愛用のバイクに、ETC車載器を装備しているオーナーさんは多いのではないでしょうか。
わざわざ小銭を準備したり、財布を出し入れしたりする必要もなく、何よりノンストップで料金所を通過可能、さらに割引も適用されます。
つまり高速道路を利用するのであれば、まずETC装備は最優先といえる装備です。
ところでバイクを手放す際、その車載器の取扱いを考えたことはあるでしょうか。
バイク用ETC車載器は、自動車用に比べると高額な傾向も有り、そのまま買取に出すのは勿体ないのではないかと迷うところです。
今回の記事では、バイク買取時にETC車載器を外すか外さないかを徹底分析していきたいと思います。
バイク買取時にETC車載器はどうする？
早速ですが、バイク買取時に車載器を外すべきか外さないべきか、それぞれのケースを検証していきましょう。
バイク買取時にETC車載器を外した方が良い場合
バイク買取時にETC車載器を外したほうが良いとされるのは、どういったケースが当てはまるでしょうか。
外して買取に出しても良いということは、買取時に付けておいても特にメリットが無いということです。
またこれからもバイクを乗り続けるのであれば、次のバイクに付けることで、再度車載器を購入する費用の節約が可能です。（とはいえ取付け費やセットアップ費用は別途かかります。）
もしバイクを乗り継ぐ予定がなくとも、オークションサイトなどで売却できれば、ちょっとしたお小遣いになるかもしれません。
つまり査定においてETCの有無が金額に影響しない場合には、外してしまったほうが良いといえるでしょう。
バイク買取時にETC車載器を外さない方が良い場合
次にETC車載器を外さない方が良いケースを考えてみましょう。
ETC車載器を取り外すことで、もし査定価格が下がるのであれば、付けたまま売却してしまうと良いでしょう。
また上述のように、バイクを乗り継ぐ意思がないのでれば、無理に手間をかけてまで取外す必要はないでしょう。
バイクを乗り継ぐにしても、そのバイクにETC車載器が付いているのであれば、そのストックは無駄になってしまいかねません。
予め購入予定のバイクが決まっているのであれば、車載器の有無、装着が可能か確認しておくと良いでしょう。
どちらの選択にせよ、取り外すにも手間が掛かる上、店舗で外すには手数料がかかる点は留意しなければなりません。
バイク買取時にETC車載器を外す場合の注意点
バイク買取時に、ETC車載器を外し保管しておきたい方には覚えていただきたい注意点があります。
これは場合によっては外さない方が良いパターンも有り得るということです。
配線が複雑なので無理には外さない方がよい
まずETC車載器の取外しには専門的な知識と技術が必要です。
車載器周りの配線は複雑で、バイクによってはある程度パーツを外さなければコネクタや基部にアクセスできない場合もあります。
また手荒く扱うことで機器を破損するというパターンも否定できません。
再利用するのであれば、あらかじめショップなどで取外しを依頼するか、可能ならば買取店で同様に依頼すると良いでしょう。
ただし、いずれも工賃が掛かるであろう点は留意しておきましょう。
移設する際は新しいバイクでも使えるか確認しておく
次のバイクに移設する為に、取り外し保管しておく方が多いと思いますが、新しいバイクに取付が可能か確認は必要です。
新しいバイクが決まったら、そのショップに車載器を持って行くなどし、取り付けができるのか判断を仰ぐと良いでしょう。
標準装備されていたETC車載器を外すと査定額が低くなる
新車時に標準装備されているETC車載器については、外すことで査定額が下がってしまうケースがあります。
本来あるべき装備が付いていない、というのは査定での減点となりますので、必ずしも外すことがプラスにならない点も注意しましょう。
バイク買取時にETC車載器を外さない場合の注意点
次にバイク買取時にETC車載器を外さない場合の覚えておくべき注意点を確認しておきましょう。
査定額が高くなることはない
大前提として、ETC車載器が付いているから査定額が高くなるということはあまり期待できません。
むしろ外すには工賃がかかりますし、一般論としては外さずに売却する方が多いようです。
またよっぽど次のバイクに搭載するつもりでないならば、益々外すメリットは少ないといえるでしょう。
ETC車載器の登録解除を行う必要がある
聞きなじみが無いかもしれませんが、二輪車用ETC車載器の場合、登録解除の作業が必要になります。
二輪車を売却した場合は、「二輪車ETC登録解除届出書」を二輪車ETC登録事務局に提出が必要です。
まとめ
バイクのETC車載器は購入する際には高価ですし、外して有効活用できないものかと考えるものです。
勿論、次のバイクに付けて運用したり、オークションに出品する手段も良いでしょう。
その一方、適切に外すには専門技術があるか、工賃を払って依頼する必要があります。
どのような方向性にするか、売却を進める際に決めておくと良いでしょう。
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