【車イベントレポート】『第一回 昭和の商用車大集合』レポート

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昭和のトラックと言えばやっぱりデコトラ!

3月26日、静岡県伊豆市冷川で『第一回 昭和の商用車大集合』が開催されました。その日は3月下旬だというのに、みぞれが舞う寒さでしたが、昭和から平成初期に生産された約200台のトラック、バン、バスが集結しました。主催は、地元の商用車クラブが中心となった有志の集まり。地域貢献と活性化を目的として開催したそうです。イベントスペースでは地元のアイドルのステージがあり、グルメブースでは静岡グルメが楽しめました。フェイスブックなどSNSで話題になったこともあり、TV局や他のメディア取材が多数入り、見学者も多数来場していました。

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大きな車ばかりで、全体が見渡せないからこその楽しみ方がある!

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オリジナルながら良好な状態が保たれた、昭和54年式のダイハツ デルタ。

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昔よく見かけたこのキャンターも、約40年前の車です。

会場内を歩いてみると、全高が高い車ばかりですから、なかなか先が見えません。しかしその分、「何があるかな?」と期待に胸を膨らませながら歩いて回り、「おっ、3代目キャンターがあるじゃん!!」と、希少車との“出会い”がより感動的になる、乗用車の旧車イベントとはまた違う楽しみ方がありました。

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“背が高い車”ばかりの中を歩くのが新鮮です。

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参加車両の多くは現役で稼働中

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希少!初代トヨタ ハイエースのトラック。

多くの参加車両が、未だ現役で稼働中なので、ピカピカ☆ではありません。しかし、それが逆にカッコ良いというか、顔に刻まれたシワや白くなった髪がシブいおじさんのようにも見えます。

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タケシさんの愛車、昭和48年式の日産 キャブスター。「ブサ顔がお気に入り♪」

タケシさんの日産 キャブスターの荷台には、フロントガラスが割れたホンダ TN360が積載してありました。てっきり廃車を積んで“仕事しています感”の演出かと思いきや、そうではありませんでした。「これは仲間の車です。会場に来る途中、ガラスが割れてしまったんです。それで、運よくユニック付の車で来ている仲間もいたものですから、それで私の車に積んだというわけです」(タケシさん)。

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演出ではなく、本当に車両を搬送中でした。

トラブルが発生しても、仲間の車で吊り上げ、仲間の車に積む…。商用車の集まりだからこそできることですね。ホンダ TN360のオーナーさんは気の毒ですが、数年後には「あんなこともあったな」と“良き思い出話のネタ”になっていますように(祈)。

車名なんて分からなくても、見ているだけで楽しいイベント

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昭和のトラックと言えば、3輪トラックは外せませんね。(マツダ T1500)

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ホンダ アクティがズラリ。

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近所の工務店や酒屋でよく見かけた日産 バネットトラック。

幼少期に近所や自宅にあったトラックやバンというのは、不思議と記憶に残っているもので、車にあまり興味が無くても、「昔、これと同じトラックが近所にあったんだよ」とセピア色の思い出に浸って、カメラを向けている人の姿がたくさんありました。商用車の集まりだからこそ、幅広い人が楽しめるのかもしれませんね。

『第一回 昭和の商用車大集合』は盛況の内に終了。生憎の天候で来られなかった車があったそうなので、次回は好天に恵まれますように。また、あっと驚く、“懐かしい出会い”に期待しましょう。

第一回 昭和の商用車大集合 事務局
https://www.facebook.com/showa.work.vehicles/

text & photo by くるトピ編集部

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