ツートンカラー車とは?昔から現在までなぜ人気があるのかを解説

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街中でカラフルなツートンカラーの車を見て、憧れた人はいらっしゃいますか。
現在、軽自動車を中心にツートンカラーの車が多く販売されています。

本記事では、ツートンカラー車の概要、歴史、メリットとデメリット、おすすめ車種を解説します。

目次

ツートンカラー車とは?


ツートンカラー車の概要、歴史、人気の理由を解説します。

ツートンカラー車とは?

ツートンカラー車とは、異なる2色でボディが塗装された車のことです。
現在は軽自動車を中心にパステルカラーやビビッドカラーのツートンカラー車が多く販売されています。

ツートンカラー車の歴史

国内のツートンカラー車は1960年代に生まれました。
1961年式ダットサン・フェアレディ1200にはレッドとホワイト、1961年式日産ブルーバード・ファンシーDXにはピンクとクリーム色のツートンカラーが採用されています。

流行が過ぎ去り、その後10年以上ツートンカラーの人気は下火でした。
しかし、1979年に発売された日産フェアレディz(S130系)で「マンハッタンカラー」と呼ばれるシルバー×ブラックやシルバー×ブルーのツートンカラーが採用され、人気を博しました。

近年は高級スポーツカーではなく、軽自動車に多く採用されています。

軽自動車でツートンカラー車が人気の理由

軽自動車には近年、スーパーハイトワゴンタイプやSUVタイプといったさまざまな選択肢があります。
しかし、軽自動車の限られた規格内で性能を担保しようとすると、どうしても軽自動車の外見は似通いがちです。

軽自動車でも外見で個性を出して周囲と差別化したい人にとって、ツートンカラーは魅力的です。
車のボディ形状や機能で個性を出せなくても、簡単に独自性を出せます。

ツートンカラー車のメリット・デメリット


ツートンカラー車のメリットとデメリットを解説します。

ツートンカラー車のメリット

ツートンカラー車は、多くのバリエーションから好きな配色を選べます。
周囲と被りにくい個性的な配色を選べば、特別感や愛着が増すでしょう。
出先の駐車場で自分の車を見つけやすいメリットもあります。

ツートンカラー車のデメリット

ツートンカラー車は、塗装に追加費用がかかることがデメリットに挙げられます。
たとえば2023年12月時点で現行のスズキ・ハスラーの場合、ツートンカラーにするために費用が44,000円(税込)かかります。

塗装補修にかかるコストが高額になる可能性もあります。
たとえばボディの傷が両方の色の箇所に達していた場合、単色よりも手間がかかるためコストが上がります。

ツートンカラー車には、流行り廃りがあることもデメリットです。
あまりにも個性的な配色にすると、流行遅れでなくとも自分が飽きてしまう可能性もあります。

ホワイトやシルバー、ブラックのような定番カラーの車は、常に一定の人気があります。
派手なツートンカラー車は、手放す際に定番カラーの同車種よりも下取り価格が低くなるかもしれません。

おすすめなツートンカラー車5選

※ピックアップをお願いします(軽自動車3,旧車<ネオクラシック含む>2)

おすすめのツートンカラー車は以下の5つです。

  • ダイハツ ムーヴキャンバス
  • スズキ ハスラー
  • ホンダ N-BOX
  • 日産 スカイライン2000RS(DR30型)
  • 日産 シルビア(S13型)

それぞれの車の特徴を解説します。

ダイハツ ムーヴキャンバス


ダイハツのムーヴキャンバスは、若い女性向けの軽トールワゴンです。

ムーヴキャンバスの「セオリー」タイプは単色のみですが、「ストライプス」タイプには、8パターンのツートンカラーが用意されています。
上品で大人っぽい「セオリー」タイプと可愛らしい「ストライプス」タイプでインテリアカラーは異なり、搭載装備やグレードの構成、価格は変わりません。

可愛らしい雰囲気のホワイトパール×アプリコットピンクやホワイトパール×シトラスイエローだけでなく、ホワイトパール×メタリックグレーのような落ち着いたカラーもあります。

さまざまな座席アレンジが可能で、前席をフルフラットにして横になったり、後席だけ倒して大きな荷物を乗せたりできます。

衝突回避支援ブレーキや標識認識機能といった予防安全機能「スマートアシスト」が搭載され、運転が苦手な人でも安心して運転できるでしょう。

スズキ ハスラー


スズキのハスラーは、クロスオーバーSUVタイプの軽乗用車です。
「遊べる軽」をキャッチコピーとしており、街乗りだけでなくアウトドアにも向いています。

前述したように、2023年12月時点の現行モデルでは44,000円(税込)でボディをツートンカラーにできます。
オレンジ×ガンメタリックやイエロー×ベージュといった個性的な配色が特に「遊べる軽」であるハスラーらしいといえるでしょう。

デュアルカメラブレーキサポートや誤発進抑制機能といった予防安全機能「スズキ セーフティ サポート」も充実しています。

ホンダ N-BOX


ホンダのN-BOXは、トールワゴン型の軽自動車です。

N-BOXのグレードのうち、シートやホイールが豪華な「CUSTOM コーディネートスタイル」「 CUSTOM ターボ コーディネートスタイル」なら、ルーフとボディで分かれたツートンカラーが選べます。
ルーフはブラックのみですが、ボディはパールホワイト、パールグレー、メタリックレッドの中から選択可能です。

前方の広角カメラと8つのソナーセンサーで危機を察知する予防安全機能「Honda SENSING」が搭載され、運転初心者でもリラックスして運転できるでしょう。

日産 スカイライン2000RS(R30型)


画像引用:restored
日産のスカイライン2000RS(R30型)は、1980年代に販売されたセダンです。
「鉄仮面」という愛称で、ファンに根強い人気があります。

ボディ上部がガンメタリックで下部がブラック、上部がレッドで下部がブラックのものなどがあります。

近年のセダンでは見かけない、フロントグリルがない独特なデザインが魅力です。

日産 シルビア(S13型)


画像引用:みんカラ
日産のシルビア(S13型)は、1988年から1993年まで販売されたクーペです。バブル時代に周囲の女性にアピールできる「デートカー」として人気を博しました。

ライムグリーン×グレー、オフホワイト×グレー、パープルシルバー×グレー、イエローシルバー×グレーなど、さまざまなツートンカラーのバリエーションがあります。

日産スカイライン2000RS(R30型)同様に、近年では見かけないスポーティながらもレトロなデザインが魅力です。

まとめ


ツートンカラー車の概要、歴史、メリットとデメリット、おすすめ車種を解説しました。

ツートンカラー車は、国内では1960年代に注目を浴びました。
その後流行り廃りを繰り返し、現在は軽自動車を中心に人気を博しています。

気になる車があったら、販売店に赴いてチェックしてみましょう。

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