【石川真禧照さんから出題!】日本で最初にGTを名乗ったクルマは?

10月31日(月)まで申込受付中の第4回「くるまマイスター検定」。過去問以外にどんな新しい問題が出るんだろう?と気になっている皆さんへ、くる検応援団の方々から毎週予想問題をいただくこととなりました!

第12回は、石川真禧照さんからの出題です!

次の4台のなかで、最初に“GT”を名乗ったのはどのクルマですか?
  • 1.トヨタ 2000GT
  • 2.ダイハツ コンパーノGT
  • 3.日産 スカイラインGT
  • 4.いすゞ ベレット1600GT

解答:4.いすゞ ベレット1600GT

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正解は、「4. いすゞ ベレット1600GT」。

でもスカイラインGTを選んだ人も、かなり惜しいのだ。スカイラインGTは直列6気筒エンジンを収めるためにボンネットを伸ばす、という手法で個性的なプロポーションが特徴だった。

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このモデルは1964年春にデビューした。その後、65年2月にパワーアップ、このときから2000GTという車名になった。さらに10月には、パワーダウンしたモデルが登場した。このモデルがGT-Aになり、それまでの2000GTはGT-Bと呼ばれることになった。つまり、スカイラインGTは64年春から存在している。

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一方、ベレットGTは63年にデビューしたベレット4ドアセダンをベースに、2ドアクーペのボディと、1.6Lツインキャブのエンジンを組みわせている。このクーペがベレット1600。デビューは64年春だ。

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スカイラインGTもベレットGTも、どちらも64年春のデビュー。そこでもう少し詳しく当時の資料を調べてみると、ベレットGTは前年の東京モーターショーにプロダクトタイプが出品された。そのときいすゞは、このクルマの発売を64年4月6日に発表、実際に発売されたのは64年4月28日、価格は97万円だった。スカイラインGTは88万円で市販されたが、その日は5月1日。

つまり、3日違いでスカイラインGTは、「日本で初めてGT」という名誉を、ベレットGTに奪われてしまったのだ。

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ちなみにトヨタ2000GTは65年の東京モーターショーにプロトタイプが公開されたが、発売は67年5月16日。ダイハツコンパーノのGTは958ccという小排気量エンジンを搭載した2ドアセダンで、発売は65年11月だった。

text by 石川真禧照
画像提供(一部):トヨタ博物館、日産自動車

くるまマイスター検定公式応援団紹介

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自動車生活探検家:石川真禧照さん( Makiteru Ishikawa )

「実はボク、クルマ好きなんです。」「アラッ、ワタシも。」
こんな会話をしていても、どのくらいクルマ好きなのかわからない。

何か基準はないのだろうか、と思っていたら、ありました!「くるまマイスター検定」が。

調べてみると、この検定試験はクルマ好きがホンモノと認定してもらえる素晴らしい資格だった。これを取得しておけば「実はボク、、、。」なんて言わずに、「ボク、この間くるまマイスターに合格したんだ」といえばよろしい。「ワタシ、まだ持ってないっ!」と会話も弾むのです。

だから「くるまマイスター検定」を受けて、くるまマイスターの資格を自分の物にしましょう。

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