【豆知識】2018年の「新車販売台数ランキング」を知ろう!

街でよく見かける車が人気車種であることは、ほぼ間違いありませんが、販売台数を数値で見てみると、より人気車種の傾向や世の中の車事情が見えてくるものです。今回は、2018年(1~12月)に登録(軽自動車は届け出)された、新車販売台数ランキングをチェックしてみましょう!

目次

登録車は日産 ノートが首位

1位:日産 ノート        136,324台 (98.1%)
2位:トヨタ アクア       126,561台 (96.2%)
3位:トヨタ プリウス      115,462台 (71.8%)
4位:日産 セレナ             99,865台(118.3%)
5位:トヨタ シエンタ       94,048台 (97.1%)
6位:トヨタ ヴォクシー    90,759台(102.3%)
7位:ホンダ フィット       90,720台 (92.6%)
8位:トヨタ カローラ       89,910台(116.1%)
9位:トヨタ ヴィッツ       87,299台 (96.7%)
10位:トヨタ ルーミー     86,265台(109.6%)
日本自動車販売協会連合会(カッコ内は対前年比。以下同じ)

登録のトップは、日産 ノート。2017年の首位はトヨタ プリウスでしたが、2018年はマイナーチェンジを控えて勢いを落として3位に。ノートは前年比98.1%とほぼ同等の販売台数を維持して、首位獲得となりました。

その他、2017年との比較で注目すべきは、日産 セレナが10位から3位に躍進したこと。カローラ スポーツの登場により、トヨタ カローラが8位にランクインしたことが挙げられます。

軽自動車はホンダ N-BOXが4年連続トップ

1位:ホンダ N-BOX        241,870台(110.7%)
2位:スズキ スペーシア   152,104台(145.2%)
3位:日産 デイズ            141,495台(102.9%)
4位:ダイハツ タント      136,558台 (96.6%)
5位:ダイハツ ムーヴ      135,896台 (96.1%)
6位:スズキ ワゴンR       108,013台 (94.2%)
7位:ダイハツ ミラ         107,283台 (112%)
8位:スズキ アルト           77,241台 (87.4%)
9位:スズキ ハスラー        65,291台 (89.9%)
10位:ホンダ N-WGN       63,009台 (83.4%)
全国軽自動車協会連合会

軽自動車の第1位はもはや“不動の”とも言えそうなホンダ N-BOXで、2015年から4年連続での1位。さらに昨年比で10.7%アップとなる好調ぶりです。2位はフルモデルチェンジにより大きく販売台数を伸ばした、スズキ スペーシア。その他、順位の変動はあるものの、ベスト10の顔ぶれはまったく変わらず、安定した市場が形成されていることがわかります。

総合ランキングで軽自動車の人気ぶりがよくわかる

登録車と軽自動車のベスト10を合算した総合ランキングを見てみましょう。

1位:ホンダ N-BOX        241,870台(110.7%)
2位:スズキ スペーシア   152,104台(145.2%)
3位:日産 デイズ            141,495台(102.9%)
4位:ダイハツ タント      136,558台 (96.6%)
5位:日産 ノート            136,324台 (98.1%)
6位:ダイハツ ムーヴ      135,896台 (96.1%)
7位:トヨタ アクア         126,561台 (96.2%)
8位:トヨタ プリウス      115,462台 (71.8%)
9位:スズキ ワゴンR       108,013台 (94.2%)
10位:ダイハツ ミラ       107,283台 (112%)
11位:日産 セレナ            99,865台(118.3%)
12位:トヨタ シエンタ      94,048台 (97.1%)
13位:トヨタ ヴォクシー   90,759台(102.3%)
14位:ホンダ フィット      90,720台 (92.6%)
15位:トヨタ カローラ      89,910台(116.1%)
16位:トヨタ ヴィッツ      87,299台 (96.7%)
17位:トヨタ ルーミー      86,265台(109.6%)
18位:スズキ アルト         77,241台 (87.4%)
19位:スズキ ハスラー      65,291台 (89.9%)
20位:ホンダ N-WGN       63,009台 (83.4%)

登録車トップのノートも、総合ランキングでは5位に。またベスト10のうち7車種が軽自動車であることからも、軽自動車人気の高さが見て取れます。

ここでちょっと計算をしてみましょう。兄弟車を1車種としてカウントするのです。すると、ヴォクシー/ノア/エスクァイアの3兄弟の販売台数は、それぞれ90,759台/56,719台/40,224台。合算すると187,702台にもなり、事実上の2位に。

日産 デイズも同じコンポーネントで作られる三菱 ek(45,062台)と合算すると、186,557台となり、こちらも2位スペーシアを上回ります。トヨタ ルーミー(86,265台)、タンク(73,799台)、ダイハツ トール(25,982台)も合計すると186,046台に。さらにスバルにもジャスティという兄弟車も存在しています。

こうして考えると、街で見かける頻度と販売台数は、だいたい一致していると思いませんか? 「くるまマイスター検定」でもよく出題される販売台数ランキング。ぜひ、ここから現代の車事情を探ってみてくださいね。

text by 木谷宗義
photo credit:トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業

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