タクシー運転手に必要な資格「二種免許」を取ろう!取得方法や期間、費用を徹底解説

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タクシー運転手に必要な「普通自動車第二種運転免許証」。
二種免許とはどういった免許なのでしょうか?
また実際の取得方法、期間や費用はどれくらい必要なのか、というところをご存じでしょうか?
今回は二種免許を取る方法や費用、実際のタクシー運転手の業務形態などもご紹介します。運転手になるつもりがなくても、普段乗っているタクシーについてちょっと詳しくなれる内容になっています。

目次

タクシー運転手になるためには二種免許が必須!

タクシー運転手になるには、二種免許が必須です。
ここでは二種免許について基本的な事柄、取得するための条件についてもご案内していきます。

二種免許とは?一種免許との違い

二種免許とは乗客(旅客)を運ぶ目的で車両を運転する際に必要な免許です。
旅客業として車両を運転する職種が対象になるので、二種免許はタクシー運転手だけの資格というわけではありません。その他の旅客自動車はバス、運転代行、ハイヤー、民間救急車などが当てはまります。
一方一種免許は該当する車両を運転するための免許ですので、自身が運転したい車両種に合わせて取得するものです。
自家用車として人を乗せることや荷物を運ぶだけなら問題はありません。
一種は自家用車、学校などの送迎バス、施設へのシャトルバスなどが含まれます。
その都度運賃を取る業態ではないので自家用車扱いとなります。
少々ややこしいですが、お客さんを乗せて都度運賃をもらう業態は二種免許が必要になるのです。

二種免許を取得するための条件

では二種免許取得の条件はどうなっているでしょうか。
詳細としては、下記になります。

  • 普通自動車免許・準中型自動車免許・中型自動車免許・大型自動車免許・大型特殊自動車免許のいずれか一種免許を取得してから3年以上が経過している(免許取り消しや免停期間を除いて)
  • 年齢は満21歳以上
  • 視力は片眼で0,5以上、両眼で0,8以上。
  • 深視力検査で誤差が平均2cm以下であること(眼鏡、コンタクトレンズは使用可)
  • 視力については10mの距離で90デシベルの警音器の音が聞こえること

タクシー運転手になるために地理試験が必要な場合

実は二種免許だけではタクシー運転手になれない場合があります。
それは営業する地域によって必要になる「地理試験」という資格の有無です。
東京・大阪・神奈川の一部地域を対象に、地理の知識を問われるものです。
問題内容は該当する地域の道路・建物名・交差点の知識、名称はもちろん走行ルートについて把握も重要です。
またタクシー業に従事するうえで、お客さんの安全や接遇の仕方、法令についても勉強が必要になります。

タクシー運転手になるための二種免許について

いよいよ具体的に二種免許の取得方法や期間、費用についてご紹介します。
タクシー運転手になるにはどうすればいいのか、具体的な内容となっています。
※この内容は二種免許を取得するために共通した内容でもあります

二種免許の取得方法

二種免許の取得方法には2つの方法があります。
自身に合った方法が選べますが、それぞれメリット・デメリットもあります。

①一発試験

運転試験場に行き、適性試験・学科試験・技能試験を受験します。
その名の通り、一発で合格できれば費用も時間も抑えられるでしょう。
ただし合格率は極めて低く、何回も受験することになり費用も高くなってしまう可能性があります。

②自動車教習所で学ぶ

二種免許取得のために、自動車教習所に通います。
普通自動車免許を取得する時のように一から学ぶことができ、技能も教官の指導を受けることで確実に身につくでしょう。
自動車教習所を卒業すれば、運転試験場での技能試験が免除されます。
また合宿での取得も可能な為、時間の短縮も可能です。

二種免許の取得期間

個人のスケジュールや教習のプランニングで若干変わってきます。
普通免許所有者が教習所に通うと、最短で学科19時間/技能21時間、概ね20日間前後となりますが、教習を詰めれば短縮は可能でしょう。
その後試験場に行き筆記試験を受けます。
普通免許所有者の合宿教習であれば最短8日~、その後試験場で筆記試験を受けます。

二種免許の取得費用

取得方法としては教習所の利用(通学又は合宿)、一発試験を受けることになります。それぞれの費用についてもまとめていきましょう。

  • ①通学 20万円~25万円前後
  • ②合宿 19万円前後~
  • ③一発試験 4万円前後~

それぞれの費用は地域によって差がありますので、あくまで参考としてください。

二種免許を取得してタクシー運転手になるまでの流れ

では二種免許取得後、タクシー運転手として業務を開始するまでの流れをみていきます。
タクシー運転手にも2つの種類がありますので、その違いについても覚えておきましょう。

法人タクシーの場合

タクシー業を営む会社で運転手になります。
必要な資格は二種免許で、給料は売上の50%など歩合制が多いようです。
サラリーマンの運転手といえるでしょう。

個人タクシーの場合

個人運営のタクシー運転手を個人タクシーといいます。
個人営業なので売り上げは全てが収入です。
しかしなるにはかなり厳しい基準が設けられています。
まず65歳未満の必要があります。
次に事業を行う為の、「新規許可」又は「譲渡譲受」を受けなければなりません。
35歳未満はタクシー会社に10年以上勤務・10年間無事故無違反。
35~40歳は自動車の運転業を10年以上経験orタクシー又はハイヤーの運転を5年以上しており、継続して3年以上働いている。以上いずれか1つを満たすこと。
40~65歳未満は25年以内に自動車を運転する仕事を10年以上勤める(バス・タクシーであれば半分の期間で計算する)、3年以内に2年以上のタクシーかハイヤーの運転業務をしていること、となります。
また筆記試験もあるので学習が必要です。

二種免許を取得して、タクシー運転手になろう!

二種免許は人の命を預かる責任の重い資格だと理解して頂けたのではないでしょうか。
それでも学習とステップを踏めば十分取得可能な資格です。
あなたもタクシー運転手への一歩を踏み出してみてはいかがですか?

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