【豆知識】日本車として初めて映画『007』シリーズの劇中車、通称ボンドカーとして採用された車は何?

2020.08.11

Q.日本車として初めて映画『007』シリーズの劇中車、通称ボンドカーとして採用された車は何?

1.トヨタ・2000GT

2.いすゞ・ベレット

3.フェアレディ2000

4.トヨタ・スポーツ800

 

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正解 1.トヨタ・2000GT

 

1962年から現在まで、実に50年以上にわたって続いている007シリーズ。2020年11月には25作目にあたる「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」の公開も予定されており、前作の「007 スペクター」の公開から実に5年ぶりの新作ということもあって大いに注目を集めています。

長い歴史のある007シリーズですが、1967年に公開された「007は二度死ぬ」は5作目にあたり、同時に007の歴史上初めて日本を舞台としたロケが行われたことでも話題になったのです。劇中には東京タワーやホテルニューオータニ、銀座4丁目交差点など、当時の東京を代表するスポットが登場し、日本の高度経済成長の歴史をうかがい知ることもできます。

また、映画の中に登場するクルマについてはトヨタ自動車がプロダクトプレイスメントの契約を締結し、当時実際に販売されていたクルマも多数登場していました。中でも多くの人の注目を集めたのが、主人公であるジェームズ・ボンドが乗る通称「ボンドカー」に選ばれた、「トヨタ2000GT」です。当時、国産車としてライバル視されていたのは日産の「フェアレディ」やホンダの「Sシリーズ」。トヨタ2000GTが発売されるまで、トヨタ自動車にはスポーツクーペが存在していませんでした。

トヨタ2000GTは映画公開時期と同じ年の1967年に満を持して発売されたスポーツクーペで、市販車はハードトップ仕様となっていました。ところが、主人公であるジェームズ・ボンド役のショーン・コネリーは190cm近い長身であったため、屋根を取り払ったコンバーチブル仕様の特注モデルが作られることに。劇中で使用されたボンドカーは現在、愛知県にあるトヨタ博物館に展示されています。

007シリーズはイギリスとアメリカの合作映画であるため、ボンドカーに選ばれるのはベントレーやアストンマーティン、ロールスロイスなどが多い傾向にあるのですが、6代目ボンド役を務めているダニエル・グレイグは歴代のボンドカーの中でもっともトヨタ2000GTが好きであると公言しています。

もちろん、ボンドカーを手に入れることは難しいですが、少しでも憧れに近付こうと市販のトヨタ2000GTの購入を検討する人も少なくありませんでした。しかし、トヨタ2000GTは当時の最先端装備が搭載された高級車であり、国内初のスーパーカーともよばれた存在。生産台数もわずか337台と少なく、極めて希少価値の高いクルマとなったのです。

日本の自動車史においても間違いなく名車として数えられる1台であり、現在の中古車市場ではプレミア価格がつくほどの存在となっています。2013年に行われたクラシックカーのオークションでは、国産車として最高値の1億1,800万円の値がついたほか、その他のオークションでも1億円前後の価格で取引されています。