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キャンピングカーに必要な免許は?普通免許で運転できる?

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アウトドアや旅行に大活躍のキャンピングカーには様々な種類や大きさがありますが、皆さんはどのキャンピングカーにどの運転免許が必要かご存知でしょうか。

キャンピングカーには軽自動車をベースにしたものからトレーラータイプのものまで幅広く存在します。

つまり普通免許で運転できるものから牽引免許が必要な車両もあり、大きな車を運転する場合はそれに応じた免許が必要になります。

今回はそんなキャンピングカーの大きさと免許の関係について詳しく解説していきたいと思います。

キャンピングカーに必要な免許の種類ごとの運転範囲

まずは免許について見ていきましょう。

免許にはそれぞれ運転できる車両の大きさの上限が決められていて、大きな車を運転するにはそれに応じた免許が必要になります。

自分の所持している免許で対応していない大きな車を運転してしまうと無免許運転となってしまうので注意が必要です。

また、免許を取得した時期によって運転できる車両の種類が変わるのでその点にも注意しましょう。

最近普通免許を取得したという方は、昔に免許を取得した方よりもかなり小型の車しか運転することができないので特に注意が必要です。

普通免許

現在において最も一般的な免許である普通免許は、車両総重量が3.5t未満、最大積載量が2t未満の車を運転することが可能です。

18歳から取得可能で、日常で使うような軽自動車や普通乗用車を運転したり、小型であればトラックも運転することが可能です。

キャンピングカーの場合でも乗用車をカスタムした車両や小型トラックをベースにした車両であれば運転が可能です。

準中型免許

準中型免許と言われるとあまり聞きなれないなと思う方もいるのではないでしょうか。

それもそのはず、準中型免許は平成29年から新設された免許区分で、まだできてからそれほど時間が経っていません。

普通免許と同様18歳から取得できる免許で、どのような車を運転できるかというと、車両総重量が3.5t以上7.5t未満、最大積載量が2t以上4.5t未満の車が運転可能です。

なぜこの区分が新設されたかというと、平成29年以前は小型のトラックでも普通免許で運転できるものとできないものがあって、知らない間に無免許運転になっている人がいたことと、乗用車しか乗ったことがない人がトラックの特性や注意点を学ばないまま運転した時の事故のリスクを減らすためだと言われています。

中型免許

こちらは平成19年からある免許なので聞いたことがある方も多いと思います。

車両総重量が7.5t以上11t未満、最大積載量が4.5t以上6.5t未満の車が中型車両です。

取得条件は20歳以上で、普通免許または準中型免許を取得してから2年が経過していることが求められます。

中型免許を所持していると中型の車にも乗ることができるので、かなり大きなキャンピングカーも運転できることになります。

大きな車両が運転できるほど選択肢が増えるのでその分楽しみも増えますね。

牽引免許

牽引免許はここまで紹介してきた免許と違って、車の後ろにトレーラーを取り付けて運転するためのものです。

車両総重量が750kgを超える車両を牽引する場合に牽引免許が必要になります。

750kg未満の車両を牽引する場合には牽引免許は必要ないので、小型のキャンピングトレーラー等であれば牽引免許は必要ありません。

キャンピングカーはどの免許で運転できる?

免許の種類を紹介したところで、続いてはそれぞれの免許で運転できるキャンピングカーを紹介していきます。

この免許ではこのくらいのキャンピングカー、というように紹介していきますが、免許の制度は何年かに一度改正され運転できる車の区分が変わります。
平成29年に準中型免許が新設されたことがいい例で、最近になって免許を取得した人と10年前や20年前に免許を取得した人では乗ることができる車に違いがある場合があります。

免許取得年月日による違いは後ほど詳しく解説するので、現在自分が所持している免許で運転できる車はどのようなものかを確認しておいて、車の大きさと免許の関係の参考にしていただければと思います。

また、欲しいキャンピングカーが大型の車両の場合はどの免許を取得すれば良いかの参考にもなるかと思いますのでぜひ最後まで目を通してみてください。

今回の記事では平成29年3月以降に免許を取得したと仮定して解説を進めていきます。

普通免許で運転できるキャンピングカー

軽自動車のキャンピングカーである「軽キャンパー」や、ハイエースやキャラバンなどのバンタイプやワゴンタイプをカスタムした「バンコン」であれば普通免許で乗ることができます。

もちろんその他の乗用車をカスタムした車両もほとんどが乗車可能です、トラックをベースにした「キャブコン」も一部運転が可能です。

日本で販売されているキャンピングカーは普通免許で運転できるものが多く、よほど大きな車両でない限りは運転できると考えて良いでしょう。

普通免許は平成19年と平成29年に制度が改正され運転できる車両の区分が変わっています。

普通免許を取得した時期を確認し自分がどの車に乗ることができるのか把握しておきましょう。

準中型免許で運転できるキャンピングカー

平成29年に新設された準中型免許は車両総重量3.5tまでの車が運転可能です。

準中型免許の取得条件は18歳からで、普通免許と同じになっています。

準中型免許で運転できるキャンピングカーについてですが、トラックをベースにした「キャブコン」や、「バスコン」と呼ばれるマイクロバスをベースにした車両、輸入車の一部などが準中型免許の区分に当てはまります。

普通免許で運転できるものよりも車体が少し大きくなるので運転にはある程度の慣れと注意が必要です。

中型免許で運転できるキャンピングカー

中型免許では車両総重量11t未満の車両を運転することができます。

中型車になると車体はかなり大きくなり、普通車と同じ感覚ではとても運転できません。

教習を修了した方であれば問題ないはずですが、トラックとキャンピングカーでは運転時の感覚もかなり変わってくるはずなのでさらに注意が必要です。
中型車のキャンピングカーはアメリカ製のものがほとんどで、日本製やヨーロッパ製のキャンピングカーはかなり種類が限られています。

日本に輸入されているキャンピングカーはかなり大型のものでも中型免許で運転が可能なので、中型免許を取得していれば国内においてはほぼ全てのキャンピングカーを運転できると考えて良いでしょう。

牽引免許で運転できるキャンピングカー

ここまで紹介した免許と違い、少し特殊なものが牽引免許です。

牽引免許が必要になるのは車両総重量が750kg以上の車両を牽引する場合です。つまり750kg未満であれば牽引免許は必要ないということです。

小さなキャンピングトレーラーであれば牽引免許なしで走行可能ですが、トレーラーの場合も独特の運転感覚が必要なので練習は必須です。

750kgを超える大きなトレーラーを牽引したい場合は教習所に通ってしっかり練習して免許を取得することをお勧めします。

普通免許取得タイミングで運転できるキャンピングカーが違う?

最後に免許の取得タイミングによる運転可能な車両の違いについて詳しく解説しておきましょう。

平成19年に中型免許が、平成29年に準中型免許が新設されたことで普通免許で運転できる車両総重量が小さくなっています。

普通乗用車を運転する分には特に問題はないのですが、キャンピングカーやトラックなどの大きな車両を運転する際にはきちんと自分が運転可能な車両かどうか確認してからにしましょう。

自分の免許で対応していない大きな車を運転してしまうと無免許運転になってしまうので注意しましょう。

平成19年6月1日以前に取得した場合

平成19年6月1日以前に普通免許を取得した方は車両総重量8t未満の中型車両を運転することができます。

これより以前は中型免許という区分がなく、自動車については普通免許と大型免許という2つの区分しかありませんでした。

平成19年6月1日以前に取得した普通免許を所持しているという方は「8トン限定中型免許」として扱われ、現在の免許区分に当てはめると準中型免許と中型免許の中間にあたる免許になるので、間違わないようにしましょう。

平成19年6月2日~平成29年3月11日に取得した場合

平成19年6月2日~平成29年3月11日の間に普通免許を取得した方は、運転できる車の車両総重量が5t未満になっています。

この改正により普通免許では中型のトラックが運転できなくなり、新たに普通免許を取得した若者が中型トラックに乗れないという事態が発生し、運送会社などには都合が悪かったようです。

平成29年3月12日以降に取得した場合

平成29年3月12日以降に普通免許を取得した場合には、運転可能な車両総重量が3.5t未満なので乗用車と小型のトラック以外は運転できなくなってしまいました。

この区分に当てはまる方は運転できないキャンピングカーも多くなってくるので特に注意しましょう。

自分の免許をしっかり把握し適切な利用をしましょう!

今回は様々な免許の種類やそれに対応するキャンピングカーの大きさなどについて解説しましたがいかがでしたでしょうか。

アウトドア好きなら一度は憧れるであろうキャンピングカーは、意外と普通免許で乗れるものも多く、誰でも楽しむことができるものです。

高額なキャンピングカーを購入することはできなくともレンタカーを利用するなりして楽しむことは可能です。

いざキャンプや旅行に出かける際に間違えた免許区分の車に乗ってしまわないようしっかり下調べをしてから購入またはレンタルすることが望ましいですね。

キャンピングカーに乗って新しい世界を見つけにいきましょう!

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