1月28日(日)、東京・お台場で日本クラシックカー協会が主催する「ニューイヤーミーティング」が開催されたことは既報のとおり。実は同じ日、横浜の「日産スタジアム」で、もうひとつのニューイヤーミーティングが開催されていました。その名も「New Year Meeting in 日産スタジアム」です。
ただしこちらはミニを中心としたカーイベントです。ミニといっても現代のBMWミニではなく昔のミニです。そのこともあり会場は英国ムードがそこかしこに漂い、集まったミニのかわいらしさもあって、ほんわかとしたムードの中で行われていました。英国車らしくこだわりを持つオーナーも多く、何人かに一人は「山高帽にコート」といった出で立ちだったのが印象的です。
ひとくちにミニといっても、その年式や仕様は1台1台すべて違う。カスタムするのもミニの醍醐味だ
かわいらしい印象が強いミニだが、当時はラリーでも活躍していた。このクルマはそんな当時のラリー風
左のモデルはボディを延長して積載性をアップさせたトラベラー。現代のミニ・クラブマンのご先祖様だ
エンジンルームまで美しく仕上げられている。オーナーのこだわりとミニ愛を感じる
英国が味わえるフリマイベント
イベントの中心は、フリーマーケットで、オーナーさんが思い思いの物品をクルマのそばで販売していました。また、ACEカフェさんは企業として出展。自社の上着やアウトレット品など、これを機に手に入れたくなるようなアイテムが多数そろえてありました。
ケータリングも、ニューイヤーミーティングin日産スタジアムの楽しみのひとつ。よそとは少しばかり違っているのは、英国車イベントらしいお店が出ていることです。もちろん、カフェや焼きそばなどのお店も出ていましたが、そこは英国ミニのイベントフィッシュ&チップスのお店が、入ってすぐの場所に鎮座していました。しかも、中で調理をするのは生粋の英国人だというではありませんか。
ミニではなくともミニを感じるクルマたち
参加していたクルマの中には、ミニのようでミニでないクルマやミニの血筋を持つクルマの姿も見られました。そう聞くと、「なんのことやら……」と思うかもしれませので、写真をご覧いただきましょう。
ネコがお供のこちらのクルマ、もちろんミニの顔はしていますがミニではありません。ベース車両は、ダイハツ・ミラウォークスルーバン。非常に仕上がりもよく、お店番のネコと相まってとても微笑ましい空気が漂っていました。フロント移植のみかと思ったら、聞けばエンジンもスワップしミラターボ用を載せているとか。
こちらは1950年代のクーパー。そうです、かの「ミニクーパー」を手掛けたのが「クーパー・カー・カンパニー」でした。レーシングカーの「T51」などの時代のクルマのようです。詳細をお聞きできなかったのが残念。
その他にもミニの集まりとは言いつつランドローバー・ディフェンダーやレンジローバーで参加されている方もいました。これも英国風味の強いクルマですね。日産スタジアムで行われた、クラシック・ミニによるもうひとつのニューイヤーミーティング。そこには、ミニを愛する人たちによって作られた小さな英国がありました。
text & photo by きもだこよし, edit by 木谷宗義+Bucket
<関連リンク>
New Year Meeting in 日産スタジアム Facebook
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