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【新車情報】次期型の姿が明らかに!新型スバル・フォレスター

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スバルが今年3月のニューヨークオートショーにて世界初披露を行った新型フォレスター(米国仕様車)を国内でもメディア向けに公開しました。

現行型の受注も終了し、登場のカウントダウンが始まった新型フォレスターは、「冒険心を駆り立てること」と「乗る人全てが快適であること」を追求し、何処にでも行ける、どんな場所でも使えるSUVを目指したといいます。

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エクステリアは、現行型のイメージを受け継いでいますが、アスリートのようなたくましいボディとシャープなマスクが与えられ、より若々しいキャラクターへと進化しています。気になるボディサイズは、全長4625mm(+15mm)×全幅1815mm(+20mm)×全高1730mm(-5mm)とややワイドに……。しかしながら、サイズアップ分は全てキャビンの拡大に充てられており、特に後席スペースを拡大。前後共に快適性の向上が図られています。

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インテリアは、新生代インプレッサから取り入れた新デザインとなるのがポイント。ダッシュボードなど使いやすい従来型の基本レイアウトは踏襲しながらも、機能の充実化に加え、より質感向上にも力を入れたといいます。左右の座席感の距離も拡大されたので、ゆとりがアップ。特に後席では3名乗車時の使い勝手が高められています。

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ラゲッジルームは、開口部を1300mmに拡大。横向きにしたゴルフバックもスムーズに出し入れたが可能に。容量も+15Lの520Lとなりました。

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最大のニュースは、プラットフォームの一新でしょう。現行型インプレッサから取り入れたSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)を採用。さらにパワートレインも直噴化など全面的な改良が加えられた182hpの2.5L水平対向DOHCエンジンにCVTの組み合わせとなります。

4月25日より開幕した北京モーターショーには、モーターアシスト付き、つまりハイブリッド仕様が出展されているとのことなので、こちらの日本投入も有りそうです。ただ残念ながら、伝統のターボモデルは、廃止となる見込みです。

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新機能として「ドライバーモニタリングシステム」を追加。これは車内に設置されたカメラで、ドライバーの顔認識を行い、アイサイトと協調させ、居眠りやわき見を早期発見・警告を行う先進安全運転支援機能です。さらに顔認証による最大5名のドライバー情報を記憶させ、ドアミラー位置やシートポジションなどを自動的に調整できることもできるそう。メカニズムでは、悪路走破性を高める「X-Mode」を進化。標準モードに加え、路面状況に合わせた二つのモード選択が可能となりました。

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まだ公開されているのは、米国及び中国仕様のみですが、基本的な部分の変更は限られると予測されます。ただ日本仕様の詳細はまだ明かされていないので、新たなニュースもあるかもしれません。初夏には登場するという新型フォレスター。ライバル車には街乗りSUVが多い中、正統派SUVとして進化を続けるフォレスターがどのように仕上げられているか、注目です。

text & photo by OHTO Yasuhiro