【モータースポーツ】SUPER GT開幕!第1戦「OKAYAMA GT 300km RACE」の様子をレポート

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さる4月9日(日)、ついにSUPER GT 2017年シーズンが開幕しました! 開幕戦が行われたのは、岡山国際サーキット。今回は、波乱が多く驚きの連発だった「OKAYAMA GT 300km RACE」の様子を、会場で行われたイベントの模様とともにお伝えします!

目次

そもそも「SUPER GT」ってどんなレース?

SUPER GTは、原則的に市販車をベースにしたマシンを使って行われる、国内最高峰レースのひとつ。観客数も多く、海外でもレースが開催されるなど、注目のレースカテゴリーです。

SUPER GTには「GT500」と「GT300」、2つのクラスがあり、同時に走行するのが特徴。マシンには派手なエアロパーツがついていますが、市販車に似た姿をしているので親近感がわきます。

「GT500」は、概ね500馬力とされるエンジン出力を持つクラスで、国内の自動車メーカー直結のレース部門が開発をしたマシンで戦われます。2017年シーズンの参加車両は、レクサスLC500、日産GT−R、ホンダNSX。

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「GT300」の方は概ね300馬力のエンジンが搭載されるクラス。こちらは国内のスポーツカーをベースにしたマシンが走っていたり、海外のスポーツカーをベースにしたマシンが走っていたり、いろいろな車種が走っているのが特徴で、スバルBRZやトヨタ・プリウス、フェラーリ488GTBやポルシェ911GT3、メルセデスAMG GTやベントレー・コンチネンタルGTなどが戦っています。

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GT500とGT300では、ヘッドライト、ゼッケンのベース部分、フロントガラスのステッカーの色が異なっていて、遠くから走ってきても見分けがつくようになっています。色は、GT500マシンが白、GT300マシンが黄色です。

またSUPER GTでは、上位入賞マシンにウェイトハンディが課せられるルールがあります。これによって、マシンの性能差がなくなり、よりエキサイティングなレースが展開されるのです。今回は開幕戦なので、ウェイトハンディはありません。

開幕戦だからこそのお楽しみも

開幕戦までにも公式テストが何度か行われていますが、開発期間中は車体も真っ黒なカーボン地のまま走っていることが多く、開幕戦で初めて今シーズンの正式なカラーリングがお披露目されることも。そのため、開幕戦のピットウォーク(ピットエリアでの見学)では、多くのファンが熱心にマシンを見る姿が見受けられます。

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また開幕戦では、参戦全ドライバーの集合写真も撮影されます。国内のトップドライバーはもちろん、世界で戦ってきた海外ドライバーも参戦するレースカテゴリーなので、その顔ぶれはそうそうたるものです。

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決勝日のレース前には、予選の上位3位までのドライバーによる「ドライバートークショー」が開催されて、予選の振り返りやこれから始まる決勝への意気込みなどが話されました。実は、ドライバー同士は結構仲良し。和気あいあいとした雰囲気の中で行われていました。

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イベント広場では、各メーカーがブースを出店しており、応援グッズの販売やトークショー、ジャンケン大会やスタンプラリーなど、様々な楽しめるコンテンツを用意しています。

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また全国を回るSUPER GTでは、各地のご当地グルメが食べられることも楽しみな部分。岡山では、名物「津山ホルモンうどん」や、焼いた匂いが食欲をそそる「ブヒ丼」、鶏もも肉を焼いた「山賊焼き」など、食欲を満たしてくれるものがたくさんありました。

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スタート前からトラブル続出!大混乱なレース展開

GT500クラスでポールポジションを獲ったのは#8 ARTA NSX-GTでした。しかしオープニングのパレードラップ中にトラブルによりまさかのストップ。これにより戦わずして戦線を離脱してしまいました。さらに他のNSX勢も続々とトラブルが発生し、リタイアが相次ぐ事態に…。

日産GT-R勢もシーズン前までの開発が思うように進んでいなかったのか、予選では上位に入れず、決勝でもそのまま下位に沈んだまま思うようなレースができていませんでした。

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一方でマシン開発が順調に進んだレクサスLC500勢は、その快調を維持したままシーズンイン。「レクサスの敵はレクサス」という前評判通りに、激しいバトルを繰り広げ、#37 KeePer TOM’S LC500が他のレクサスを押さえ込み優勝しました。

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GT300クラスは、岡山国際サーキットと相性の良いメルセデスAMG GTが予選1、2位に入り、昨年チャンピオンを獲った#25 Vivac 86 MCと激しいバトルを繰り広げました。特に予選2位だった#4グッドスマイル初音ミクAMGは、ドライバーである谷口信輝選手がトークショーでも「絶対優勝する」と宣言したとおり、予選1位の#65 LEON CVTOS AMGを抜き去り、見事「有言実行」の優勝を果たしました。

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またGT300クラスは新規参入のマシンのトヨタ・マークXやベントレー・コンチネンタルGTなども走り、よりバラエティーの富んだ車両が増え、見ていてとても楽しい雰囲気でした。

第2戦は5月4日(木)、富士スピードウェイ

次戦はゴールデンウイーク真っ最中の5月4日(木)に決勝が行われる「FUJI GT500km RACE」です。富士スピード言えば国内屈指のロングストレートを持つコース。そして500kmという長い距離。果たしてどのチームが勝利を収めるのでしょうか。ぜひサーキットに足を運んで、迫力のレースを観戦してみてくださいね!

text & photo by 雪岡直樹+Bucket

<関連リンク>
スーパーGT
https://supergt.net/

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