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【塚本奈々美のCrazy for Cars Lap19】 ネッツ東京レーシングのピットの中、見せちゃいます

ネッツ東京レーシングの塚本奈々美です。

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ネッツ東京・脇阪寿一選手、塚本と86レース仲間の山﨑武司さん

皆さんはレーシングチームのピットの中ってどんなだか、ご存じですか?

今回はネッツ東京レーシングのGAZOO86/BRZレース最終戦(10月29・30日@鈴鹿)のピットの中をお見せしちゃいましょ~!

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レースは100台を超えるエントリーがあり、サーキットに特別に「86/BRZビレッジ」が特設され、そちらに各チームのピットが設営されるんです。

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テントだと時折風雨や猛暑に悩まされますが、86レースに参戦するトップドライバーを間近に観られるので、ファンには大変嬉しい点も「86/BRZビレッジ」の魅力の一つかな。

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折からの突風で、テントが飛ばないよう「おもし」役をする塚本です。

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「ミスタースーパーGT」脇阪寿一選手がいるすご~いピットなんです。

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右手前が脇阪選手の86、左の#773号が塚本の「ネッツ東京JKB 頭文字D86]号です。

↓ドライバー、メカニック、エンジニアで集まり、これまでのテストで得た内容をおさらいして作戦を練ったり、セットを決めます。

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こちら↓はトラブル診断しているところ。8

現在の車には電子制御がたくさんあり、それを車に内蔵されているコンピュータで管理してます。(皆さんの車にもありますよ!)

外部からパソコンを繋いで、車が何かトラブルを抱えてたり不調がないかを診断して、レースでトラブルが出ることを防いでいます。

皆さんもドライブに出かける前に車が何か不調を抱えないかなぁ?と、点検をしてね ^_^

例えば…
・変な音がしてない?
・タイヤ減ってない?
・エアー圧をガソリンスタンドで測る
などの簡単なチェックでOK!

↓ここではブレーキパッドメーカーのプロジェクトミューさんとパッド、ローターの「顔をみている」ところです(笑)

よし、これならいい状態だ!イケる!!などと会話してます(笑)

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「速く走ること=アクセルをたくさん踏むこと」とスピードが注目されがちですが、レースって実は「誰が一番上手に止まれるか?選手権」なんです。

ブレーキを制する者はレースを制する!

特にこのシビアな86ワンメイクレースではブレーキパッドとブレーキローターの相性や消耗を慎重に見ていきます。

↓こちらはアライメント測定。
車がスムーズに走ったり、また上手に曲がってくれるための、タイヤの微妙な横方向(開く閉じる)の角度を調整してます。

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そして、キャンバー測定。

これも車がスムーズに走り、上手に曲がってくれるためのタイヤの角度調整ですが、こちらは縦方向(角度をつける、起こす)の角度です。

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皆さんの車も納車される前に必ずディーラーさんが測定し、最適なセットにしてくれてますよ!

私たちはレース会場によってこまめにその数字を変えています^_^

↓こちらはロガー解析している場面ですね。

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レース業界では「嘘発見器」と言われてます(笑)ドライバーがどこをどのように走ったのか全てわかるロガーのデータを見ながら、メカニックとより速く走るためのセットを見つけていきます。

車をつくるヒト、運転をするヒトとレースは別々の役割が一丸となって戦う「チーム戦」の競技なので、このデータはとても重要です。

このコミュニケーションが成績に繋がると言っても過言ではありません。

↓ネッツ東京さんの社内レポート用のムービー撮影の風景です。この時はメカニックの皆さんも照明係りを買って出てくれてます(笑)。

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ピットではメディアの取材を受けることも多くありますね。

そして、ピットには多くの関係者やファンの皆さんが来てくれます。

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いつも私たちのピットに気軽に遊びに来て頂く、元セ・パ両リーグホームラン王の山﨑武司さん。

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応援に来てくれた女子カート部(JKB)メンバーのさくら、#773の運転席に乗ってご機嫌でした。

皆さん、私たちのピットの中、いかがでしたか?

GAZOO86/BRZレースは今季の最終戦も終わりましたが、この場をお借りして、素晴らしきチームの仲間たち、スポンサー各位、そして応援して下さった全ての皆様に今季の御礼を申し上げます。 

塚本奈々美   http://nana-jkb.com/
「くるまマイスター検定」アンバサダー