事故、故障、車検切れ、何かしらの理由で乗り続けることが出来なくなった車を引き取る廃車買取サービス。
走行不可であるはずの廃車の買取がビジネスとして成立するのには、実は廃車買取ならではの「からくり」が存在します。
このからくりについて、廃車が売れる理由6つを徹底的に解説していきます。
廃車買取のからくりとは?廃車が売れる6つの理由
早速、廃車買取、つまり最悪自走できずとも買取をしてくれるサービスが成り立つ、そのからくりに迫ってみましょう。
からくり1.海外で需要がある
日本で商品価値が見いだせない車両でも、海外においては需要がある、という点です。
日本においては買い手が付かないであろう、ボロ車でも海外では立派に商品になるパターンです。
実際、低年式の10万キロ~数十万キロ走破車となると日本では売れず、販売店も仕入れません。
しかし走行できないかというと、コンディションは良好という車両も多くあります。
これは日本の車検システムや、日本車の素性の優秀さ、あるいは日本人ユーザーの特性も踏まえている可能性がありますが、海外の国によっては魅力的な商品ということです。
実際、低年式で多走行といえるほど乗りつぶし、整備はほぼしてこなかった上、壊れてガレージに放置した、というオーナーさんは決して多く無いのではないでしょうか?
長く乗るつもりで、それなりに整備にも資金を使ってきた、という車両は海外に運んでからも元気に余生を過ごしているかもしれません。
からくり2.パーツとして販売できる
重要な利益確保の手段となるのが、個々のパーツの販売です。
例えばオーディオやカーナビは外して販売が可能です。
カスタムカーならばバケットシートやホイル、車高調、スポーツタイヤも個々に需要があるはずです。
一般的な車でも、バンパーなどは、事故やキズを付けた場合、同型車オーナーは定価で買うよりも安く購入可能で需要が見込めます。
からくり3.修理して販売できる
そもそもその車両が、まだまだ走れる、商品価値がある、と業者側が判断する可能性もありますし、その見極めも腕前といえます。
自社工場があったり、中古車販売店舗があるような業者であれば、修理を施し再販売をすることで、利益を上げることも可能です。
からくり4.資源としてリサイクルできる
あらゆるパーツを外し、素材を分別する中で、資源としてリサイクルできる部分が多くあります。
最終的に鉄資源や非鉄資源に価値を見出すことが可能で、その中には希少なレアメタルも含まれます。
車には資源が多く含まれていますので、安定した利益が得られます。
2005年には自動車リサイクル法が施行され、車はスクラップし鉄資源の再利用が義務づけられています。
こういったサイクルのなかで、きちんと収益が上がるというのも重要です。
からくり5.オークションに出品する
オークション出品し、その車を必要とする業者を探す方法です。
自社での販売網、客層においては販売が厳しくとも、より商品価値を見出す業者がいると見込んだ場合には有用な方法です。
勿論、不動車であっても、その車両を必要としている人・業者がいるでしょう。
それはパーツ取りであったり、修理後の再販売かもしれません。
より広くその車両を周知することで、販売利益を生む可能性があります。
からくり6.還付金がある
最後に、還付金の存在です。
普通車の廃車を行うと、自動車税、自動車重量税、自賠責保険の過払い分が還付されます。
自動車税に関しては、自治体より還付通知が送られてきますが、他について還付するかは業者次第というのが現状で、返金しないのであれば自社の利益となります。
例えば、ユーザー側からすると廃車買取=3万円(還付金含)となっている可能性があるということです。
これは業者ごとに確認するか、Webにてチェックしておくと後々のトラブル回避になるでしょう。
からくりを理解した上での廃車買取業者の選び方
ここまでご説明したからくりを理解したうえで、廃車買取業者をどのように選ぶか、考えていきましょう。
自社で解体が可能な業者か
自社で車両の解体・リサイクルが可能、つまり工場を所有している業者がおすすめです。
自社工場が無い場合、買い取った車両は別の工場保有の業者に委託し解体することになります。
それだけ余計な仲介料や中間コストがかかり、買取価格にも悪影響を及ぼしている可能性があります。
手数料がかからないか
各手数料がかかるのか、無料なのかという点も重要です。
書類手数料やレッカー費用などがかかるようだと、手元に残る買取価格は微々たるものになってしまいます。
各種無料サービスがあるか、まずはwebで情報収集をしつつ、電話などでも確認するとトラブルを防げるでしょう。
あまりにも高い買取価格を提示されていないか
廃車買取業者の業態を考えると、際立って高額な買取価格が提示される可能性はほぼありません。
該当車両に対して、相場を無視した価格がつくことは、現実的にまず有り得ないのです。
その為、車両にあまりに高い価格がつくようであれば、高い査定額で関心を持たせ、とりあえず商談に持ち込もうとしている可能性があります。
とにかく他社でなく自社におびき寄せ、理由を付けて安い査定金額にし、契約させようとしているかもしれません。
そういう意味では、適正な価格の中で高額買取り、というのが安心と考えられます。
還付金が丸々戻ってくるか
車を廃車にすると、所諸条件によりますが、自動車税、自動車重量税、自賠責保険について還付金が戻ってくる場合があります。
この還付金の扱いについて、まず説明があるか、その還付金がユーザー側に戻ってくるのかが重要です。
一般論として、還付金は買取り額とは別に上乗せされるはずですが、還付金については説明義務が無い為、買取業者の利益となっている場合もあります。
還付金はどの項目でいくらあり、それは査定とは別に返ってくるか、説明をしてもらいましょう。
商談をする中で、業者側からしっかり説明があるならば、安心できるというものです。
廃車買取と他処分方法のからくりの違い
ここまで廃車買取の業態についてフォーカスしてきました。
簡単にではありますが、他に代表的な車両の処分方法、下取りと中古車買取のからくり・仕組みをみていきましょう。
下取りのからくりとは?
下取りは、新車や中古車を購入する際、不要になる(今まで乗っていた車、乗り替えされる車)を査定見積してもらい、購入見積内にその金額を値引きとして記載し、また車両を引き渡す方法です。
車両購入と車両処分を、お店・営業マン共に一本化できるため利便性が高く、納車まで下取り車に乗っていて良いとするケースもあります。
一般的に、中古車買取店などに出すよりも査定価格は低い傾向にあります。
中古車買取のからくりとは?
中古車買取業者に査定してもらい、金額が折り合えば買取、引き渡します。
一般的に、その買取店舗で買い替えを伴わないやり取りを指しますので、買い替え時ならば買取と車両購入は他店舗で行われます。
その為、納車時まで買取車両に乗っていられるわけではなく、即時あるいは短期間での引き渡しを要求されるので、スケジュール管理を予め考慮する必要があります。
また車両購入と買取で書類作成、交渉先が別になるので、忙しくなりがちです。
まとめ
廃車買取という手段は、長いカーライフの中でもめぐり合わない方も多くいらっしゃるはずです。
しかしいつ利用するかもしれないため、是非知識として覚えておきたい内容です。
また高齢化社会、免許所持率の低下などで、車の処分に困ってしまうケースも生まれています。
自分には関係ないようですが、実は身近な業務形態なのかもしれません。
このように廃車買取業を普段から意識している方は多く無いかと思いますが、いざ廃車の検討を始めようとすると、取っ掛かりもなく困ってしまうものです。
当サイトではおすすめの廃車買取業者をランキング形式で紹介している記事もございます。
是非ご一読ください。
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