快晴に恵まれた1月7日、栃木県佐野市の佐野駅前と佐野商工会議所駐車場で、第4回佐野ニューイヤークラシックカーミーティングが開催されました。出展車の条件は、1946~1999年に生産されていること。マツダ車を中心に、国内外のクラシックカー約90台が集まりました。
この日は、佐野ラーメンやいもフライ、耳うどんなど、佐野市のソウルフードが集結した「さの新春 うんめいもんまつり」も開催されており、多くの来場者で賑わいました。
アイドルユニットのライブも開催されて大盛況だった「さの新春 うんめいもんまつり」。
佐野駅前には、歴代マツダ車が大集結
佐野駅前の第一会場には、歴代のマツダ車がズラリ!特に昨年生誕50周年を迎えたコスモスポーツが8台も!!他には今年で生誕40周年の初代と2代目のサバンナRX-7、オートザムAZ-1、AZ-1のOEM車だったスズキ・キャラ、そして希少車、ルーチェロータリークーペ等の姿もありました。
昨年、生誕から50周年を迎えたコスモスポーツがズラリ!
初代&2代目が並んだサバンナRX-7。初代SA22C型は今年で生誕40周年。
希少車、ルーチェロータリークーペ。前輪駆動を採用した優雅なフォルムのクーペ。
素晴らしいコンディションでバラエティに富んだ出展車
マツダ車以外にも様々な車がありました。数十年もオリジナル状態を保っている個体も多く、オーナーが注いでいる愛情の深さが感じられます。それではその一部をご紹介しましょう。
圧倒的な存在感と輝きを放つ、1970年式 M・ベンツ280SE。3,5L-V8エンジンにフロアATの組合せ。
初期の日野・コンテッサ。リヤに900ccのエンジンを搭載している。半世紀以上前に生まれた貴重な実働車だ。
今となってはなかなかお目にかかれない2代目ホンダ・シビック後期型、サンルーフが付いたスポーティグレード、CX-S。
2代目シビックのトピックは、集中ターゲットメーターの採用。スピードとタコメーターが一体になっている。
現役と思われるこのスバル・レックスも、早30年前の車となったことに驚く。これは4ナンバーのボンバン。当時は個人ユースでもバンが主流だった。
1984年式 いすゞ・ジェミニZZ/T。初代ジェミニは、1974年から10年超のロングセラーモデルとなった
ホットなカスタムも旧車の楽しみ方のひとつ
オリジナル状態が保たれたクラシックカーが大勢を占める中、一際異彩を放つ1台を発見。ロワードフォルムがカッコいい、1969年式ホンダ・N360です。
ただならぬ雰囲気を醸し出す、1969年式 ホンダ・N360。他車のパーツを上手く流用している。
現オーナーが30年以上も所有。コツコツとカスタムを重ねてこの姿に。フロントリップスポイラーはR30型スカイラインのリヤスポイラーを、サイドマーカーは元祖パイクカーのBe-1を流用しています。驚かされたのはテールレンズ。なんと、初代シビック用とのことです。アイデアと独創性に溢れた仕上がりはお見事。少しずつ手を加えていくことも、1台の愛車と長く付き合うコツかもしれませんね。
テールレンズは初代シビックを流用しており、見事な仕上がり!
幅広い人が楽しめた佐野ニューイヤークラシックカーミーティング
「さの新春 うんめいもんまつり」と同時開催だった、第4回 佐野ニューイヤークラシックカーミーティング。つまり、佐野市のグルメ+クラシックカーで楽しめたということです。車好きのみならず、家族連れや若いカップルの見学者も多かったので、幅広い人にクラシックカー、車の歴史というものに触れてもらえる良い機会になったのではないでしょうか?
text & photo by くるトピ編集部