【モータースポーツ】写真で見る！予選から決勝まで“オレンジ祭り”のSUPER GT第5戦「FUJI」

2017/8/17

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7月のSUGO、8月初旬の富士、そして8月後半に行われる鈴鹿1000km。SUPER GTは例年、「真夏の3連戦」と言われるこの3つのレースをうまく乗り切ることが、シーズンを折り返す年間チャンピオンに向けての大事なファクターとなります。

8月5（土）～6日（日）にかけて行われた「真夏の3連戦」の2戦目「第5戦 FUJI GT 300km RACE」は、「第4戦 SUGO GT 300km RACE」からわずか2週間という短いインターバルでの開催となりました。

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予選・決勝両日とも、レッドブルエアレースに参戦する室屋義秀選手がサーキット上でデモフライトを披露するというスペシャルプログラムがあり、会場を沸かせてくれました。

GT500はARTA NSX-GTが今季3度目のポールポジションを獲得

下馬評では「レクサス LC500の圧勝では？」と言われていた、2017スペックのGT500マシン。いざシーズンが始まってみれば、5戦中3戦で「#8 ARTA NSX-GT」がポールポジションを獲得。第3戦オートポリスでも「#100 RAYBRIG NSX-GT」がポールポジションとなっています。つまり、レクサスが予選でトップと獲ったのは「第2戦FUJI 500km RACE」だけ。しかし、決勝では5戦中4戦でレクサス勢が優勝しており、NSX-GTや日産GT−Rは苦戦しています。

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その中でGT-R勢は第4戦SUGOで、シーズン2基目のエンジンを投入してきました。NSX-GT勢も富士で2基目の投入が噂されましたが、どうやら前戦でトラブルを抱えてしまった「#100 RAYBRIG NSX-GT」だけがニューエンジンを搭載した模様。その中で速さを見せたのが「#8 ARTA NSX-GT」でした。

GT300はリタイアから復帰のARTA BMW M6 GT3がトップに

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GT300クラスは、前戦SUGOでリタイアを喫した「#55 ARTA BMW M6 GT3」がポールポジションを獲得。GT500・GT300両クラスにエントリーしているチームは少なく、ARTAとGT500「#19 WedsSport ADVAN LC500」とGT300「#18 UPGARAGE BANDOH 86」を走らせる坂東チームぐらいなもの。今回は、GT500とGT300ともARTAチームのオレンジのマシンがトップを飾る、めずらしい展開となりました。

盤石な体制での逃げ切りと激しいバトル

GT500クラスは、「#8 ARTA NSX-GT」がスタート直後から逃げの体制を作り、後続マシンとのギャップを開いていきます。一方2位以下のマシンは、抜きつ抜かれつの激しいバトルを繰り広げ、なかなかトップを奪えないまま周回数だけが進んでいきました。

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GT300クラスも2位以下が激しい順位争いをしている中、ポールポジションスタートの「#55 ARTA BMW M6 GT3」が悠々と先行する展開に。

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そして全車がピットストップを終えたときには、ARTAの2台は余裕を持ってGT500・GT300両クラスのトップチェッカーを受けるポジションを築き上げていました。

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終盤で「#8 ARTA NSX-GT」はタイムダウンをして、後続マシンとの差がなくなってしまいましたが、なんとか逃げ切り今季初優勝。ホンダ勢に2年ぶりの優勝をもたらしました。

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GT300クラス「#55 ARTA BMW M6 GT3」は、盤石の逃げ切り体制で危なげなく勝利を獲得。ARTAチームの2クラス同時制覇となりました。同一チームによる両クラス“ポール・トゥ・ウイン”は、SUPRE GT史上初の快挙！

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次戦はポイント2倍となるSUZUKA 1000km

次戦は8月26日（土）～27日（日）で開催される「真夏の3連戦」の最後、「第46回インターナショナル SUZUKA 1000km」です。1000kmという長丁場のレースは、来年からFIA-GT3のチャンピオンシップとなる予定のため、SUPER GTのカレンダー上では最後の開催となります。このレースは獲得ポイントが2倍となるため、シリーズを考えれば非常に重要な1戦です。果たしてどのような戦いが繰り広げられるのでしょうか？