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くるまマイスター検定過去問まとめ⑦~日産編~

くるまマイスター検定の過去問に挑戦して楽しみ、さらに解説付きで自動車のことも学べる「過去問まとめ」企画第七弾!

第七弾は日産編です。記事の最後に正解と解説があるので、答え合わせをしながら参考にしてみてください。
※当時の内容をそのまま掲載しています。法改正や新解釈等により現在の仕様とは異なる場合があります。予めご了承ください。

 

問題1.第1回検定(2014年3月) 3級_第37問
日産車に採用されているアラウンドビューモニターは、大変便利な機能を持っていますが、その機能の説明として正しいものはどれですか?

① あたかもクルマの真上にカメラがあるような映像をモニター画面に表示し、駐車をしやすくする機能
② クルマに任せておけば勝手に縦列駐車をしてくれる機能
③ 同乗者の表情を運転しながら見渡せる機能
④ 液晶モニターが全席に装備されており、乗員が各自の好きな画面を見る事が出来る機能

 

問題2.第1回検定(2014年3月) 2級_第28問
日産スカイラインの“スカイライン”とは山の稜線を表す英語ですが、開発責任者の櫻井眞一郎が「スカイライン」の名称を思いついた場所はどこでしょう?

① 志賀高原
② 蓼科
③ 上高地
④ 阿蘇

 

問題2.第1回検定(2014年3月) 2級_第57問
日産 スカイラインは1968年発売の3代目以降「ハコスカ」「ケンメリ」「ジャパン」等の愛称で呼ばれており、その認知度の広さからもファンが多く話題にされる事の多いクルマです。では1972年発売の4代目スカイラインが「ケンメリ」と呼ばれた理由はどれですか?

① 開発者とデザイナーの名前から
② CMのイメージキャラクターから
③ 当時スカイラインが登場した映画の主人公の名前から
④ 主要マーケットであったアメリカの俗称(メリケン)から

 

ここから下は、正解と解説です。画面を下にスクロールしていくと表示されます。
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問題1.正解① あたかもクルマの真上にカメラがあるような映像をモニター画面に表示し、駐車をしやすくする機能
アラウンドビューモニターは日産自動車が2007年に開発した独自システムです。従来、クルマを駐車する際にはバックミラーやサイドミラー、または目視によって周辺のクルマや障害物との距離感を把握しながら操作する必要がありましたが、きちんと駐車スペースに収まっているかを俯瞰して見ることは難しいものでした。

しかし、頭上からクルマを見下ろしているかのように位置関係を把握できるアラウンドビューモニターは、クルマの運転に慣れていない人にとっても心強い味方になってくれます。基本的な仕組みとしては、フロントやサイドミラー、リア部分に搭載された4箇所のカメラ映像を複合的に処理し、俯瞰での映像を擬似的に表示しています。

また、車両に搭載されているカメラには180度にもおよぶ超広角レンズが搭載されており、死角となる部分をなくす工夫も施されています。2016年以降は日産が目指すインテリジェントモビリティのひとつの要素として装備に取り入れられています。

 

問題2.正解① 志賀高原
日産の「スカイライン」という名称は、当時の開発責任者であった櫻井眞一郎がスキーを楽しむために志賀高原へ出かけた際のエピソードに由来します。連なる山々の稜線が青い空にくっきりと輪郭を描き、その姿に感動した櫻井氏は、開発中であった当時の車両のイメージに最適だと考えました。

そこで、この新型車に「山並みと青空を区切る稜線」というコンセプトを与え、スカイラインという車名が決定したと言われています。スカイラインというネーミングは、志賀高原の麓「芳ヶ平」にあった山小屋で同じ景色を見た地元住民から教えてもらったという後日談もあり、スカイラインの生誕50周年を迎えた2007年には芳ヶ平に記念碑が建てられました。

2008年に櫻井氏は亡くなりましたが、スカイラインは現在にいたるまで脈々とその歴史を刻み、その由来となった志賀高原 芳ヶ平はスカイラインの聖地として多くのファンから親しまれています。

 

問題3.正解② CMのイメージキャラクターから
4代目スカイラインが「ケンメリ」という愛称で親しまれているのは、CMのキャッチコピー「ケンとメリーのスカイライン」に由来しています。CMには若い男女が登場し、初代のCMでは陣内たけしとダイアン・クレイが、2代目のCMでは前田俊彦とテリー・ミラーがそれぞれケンとメリー役として登場しました。

ケンとメリーの配役がなく男女が登場しないバージョンのCMも流れましたが、ケンとメリーのスカイラインというキャッチコピーはそのまま継続され、ケンメリという愛称が定着することとなったのです。

また、CMで使用された曲はBUZZという2人組フォークデュオの「ケンとメリー〜愛と風のように〜」が採用され、このCMから火がつき33万枚を売り上げる大ヒットとなりました。初代ケン役として活躍した陣内たけし氏は、1974年に交通事故にあってしまい帰らぬ人となってしまいます。CMに登場して間もない時期であっただけに、当時多くの人に衝撃を与えました。