
2月25日に『第1回 昭和・平成のクラシックカーフェスティバル in キャッセ羽生』が開催されました。 会場となったキャッセ羽生(埼玉県羽生市)は、3.6ヘクタールの敷地に、季節の花が楽しめたり、新鮮野菜の直売があったりと、地域の人に愛される農林公園です。そのキャッセ羽生に、1999年まで生産された約170台のクラシックカーが集まりました。

キャッセ羽生の敷地内に170台のクラシックカーを展示。

日本旧軽車会とオール日本ライフクラシックカー倶楽部のメンバーが中心となって結成された実行委員会の皆さん。
1999年までに生産されたクラシックカーがズラリ!
昭和・平成のクラシックカー・・・ということで、参加条件は1946年(昭和21年)~1999年(平成11年)に生産された車であること。年式の幅が広い分、比較的新しい1980年以降の車の参加もあり、くるトピ取材班にとっては、「初めて見る車、出会うオーナーが多い!」そんな新鮮な展示ラインナップでした。

1963年式 ブルーバードとオーナーの徳さんは約30年連れ添う。都内から自走で参加。「80km/hで巡行すれば安定して快適です。」

徳さんのブルーバードは、レストアの教材として協力した過去があり、今でも徳さんの手によって細部までピッカピカ!

須藤さんの愛車は1987年式 マーク2GTツインターボ。フルノーマルの5MTという今や貴重な個体。

実行委員長の吉崎 勝さんの1972年式 ライフスーパーデラックス。他にもクラシックKカーを複数所有。今度ガレージを取材したいですね!

1970年頃のアメリカ車はやっぱりビッグサイズ!マスタング mach1(左)とリンカーンコンチネンタル。

日英のライトウエイトスポーツが並んでいます。バラエティに富んだ参加車。

手前は、日産スタンザ1800マキシマ。希少車です。

スカイラインGT-R軍団は、やっぱり存在感がありますね。

ライフ、ミニカ、シャンテ…、サブロク軽自動車が多数参加していました。

今見ても、そのパッケージングの素晴らしさに感動するスバル360

RRレイアウトに低いフォルム。スポーツカーライクだった初代セルボ。

ミラ・ウォークスルーバンが並んだ珍しい光景。

デビュー当時は斬新だった、クロスオーバーSUVのミラRV4。

1981年にソアラが登場するまでトヨタのラグジュアリー2ドアはクラウンでした。写真の6代目で2ドアHTの設定は最後となりました。

1/24プラモデルで見られたような仕様!?のY30型グロリア。ベンチシート+コラムシフトという貴重な1台でした。

圧倒的な存在感と迫力!デ・トマソ・パンテーラGTS。
クイズに挑戦!「何の車のテールレンズですか?」
さて、ここでクイズです(全5問)。写真は今回参加していた車のテールレンズです。何の車なのか分かりますか???
(1) 1988年に登場。大ヒットしたスペシャリティクーペです。

(2) 水平対向4気筒エンジンを搭載した実用セダンです。

(3) 1代限りでその名が消滅した三菱のクーペです。

(4) 新車当時、高価だったエレガントなフォルムのクーペです。

(5) あるメーカーは、この車で自動車市場への参入を果たしました。

以上5台、何か分かりましたか?正解は最後にあります。
クラシックカーイベントで地域の活性化!
今回の『第1回 昭和・平成のクラシックカーフェスティバル in キャッセ羽生』は、この地域に人を集めたい!という活性化策の一端を担っていたそうですが、盛況な会場を見るに、その目的は十分に果たせたと言えるのではないでしょうか?車は「単なる耐久消費財」という一言で表現できるものではなく、人の生活や思い出に深く入り込む特別な存在ですから、やっぱり幅広い人をひき付けるのでしょう。
この日も、会場内で目を輝かせながらお父さんとトヨタ2000GTに見入っていた少年や、「新婚当初買ったコロナはクーラーが無かった」と思い出話に華を咲かせていたご夫婦の姿が印象的でした。皆さんもステキな車と出会えて、車の思い出に華が咲くクラシックカーイベントにお出かけしてみてはいかがでしょうか?
それでは最後にクイズの正解をどうぞ。

1988年に登場した5代目、S13型でした。今年で生誕30周年です。
(2)の正解は『スバル・レオーネ』でした。

1984年に登場した3代目は直線基調のフォルトで、イメージを一新しました。
(3)の正解は『三菱・ランサーセレステ』でした。

1975年に登場。ランサーベースのスポーティクーペです。写真は後期型。
(4)の正解は『いすゞ・117クーペ』でした。

1968年に登場。写真は初期型の「ハンドメイド」と呼ばれるモデル。
(5)の正解は『マツダ・R360クーペ』でした。

1960年に登場。マツダ初の量産車で、トルクコンバーター式ATも搭載されました。
text & photo by くるトピ編集部
▼キャッセ羽生
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