7月に入って日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が6月の新車販売台数を発表したことで、2018年上半期の新車販売台数ランキングが確定しました。登録車(普通車)と軽自動車、そして総合ランキングをチェックしてみましょう。
1位はe-POWERが好調な日産ノート
まずは登録車(普通車)のみのランキングから。
1位:日産・ノート:73,380台(87.1%)
2位:トヨタ・アクア:66,144台(103.1%)
3位:トヨタ・プリウス:64,019台(70.2%)
4位:日産・セレナ:56,095台(103.2%)
5位:ホンダ・フィット:47,962台(103.9%)
6位:トヨタ・ヴォクシー:47,702台(107.8%)
7位:トヨタ・シエンタ:45,417台(84.1%)
8位:トヨタ・ルーミー:44,923台(114.9%)
9位:ホンダ・フリード:43,984台(72.0%)
10位:トヨタ・ヴィッツ:42,529台(82.4%)
(カッコ内は前年比)
登録車では、2017年(1~12月)に2位だった日産・ノートが、プリウスを上回りトップに。マイナーチェンジを実施してe-POWERを追加した日産・セレナが4位にランクインしたことも、2018年上半期の特筆すべき点でしょう。ちなみにヴォクシー/ノア/エスクァイアの3兄妹を合わせると98415台、ルーミー/タンクを合わせると82924台。いずれも首位ノートを上回る台数となりますから驚きますね。
ホンダN-BOXが10万台を達成して断トツ
次に軽自動車のランキングを見てみましょう。
1位:ホンダ・N-BOX:127,548台(120.1%)
2位:スズキ・スペーシア:79,718台(138.0%)
3位:ダイハツ・ムーヴ:74,109台(102.7%)
4位:ダイハツ・タント:71,809台(89.1%)
5位:日産・デイズ:71,778台(93.6%)
6位:スズキ・ワゴンR:61,987台(108.4%)
7位:ダイハツ・ミラ:50,138台(109.9%)
8位:スズキ・アルト:43,365台(85.2%)
9位:ホンダ・N-WGN:35,783台(80.5%)
10位:スズキ・ハスラー:32,226台(77.5%)
(カッコ内は前年比)
軽自動車では、2017年(1~12月)のベストセラーとなったホンダ・N-BOXが、引き続き圧倒的な強さを見せています。3月にフルモデルチェンジを行ったスズキ・スペーシア(写真)も販売台数を伸ばしており、注目度の高さが伺えます。街中でも新型スペーシアを見かける機会、増えたと思いませんか?
販売台数から現代のクルマ事情が見えてくる
最後に登録車と軽自動車のランキングをひとつにまとめた総合ランキングを出してみました。
1位:ホンダ・N-BOX:127,548台
2位:スズキ・スペーシア:79,718台
3位:ダイハツ・ムーヴ:74,109台
4位:日産・ノート:73,380台
5位:ダイハツ・タント:71,809台
6位:日産・デイズ:71,778台
7位:トヨタ・アクア:66,144台
8位:トヨタ・プリウス:64,019台
9位:スズキ・ワゴンR:61,987台
10位:日産・セレナ:56,095台
唯一、10万台超えを達成したN-BOXを除くと、6万~7万数千台と拮抗していますが、注目すべきはベスト10のうち6台が軽自動車、しかもハイトワゴン/スーパーハイトワゴンであること。「多人数乗車ならミニバン、そうでないなら軽自動車で」という現代のファミリーカー事情が、販売台数からも見えてきますね。
text by 木谷宗義
photo by スズキ,日産自動車,本田技研工業
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