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【車イベントレポート】『ジャパンキャンピングカーショー2017』レポート

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期間中に7万人超が来場

2月2~4日、千葉県の幕張メッセで、『ジャパン キャンピングカーショー2017』が開催されました。アジア最大級のスケールで、約250台のキャンピングカーと、キャンピングカー用の各種パーツが一堂に介し、3日間で7万人を超える来場者を動員。キャンピングカーは、少子高齢化、車離れで先行きの不安が叫ばれる自動車業界において、成長が期待できる数少ないカテゴリーとも言われており、来場者数の多さからもその注目度の高さが分かります。

キャンピングカーと聞くと、海外の大陸を悠々と走っている姿を想像し、特別な車という印象を抱く人がいるかもしれません。でも、日本におけるキャンピングカー事情はそうではないようです。まず、キャンピングカーを製作してくれる業者(ビルダー)は日本各地にいて、意外と身近な存在です。そして、ワンボックスカーやミニバンをベースにした『バンコン』や、軽のトラックやバンをベースにした『軽キャンパー』など、日本の駐車場や道路事情にマッチして、価格的にも、新車のミニバンと比較検討できるレベルのラインナップが充実しています。もちろん、“ザ・キャンピングカー”の『フルコン』や『バスコン』と呼ばれる大きなモデルもありますが、それは、企業が福利厚生用に購入することが、最近は増えているそうです。

ビギナーズチョイスに最適!装備充実の1台を発見

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Stage21の『リゾートデュオ ルクシオ』

Stage21の『リゾートデュオ ルクシオ』は、トヨタ・ライトエース/タウンエースバンをベースとした、コンパクトなキャンピングカーです。200万円台半ばという低価格ながらも、省電力クーリングシステム、カーナビ、バックカメラ、フルセグチューナー、フリップダウンモニター、電子レンジまで、標準装備が充実。「まずはこれから」というビギナーズチョイスに最適な1台ですね。
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低価格ながらも、基本装備の充実ぶりが魅力です

Stage21 >>> http://www.stage21.co.jp/campdev/

カングーベースのキャンピングカーを発見!

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ホワイトハウスの『カングーPOP』

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限られたスペースの活用がお見事!

ホワイトハウスが提案するのは、ルノー・カングーをベースとしたキャンピングカーです。写真のモデルは、ポップアップルーフを備えており4名就寝を可能としています。限られたスペースの活用と数々のギミックに、ホワイトハウスのノウハウが凝縮されています。ラインナップは多彩で、300万円程度~というプライスも魅力です。

ホワイトハウス >>> http://www.whitehouse.co.jp/camper/

日本が誇る軽キャンピングカーはお見事!見所満載!!

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M.Y.Sミスティックの『J-cabin Mini W』

こだわりのキャンピングカー製作に定評がある、M.Y.Sミスティックの『J-cabin Mini W』は、軽トラックに積載して使います。ラウンドしたルーフ形状とウッド調のインテリアで、軽規格に収まっているとは思えない見事な空間創りで、まるで山小屋の中にいるような心地よさが特徴です。2016年のグッドデザインアワードを受賞しています。
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山小屋のような上質で快適なキャビンはお見事!

M.Y.Sミスティック >>> http://www.mystic.ne.jp

身近なミニバンもキャンピングカーになる!

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西尾張三菱自動車販売の『D:POP』

西尾張三菱自動車販売は、デリカD:5のポップアップルーフ仕様の『D:POP』と、デリカD:5専用のベッドキット『D:BED』を提案。タフでディーゼルの設定もあるデリカD:5は、車中泊の旅には頼もしい存在です。西尾張三菱自動車販売は三菱車のキャンピングカー、車中泊用のキットを多数開発しており、日本全国のユーザーに対応しています。キャンパー事業部の尾崎部長によると、「D:POPはおかげさまで大好評です。三菱車で注目したいのはアウトランダーPHEV。電源がありますので車中泊をする相棒として最高!」だそうです。
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三菱車の架装ならオマカセ!茨木さん(左)と尾崎さん(右)

西尾張三菱自動車販売 >>> http://www.sun-auto.jp/mb/

架装ベース車や各種アイテムにも注目!

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フィアットが出展していた『デュカト』

キャンピングカー以外にも見所はたくさんあるのが、このイベント。特に注目を集めていたのは、フィアットブースの『デュカト』です。ヨーロッパでは商用バンやキャンピングカーのベース車として、ポピュラーな存在です。会場内でも、このデュカトを架装したモデルが多数出展されていました。今回、フィアットは架装ベース車を展示。来場者の注目を集めており、フィアット社としては、「今回の反響も見ながら正規輸入を検討する」とのことです。

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水があれば冷風が出る『トランスクール EC3』

水を入れて、DC12/24V電源があれば冷風が出てくる便利アイテム。省電力仕様なので、キャンパーの車内に組み込めば、冷風装置として使えます。夏の車中泊で、窓を開けて自然の風を取り入れながら、コレで冷風を体に当てると極楽かもしれませんね♪

コイズミ カルコア事業部 >>> http://www.karucan.jp

キャンピングカーを体験できるイベントは日本各地で開催されています!

ジャパンキャンピングカーショーを主催している日本RV協会(JRVA)は、日本各地でキャンピングカーショーを開催しています。また、日本RV協会の会員も、独自で様々なイベントを開催しています。キャンピングカーに少しでも興味があれば、そういうイベントで実物をご覧になると良いでしょう。ビルダーさんは、皆キャンピングカーが大好き!何でも相談してみて下さい。日本では驚くほど多くの種類があるので、きっと要望に見合う1台が見つかるはずです。また、日本各地に車中泊に対応した施設もたくさんあるので、キャンピングカーの購入後に「行ける場所が無い」ということはありません。
次買う車はキャンピングカー!それは、決して遠い夢ではありません。

日本RV協会(JRVA) >>> http://www.jrva.com/

text & photo by くるトピ編集部