万円~175万円 |
550万円 | 165万円~220万円 | 137.5万円~192.5万円 |
600万円 | 180万円~240万円 | 150万円~210万円 |
650万円 | 195万円~260万円 | 162.5万円~227.5万円 |
700万円 | 210万円~280万円 | 175万円~245万円 |
750万円 | 225万円~300万円 | 187.5万円~262.5万円 |
800万円 | 240万円~320万円 | 200万円~280万円 |
自分の年収に当てはめて借入可能額や年間返済額の目安を把握しておきましょう。
主要な銀行系マイカーローンの借入可能額の上限
主要な銀行系マイカーローンの借入可能額の上限を紹介します。
年収が多い人でもそれぞれの銀行で定められた借入上限額を超えて借入することはできません。
主要銀行の借入上限額をチェックしておきましょう。
りそな、千葉銀行、クラウドローン、三菱UFJ、損保ジャパンの順番
銀行名 | 借入上限金額 | 詳細 |
---|---|---|
りそな銀行: りそな マイカーローン |
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千葉銀行: ちばぎん マイカーローン |
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クラウド ローン |
異なる |
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三菱UFJ銀行: ネットDE マイカーローン |
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損保ジャパン: ジャパンダ・ ネットマイカー ローン |
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JAバンク: マイカーローン |
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住信SBI ネット銀行: マイカーローン |
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三井住友銀行: マイカーローン |
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イオン銀行: 自動車ローン |
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みずほ銀行: 多目的ローン |
|
借入上限額は多い銀行で1200万円、少ない銀行で300万円でした。
自分がいくらまでマイカーローンで借入したいかなどを明確にする必要があります。
それぞれの銀行で定めた借入上限額を超えない銀行でマイカーローンを締結しましょう。
マイカーローンの借入可能額を決める審査について
マイカーローンの借入可能額を決める審査について、以下の項目を解説します。
- 審査でチェックされる内容
- 審査を通過させるためにできること
これからマイカーローンで車を購入する方は、参考にしてください。
審査でチェックされる内容
マイカーローンの審査でチェックされる項目の一部は以下の通りです。
- 収入
- 信用情報
- 勤務状況
金融機関はマイカーローンを希望する方の収入状況を確認します。
借入を希望する方の返済能力を評価するため、給与明細書や源泉徴収票、確定申告書などの書類を提出することで収入の確認が行われます。
また、信用情報もマイカーローン審査における重要な項目です。
借入や返済の履歴・クレジットカードの利用状況・税金や携帯電話の支払いなど、滞納なく支払えているかをチェックされます。
金融機関は信用情報機関から提供される情報をもとに信用情報を審査するのです。
借入を希望する方の状況を様々な視点からチェックし審査をすることで、マイカーローンとして借入可能額を決めているのです。
審査を通過させるためにできること
マイカーローンの審査を通過するためにできることは以下の通りです。
- 収入と雇用の安定性を示す
- 信用情報を改善する
- 保証人を立てる
- 頭金を用意する
マイカーローン審査を通過させるために大切なことは、収入と雇用の安定性を示すことです。
金融機関へ収入証明書を提出したり、雇用契約書などの書類を提出することで安定性をアピールできます。
勤続年数が5年以上など、長年勤務しているとマイカーローンの審査が通過しやすくなるでしょう。
また、保証人を立てたり頭金を用意することもマイカーローンの審査を通過しやすくする方法です。
会社へ勤めて間もない方は、身内などを保証人として立てることで、マイカーローンの審査に通る可能性が高くなります。
さらに、頭金を用意して借入額を減らすことも、マイカーローン審査において有利に働きやすいといえます。
マイカーローン審査が通るか心配な方は、通過しやすくなる方法を試してみましょう。
まとめ
マイカーローンの借入可能額について詳しく解説しました。
借入可能額は年収の30%から40%という目安があります。
目安を把握しておくだけで、自分がいくらまでのマイカーローンが利用しやすいのかを把握可能です。
また、年間返済額についても年収の25%から35%という目安があり、生活を圧迫させないためにも重要な目安といえます。
マイカーローンは金融機関によっても金利などの条件が異なるので、毎月の返済額にも影響します。
車の購入でマイカーローンを利用する方は、多くの金融機関を比較しましょう。
マイカーローンで損をしないためにも下記記事を参考にしてください。
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