「軽自動車の車検費用を抑える方法ってあるのかな?」
今回はそんな悩みを解決していきます。
普通車に比べると軽自動車の車検費用は安いですが、それでも大きな出費になることは間違いありません。
数年に1度の大きな出費となる車検の費用を抑えたいと考えるのも当然と言えるでしょう。
結論から言うと、車検について正しい知識を身に付けると、その知識を活かすことで費用を抑えつつも品質の高い車検を受けることができます。
本記事を読むことで、車検について知っておきたい知識や、安くてお得に車検を済ませる方法を紹介していきます。
ちなみに車検費用の安さは、2つの視点でまとめています。1つは単純に費用の安さです。もう一つはコスパの良さです。
車検の際にオプション対応をしてもらうことで、日々のメンテナンス費用を抑えて結果的に安く済むこともあります。
こういったコスパの見極め方もご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
そもそも軽自動車とは?
まずは軽自動車の定義や、軽自動車と普通車の違いについて紹介していきます。
軽自動車の定義
軽自動車の定義は以下の通りです。
- 長さ:3.4m以下
- 幅:1.48m以下
- 高さ:2.00m以下
- 排気量:660cc以下
- 定員:4人
特徴としては、ナンバープレートが黄色だったり、普通車に比べてサイズが小さいなどがあげられます。
軽自動車と普通自動車の違い
軽自動車と普通車の違いをまとめると、以下のようになります。
- 軽自動車は乗れる人数が少ない
- 普通車に比べて燃費が良いから節約になる
- 軽自動車の方が自動車税が安い
- 普通車に比べて車検の費用がかからない
普通車と軽自動車の大きな違いは維持費の安さです。
税金が普通車より安かったり、ガソリンの消費が少なかったりするため軽自動車の方がお得に利用できます。
軽自動車の車検に関する基本知識
軽自動車を車検に出す際、より費用を抑えるためには車検について基本的なことを知っておく必要があります。
車検を利用する上で知っておきたいポイントを詳しく見ていきましょう。
軽自動車の車検とは?
車検の正式名称は「自動車検査」です。
車検によって、車が公道を走るのに適しているのかを検査します。
車検を受けることは法律で義務付けられており、お金がかかるから車検を受けないということはできません。
もし車検を受けず、期限が切れた車を運転すると道路運送車両法に違反することになってしまいます。
軽自動車の車検の有効期限は?
車検の有効期限は2年または3年です。
新車を購入後、3年経ったら1回目の車検を受ける必要があります。
1回目の車検を受けたらその後は新車5年目、7年目、9年目と2年おきに車検を受けなければいけません。
車検を行う場所までは、基本的に運転して車を持っていくことになるので、車検の期限が切れる前に車検を行う必要があります。
万が一車検が切れてしまった場合は、業者に依頼して運んでもらうことで車検を受けられるようになります。
ただし運んでもらう場合は手数料がかかるので、費用を抑えるためにも運転して車検の場所に持って行くことが重要です。
軽自動車の車検はどこで受けるの?
車検は以下の場所で受けることが可能です。
- ディーラー
- 車検専門店
- 整備工場
- カー用品店
- ガソリンスタンド
それぞれの特徴について、簡単に見ていきましょう。
車検を受ける場所1:ディーラー
ディーラーでの車検は、非常に品質が高く、長い期間車に乗りたい方におすすめできる方法です。
メーカーがかかわる車検の方法となるため、車に対して非常に高い整備能力を持っているからです。
そのため安心感を持って車検を受けることができます。
ただし整備の際はメーカー純正の部品を使うので、他の方法に比べて割高になることが多いです。
ディーラーの車検は、お金はかかるけど、安心して長く車に乗りたい方向けです。
車検を受ける場所2:車検専門店
車検専門店は、名前の通り車検を専門とするサービスです。
検査のスピードが非常に早く、1時間以内で終わることもあります。
そして技術もしっかりとしているため、安心して車検を受けることが可能です。
ただしあくまで検査がメインとなります。
不備のある部品は交換してもらえますが、予防のための備品交換をしない場合もあるので、注意が必要です。
車検を受ける場所3:整備工場
費用を抑えつつ、スピーディーな車検を行ってくれるのが整備工場です。
整備工場には指定工場と認証工場の2つがあります。
その中でおすすめなのが、指定工場です。
指定工場は地方運輸局の認証を受けることによってなることができるため、指定工場であるだけで高い技術や良い設備という証明になります。
また厳しい審査に合格する必要があるため、どの工場も指定工場になれるというわけではありません。
そんな指定工場で車検を受ければ、安心のできる高い技術で車を見てもらえます。
さらに指定工場は設備が整っているため、すぐに車検を済ませることができます。
一方で認証工場は検査ラインがないため、最終的に陸運支局に持ち込まなければいけません。
車検のスピードや技術、安心面を考えて整備工場で車検を受けるなら指定工場がおすすめです。
車検を受ける場所4:カー用品店
カー用品店は部品交換をすぐにできる可能性があったり、比較的安くで車検を済ませることができたりするメリットがあります。
また車用品を豊富に揃えているので、パーツやエンジンオイルなどを自分好みで選べるのも大きな特徴です。
ただしあくまで車検は専門外。車の備品を販売するのが専門です。
利用する店舗によって、整備士の経験や技術が様々なので、当たり外れの差が大きいと言えるでしょう。
車検を受ける場所5:ガソリンスタンド
最近ではガソリンスタンドでも車検を受けられるようになりました。
ガソリンを入れに行くような感覚で、気軽に車検を受けることができます。
ガソリンスタンドは、24時間受付していることもあるので、忙しい方におすすめの方法と言えます。
また費用も比較的安価なので、少しでも負担を減らしたいという方にもおすすめです。
ただし車検の設備がない場合は、下請けの業者が車検を行うことになります。
下請けする場合の手間がかかったり、知らない業者が車検を行うという不安感があったりすることもあるでしょう。
とりあえず車検を行えればそれでいいと考える方向けの方法と言えます。
軽自動車の車検に必要な書類や持ち物は?
ディーラーや車検専門店など、車検を依頼する際に必要な持ち物は以下の通りです。
- 認印
- 車検証
- 自動車納税証明書
- 自賠責保険証明書
どこで車検を受けるとしても、必要な持ち物・書類は変わらないので紹介した4つを用意しましょう。
車検証は自動車を利用する際に必ず持っておかなければいけない書類です。
ほとんどの場合は、ファイルに入れてグローブボックスに入っていると思われます。
自動車納税証明書は自動車税を払ったことを証明する書類です。
公共料金をコンビニで支払う際に持っていく紙のようなイメージです。
納税後に支払いの証明書が渡されるので車検まで持っておきましょう。
軽自動車の車検にかかる費用の内訳は?
車検とひとくくりにすることが多いですが、実際は車検費用の中に細かい内訳があります。
そして車検にかかる費用は業者によって変わる価格と変わらない価格があるため、内訳を知っておくことは非常に重要です。
以下で費用の内訳について詳しく見ていきましょう。
軽自動車の法定費用
法定費用とは国によって定められた金額です。
そのため、どの業者に頼んだとしても法定費用の価格は変わりません。
法定費用は以下の3つとなっています。
- 重量税
- 自賠責保険料
- 印紙代・証紙代
それぞれの項目について、金額を紹介していきます。
重量税
重量税は車の重さによって決められる金額です。
普通車の場合は車両の重さ0.5トンごとに自動車税が増えますが、軽自動車の場合は車両の重さにかかわらず一定の自動車税です。
軽自動車の重量税は以下のようになっています。
エコカー | 5,000円 |
---|---|
新車から13年未満 | 6,600円 |
13年経過 | 8,200円 |
18年経過 | 8,800円 |
乗っている年数によって重量税が変わることを理解しておきましょう。
またエコカー減税が適用されたら免税になったり、50%の減税により2,500円になったりします。
自賠責保険料
自賠責保険料は、24ヶ月だと17,540円、36ヶ月だと23,520円です。
3年の自賠責保険料を払うのは基本的に新車を購入したときなので、車検の際は24ヶ月分を支払うと認識しておけば問題ないでしょう。
印紙代・証紙代
軽自動車の場合、指定工場で車検を受けると印紙代が1,500円もしくは1,300円、証紙代は400円で合計1,900円もしくは1,700円です。
認証工場で受けた場合は印紙代は500円、証紙代は2,000円で合計2,500円が発生します。
指定工場か認証工場かで、印紙代と証紙代は異なるので注意が必要です。
軽自動車の車検基本料
車検基本料は実際に車を点検するために必要な料金や人件費と考えれば問題ないです。
利用するサービスによってかなり変わるため、費用を安く抑えたいなら車検基本料を低価格で済ませられる業者に依頼するのがおすすめです。
ただし価格が高いサービスはその分保証がしっかりしているなどのサポートが充実しているため、一概に悪いサービスとは言えません。
価格とサポートのバランスを考えて業者選びをすることが重要です。
軽自動車の整備費用
車検が終わって、車の整備が必要と判断された際に必要となる費用です。
車の状態が良ければ、抑えられる費用となっています。
軽自動車の車検費用を抑えるためには?
軽自動車を車検に出す際に費用を抑えるためのポイントを3つ紹介していきます。
コスパが良い!の基準を決める
車検は、どの業者を選ぶか?ということの前に、どのタイプのお店に車検をお願いするかを選ぶところからスタートします。
- ディーラー
- 車検専門店
- 整備工場
- カー用品店
- ガソリンスタンド
単純に料金の安さで選ぶなら整備工場でしょう。新車で購入した方の場合は安心感という意味でディーラーがお得と感じる方がいるかもしれません。
仕事の都合で日中は時間が作りにくい方なら、遅い時間でも営業しているガソリンスタンドがお得と感じるかもしれません。
料金なのか、安心感なのか、利便性なのか、あなたの中での「コスパが良い」と感じるポイントを決めて、どのタイプの業者に依頼するか選ぶことをおすすめします。
日頃のメンテナンスが大事!
日頃からメンテナンスを行うことで、車検時の整備にかかる費用を抑えることができます。
日頃から車のメンテナンスを行うことで、常に整備された状態となり、不備が発生しにくくなるからです。
もちろん完全に不備がなくなるということはないですが、普段からメンテナンスをすることで車検費用を抑えつつ、車を長く利用できるようになります。
結果として整備の費用や買い換えの費用がかからないため、コストを抑えることに繋がります。
ユーザー車検も視野に!
ユーザー車検は業者に依頼せず自分で車検を行う方法です。
車検についての知識が必要だったり、運輸支局に行く時間が必要だったりしますが、業者に依頼する場合と比較してかなり費用を抑えることができます。
今はネットで車検の情報を調べることができるので、以前に比べてユーザー車検のハードルも下がっています。
自動車の知識がある方、DIYが好きな方、時間がある方にはユーザー車検もおすすめです。
軽自動車でも車検費用が高くなる時も
基本的に普通車よりも車検代が安い軽自動車。しかしながら13年以上乗り続けると車検にかかる費用が高くなってしまいます。
13年目以降は重量税が高くなり、加えて整備費用がかかることも多くなるからです。
車は長期間に渡って利用するものですが、あくまでも消耗品なので長期間使っていると故障が発生したり、買った当初よりも機能が落ちたりします。
そのため長く乗れば車の購入費用は抑えられますが、車検費用やメンテナンス費用は高くなってしまうことを理解しておきましょう。
軽自動車の車検費用が安い大手3社!比較ランキング
軽自動車の車検費用が安い大手3社のランキングを紹介していきます。
以下で紹介する車検サービスなら、料金を抑えて「コスパが良い」を実感できる車検を受けられると思います。
今回おすすめする車検サービスは以下の3社。
1位:楽天Car車検
1位の楽天Car車検は、口コミと価格、満足度という3つのランキングを参考にして車検を行うサービスを選べるサイトです。
見積もりと車検完了で楽天ポイントを500ポイントもらえたり、友達紹介でポイントをもらえたりするサービスとなっており、楽天ポイントを貯めている人にはお得な車検サイトです。
価格を重視しつつ、口コミや評価も参考にして失敗のない車検選びをしたい方におすすめです。
2位:EPARK車検
2位のEPARK車検は、全国2,000以上の店舗から安さに特化した車検を紹介してくれるサイトです。
EPARK車検で配布しているクーポンもあるため、より費用を抑えることができます。
車検を予約する前に見積もりを行うこともできるので、複数の車検で見積もりしてみて安いところを選ぶ方法も使えます。
3位:ホリデー車検
3位は、全国に約210ヶ所の拠点を持つホリデー車検です。
立ち会い車検を導入しており、作業内容や車の状態、予算に合わせた予防整備などを確認しながら車検を進めることができます。
完全予約制を導入しており、車検が終わるのも非常に早いです。
軽自動車の車検で悩んだら、ホリデー車検を利用してみてはどうでしょうか?
コスパ良くお得な車検を
軽自動車の車検について解説してきました。
車検費用を抑えるためには、安くで車検を行える業者に依頼すること、普段からメンテナンスして整備代がかからないことの2点が重要です。
今回紹介した安い車検ランキングは以下のようになりました。
それぞれ異なった特徴があるので、あなたのニーズに合ったサービスを利用してみてください。
本記事を参考に、人生これから何度も受けるであろう車検の費用を抑えてもらえればと思います。