皆さんは、高速道路やスピードの出がちな一般道に設置されている「オービス」という機械をご存じでしょうか。
オービスは一定以上の速度超過を自動で取締る装置です。
その取締りとは速度超過した運転者、ナンバープレートを撮影することで、後日ドライバーに違反を通知するものです。
また取締り時オービスは光るといわれますが、実際のところはどうなのでしょうか?
光った姿を見ないに越したことはありませんが、知識として覚えておいてはいかがでしょうか。
記事内では光る基準、罰則についてもご紹介いたします。
オービスが光ったか確認する方法はある?
まずオービスは取締り=動作時に光ります。
しかし光ったとして自分が対象になったのか、取締りを受けたのか不安だ、と思うことがあるかもしれません。
この場合の対応や認知方法はあるのでしょうか。
警察に問い合わせてもよい?
問い合わせて怒られるということはないでしょうが、基本的には状況の確認は出来ません。
まずオービスのデータを警察で解析し、車両を特定する必要があります。
警察としても確認中に、何かしら情報を伝えるのは難しいでしょう。
オービスが光ったか確認する方法は通知書のみ
オービスによる取締りを受けたか判明する=確認する方法は通知書のみです。
自身がオービスを光らせた可能性や自覚があるとしても、通知書が手元に届くまでは待つしかありません。
ちなみに光ったとしても通知が来ないことがあります。
例えばフィルム切れによるフラッシュの空焚きや運転者の顔・ナンバーが明瞭に撮影できなかったといった理由が挙げられます。
オービスが光ってから通知書が届くまでの流れや期間
オービスを光らせてから通知書が届くまでの期間についても、ご説明します。
これは撮影の画像状況、捜査状況、あるいは警察側が捜査に手を付ける順番によっても変わってくると考えられます。
あくまで参考ですが、概ね数日~ひと月前後で通知書が所有者住所に届きます。
光らないオービスはある?
基本的にオービスは光ります。
光ることでドライバーに危険を認知させる、取締りを受けていると認識させるためとされます。
つまり強く、明るく光るようにしています。
しかし運転者側が光っていなかったと判断してしまうパターンがあります。
例えば、以下のような事例です。
- Nシステム(自動ナンバー読み取り装置)をオービスと誤認した
- 撤去していないダミーのオービスを見た
- スピードメーターの見誤り
走行に集中していると、光を見逃してしまうかもしれません。
まずは光ったor光っていないか気にしないでもいいよう、安全運転を心がけましょう。
オービスが光る基準とは?
さてそもそもオービスが光、つまり取締りを行う基準はどこにあるのでしょうか。
速度、位置、光の色についてご説明いたします。
オービスが光る速度
オービスは一定以上の速度超過を検知した場合、光る=取締りを行います。
速度はあくまで目安ですが、一般道で30km/h、高速道路で40km/h以上の速度超過に反応するとされます。
具体的なオービスの運用基準、取締り速度は公表されていませんので参考として覚えておきましょう。
オービスが光る位置
オービスの光は、ドライバーに対する取締り実施の通知、速度超過による危険を知らせる役割があるとされます。
つまりドライバーが視界に捉えなければなりません。
設置位置に関わらず、ドライバーの前方で自身に光が向けられたと判断できる位置、警告・視認可能な範囲で光るよう調整されています。
オービスが光る色
オービス発光の色についてはどうでしょうか。
基本的にオービスは赤く光りますが、白く発光するタイプもあります。
またドライバーへの通知を考えれば、ある程度強く光る必要があるでしょう。
オービスを光らせた際の罰則
オービスを光らせることで受ける罰則はどうでしょうか。
この項では、一般道と高速道のそれぞれで取締りを受けたと仮定してみましょう。
一般道でオービスを光らせた場合
30km/h以上の速度超過であれば、10万円以下の罰金、6点の違反点数となります。(30km/h以上50km/h未満)
50km/hオーバー以上であれば違反点数は12点となります。
ただし、オービスがより低速の速度超過に対して取締りを行うことも考えられます。
30km/h未満の超過、つまり罰金でなく反則金のパターンについてもご覧ください。
普通車 | 大型車 | |
---|---|---|
25km/h以上30km/h未満の超過 | 18,000円 | 25,000円 |
20km/h以上25km/h未満の超過 | 15,000円 | 20,000円 |
15km/h以上20km/h未満の超過 | 12,000円 | 15,000円 |
15km/h未満の超過 | 9,000円 | 12,000円 |
点数についても、同様にまとめます。
違反点数 | |
---|---|
25km/h以上30km/h未満の超過 | 3点 |
20km/h以上25km/h未満の超過 | 2点 |
20km/h未満の超過 | 1点 |
30km/h以上50km/h未満の超過 | 6点 |
50km/h以上の超過 | 12点 |
高速道路でオービスを光らせた場合
高速道路でのオービス発光が40km/h以上の超過とした場合、10万円以下の罰金、6点の違反点数です。(40kn/hオーバー以上50km/h未満)
50km/hオーバー以上であれば違反点数は12点となります。
一般道と同様に、違反金・罰則金を表にまとめますので、確認してみましょう。
普通車 | 大型車 | |
---|---|---|
35km/h以上40km/h未満の超過 | 35,000円 | 40,000円 |
30km/h以上35km/h未満の超過 | 25,000円 | 30,000円 |
次に違反点数についても、表を見てみましょう。
違反点数 | |
---|---|
25km/h以上40km/h未満の超過 | 3点 |
40km/h以上50km/h未満の超過 | 6点 |
50km/h以上の超過 | 12点 |
まとめ
スピードを出してしまうということは、誰しもあり得ることです。
基本的にオービスが光るということは、相当な速度超過をしていると考えられます。
危険な状態である自覚を促し、速度を落とさせる必要があります。
また自覚を促すことで安全運転につながるよう、オービスが設置されていると理解するべきでしょう。
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