テーマは「クラシック ミーツ モダン」。ヘリテージカーの魅力を紹介し、自動車文化を語る、『オートモビルカウンシル2017』が、8月4～6日の3日間、幕張メッセ（千葉県千葉市）で開催されました。2回目となった今回は、国内外の名車、約100台が集結。車関連グッズの販売店、オーナーズクラブなどのブース出展もあり、多数の来場者で賑わいました。
往年の名車が一堂に介すビッグイベント、オートモビルカウンシル。
ヘリテージカー専門店の展示車は圧巻のラインナップ！
来場者が最も楽しみにしていたのは、広い会場にゆったりと展示されたクラシックカーではないでしょうか？数十年から半世紀以上の時が経過しても、未だその魅力が色褪せない、日本国内のヘリテージカー専門店が持ち寄った名車の一部をご紹介しましょう。
オーストラリア製の、1928年式 シボレー・ナショナルABツアラー。（出展：ガレージイガラシ）
ボクシーでコンパクトな、1973年式 フィアット128ラリー。（出展：ワールドヴィンテージカーズ）
実用一辺倒の造りに、見所が満載の1970年式 シトロエン・アミ8ブレイク。（出展：アウトニーズ）
今でも911と言えばこのフォルム！1974年式 ポルシェ911カレラ2.7。（出展：ショップナインプロダクション）
カウンタック最強の4バルブV12を搭載する、1985年式 ランボルギーニ・カウンタックLP500QV。（出展：エムズバンテック）
V12を搭載する4シーターオープンの、1990年式 フェラーリ・412スパイダー。（出展：ハラモータース）
ほぼ最終の登録車か？1997年式 オーテック・ザガートステルビオ。（出展：クラブ クラシックカー ラバーズ）
Cピラーにベルトーネのエンブレム。ラグジュアリークーペの1990年式 ボルボ780。（出展：ボルボ カー ジャパン）
ゴルフ2をベースにしたSUV。1991年式 VW・ゴルフカントリー。（出展：スピニングガレージ）
テーマを持った展示をしていた自動車メーカー
今回は、国内から5社、海外から2社の自動車メーカーが参加。それぞれがこのイベントに相応しいテーマを掲げて、ブースを出展していました。
ホンダは、初代の標準とタイプR、そして最新型2台を展示していました。
トヨタは、プリウス生誕20周年をテーマに、ハイブリッド技術の歴史を紹介。
ボルボは90周年ということで、中央にV90の特別限定車と懐かしい歴代モデルを展示。
マツダは、ロータリー誕生50周年を記念した展示の他、初代ロードスターのレストアプロジェクトで注目。
アウディは、1980年代の名車クワトロを3台展示。そして、最新のRS5クーペをジャパンプレミア。
「事故ゼロを目指して60周年」をテーマに、安全性を追求する取組みを紹介していたスバル。
日産は年代別の最先端デザインをテーマに、最新デザインのVmotion2.0も展示。
日本でも、このイベントをきっかけに自動車文化を育む機運が高まっています。
日下エンジニアリング（鳥取県）は、自社製作する精巧なエンジンの模型を展示。
自動車文化を育むという、日本国内では珍しいスタンスのイベント、オートモビルカウンシル。「日本では、欧米と比べて自動車文化が育まれていない」と言われますが、2回目のオートモビルカウンシルを終えることができて、「着実に、自動車文化を育む機運が高まりつつある」と言えるのではないでしょうか？ヘリテージカーの専門店、オーナーズクラブをはじめ、自動車メーカーまで参加してくれていることをうれしく思います。次回、益々の盛り上がりを期待したいですね。
text & photo by くるトピ編集部
＜関連リンク＞
オートモビルカウンシル2017
http://automobile-council.com/
