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【石川真禧照さんから出題!】あのトヨタ2000GTのパーツを流用しているクルマは?

10月31日(月)まで申込受付中の第4回「くるまマイスター検定」。過去問以外にどんな新しい問題が出るんだろう?と気になっている皆さんへ、くる検応援団の方々から毎週予想問題をいただくこととなりました!

第8回は、石川真禧照さんからの出題です!

01

次のクルマの中で、トヨタ2000GTのパーツを流用しているのはどの車ですか?また、そのパーツは何でしょう?
  • 1.セリカ1600GT の「サスペンション」
  • 2.トヨタ スポーツ800 の「ミッション」
  • 3.トヨタ 1600GT の「シート」
  • 4.カローラ27レビン の「エンジン」

解答:3.トヨタ1600GTのシート

02
トヨタ 1600GT(カタログより)

トヨタ1600GT は、1967年から68年までの約1年間しか生産されなかったGT カー。生産台数は2,226台(2,222台とも言われている)だった。そのボディは、65年に発売されたコロナハードトップをベースにしていた。コロナハードトップは、日本で最初に発売されたハードトップ車でもある。なぜそのクルマがコロナ1600GTでなかったのか。

03

トヨタ2000GT も1967年にデビューし、こちらは70年まで1回のマイナーチェンジをはさみ、約330台が生産された。2000GTと1600GTの間にはメカニカルな共通性はほとんどなく、なぜ1600GTが造られたのか、明確な答えをメーカーから聞いた記憶もない。

04

実際に1600GTのシートは2000GT用で、4段マニュアルミッションはコロナ1600Sと共通だったが、5段ミッションは2000GTのものを搭載していた。このためハイギアードすぎ、1速からの発進はかなりもったりしていたのを覚えている。

05
トヨタ 1600GT(レース車両)

この1600GTはレースにも出場し、スカイラインGTをおさえることもあった。開発の狙いはこのあたりにあったのかもしれない。

※他の選択肢について

06
セリカ 1600GTV(レース車両)

セリカ1600GTVは、72年にマイナーチェンジで加わったモデル。ヘビーデューティサスペンションを装着していたが、2000GTとは関係なかった。

07
スポーツ800

通称ヨタハチは65年から69年にかけて生産された。そのミッションは4段マニュアルだったが、ベースになった空冷エンジンのパブリカ用をチューンしたものだった。

08
カローラ27レビン(海外ラリー車両)

カローラ27レビンは、72年にデビューした。エンジンは「2T-G」。もともとOHVのT型エンジンをベースにチューンしたもので、2T-Gは1.6L。レース、ラリーに活躍した。

text by 石川真禧照

くるまマイスター検定公式応援団紹介

09

自動車生活探検家:石川真禧照さん( Makiteru Ishikawa )

「実はボク、クルマ好きなんです。」「アラッ、ワタシも。」

こんな会話をしていても、どのくらいクルマ好きなのかわからない。

何か基準はないのだろうか、と思っていたら、ありました!「くるまマイスター検定」が。

調べてみると、この検定試験はクルマ好きがホンモノと認定してもらえる素晴らしい資格だった。これを取得しておけば「実はボク、、、。」なんて言わずに、「ボク、この間くるまマイスターに合格したんだ」といえばよろしい。「ワタシ、まだ持ってないっ!」と会話も弾むのです。

だから「くるまマイスター検定」を受けて、くるまマイスターの資格を自分の物にしましょう。