車のガソリン代を節約するには?燃費を良くするコツと給油の工夫を解説

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「ガソリン代が高くて家計が苦しい」「給油のたびに出費が気になる」「燃費を良くする方法が知りたい」と悩んでいませんか?ガソリン価格の高止まりが続く中、車を使う方にとってガソリン代の節約は身近な課題です。

ガソリン代は、運転の工夫・車の状態の管理・給油の工夫という3つの視点で、無理なく節約できます。特に運転方法を少し変えるだけで、燃費は着実に改善します。

この記事では、ガソリン代がかさむ原因、価格が変動する理由、燃費を良くするエコドライブのコツ、給油の工夫、長期的な節約の選択肢まで詳しく解説していきます。

この記事でわかること
  • ガソリン代がかさむ主な原因
  • ガソリン価格が変動する理由(過去10年の推移)
  • 燃費を良くするエコドライブ7つのコツ
  • 車の状態を整えて燃費を良くする方法
  • 給油を工夫して節約する方法
  • ルート選び・運転計画での節約
  • やってはいけないNG行動
  • 長期的にガソリン代を抑える選択肢
結論(ガソリン代節約の土台)
  • エコドライブで燃費は着実に改善する
  • ふんわりアクセルで発進するのが効果的
  • タイヤの空気圧管理で燃費悪化を防ぐ
  • 給油はスタンド選びとカードを工夫する
  • 安全を犠牲にした節約はしない
  • 使用頻度が低いならカーシェアも選択肢
目次

ガソリン代がかさむ主な原因

ガソリンスタンドで給油する

ガソリン代がかさむ背景には、燃費を悪化させるいくつかの要因があります。ガソリン価格そのものの動きとは別に、運転の仕方や車の状態によって、毎月のガソリン代は変わってきます。まずは自分で見直せるポイントを知ることで、どこを改善できるのかが見えてきます。

ここでは、ガソリン代がかさむ主な原因を一つずつ確認していきます。

燃費の悪い運転をしている

ガソリン代がかさむ大きな原因の一つが、燃費の悪い運転です。急発進・急加速・急ブレーキを繰り返すと、エンジンが余分に燃料を消費し、燃費が悪化します。

特に発進時の急加速は、燃料消費への影響が大きいとされています。日々の運転で「急」のつく操作が多い方は、運転方法を見直すことで燃費を改善できる余地があります。

タイヤの空気圧が不足している

タイヤの空気圧が不足していると、走行抵抗が増えて燃費が悪化します。空気圧は時間とともに自然に低下するため、知らないうちに燃費が悪くなっているケースがあります。

タイヤの適正な空気圧は、運転席のドア付近に貼られたシールなどで確認できます。空気圧の管理を怠ると、燃費だけでなくタイヤの寿命や安全性にも影響するため、定期的なチェックが欠かせません。

不要な荷物を積んでいる

車に不要な荷物を積んだままにしていると、車重が増えて燃費が悪化します。トランクや車内に使わない物を載せっぱなしにしていないか、見直してみましょう。

車が重くなるほど、発進や加速に余分な燃料が必要になります。日常的に使わない物は車から降ろすことで、無理なくガソリン代を抑えられます。

エアコンの使い方が非効率

エアコンの使い方も、燃費に影響します。特に冷房はエンジンに負荷がかかるため、設定温度や使い方によっては燃費が悪化します。

車内を冷やしすぎたり、エアコンをつけっぱなしにしたりすると、燃料を余分に消費します。エアコンの使い方を工夫することで、燃費の悪化を抑えられます。ただし、夏場の熱中症対策など、安全や健康を優先することが大前提です。

割高なスタンドで給油している

ガソリン価格は、スタンドによって差があります。いつも同じスタンドで給油していると、近くにもっと安いスタンドがあっても気づかないケースがあります。

フルサービスのスタンドより、セルフ式のスタンドの方が安い傾向があります。価格を比較して給油するだけでも、年間で見れば一定の節約につながります。

ガソリン代の原因は、運転・車の状態・給油の3つに分けて見直せます。

ガソリン価格が変動する理由(過去10年の推移)

ここまでは自分で見直せる原因を見てきましたが、ガソリンの価格そのものも年によって大きく上下しています。「なぜあの時期は高かったのか」を知ることで、価格の仕組みを理解できます。ここでは、過去10年のレギュラーガソリンの年度平均価格を振り返りながら、価格が変動する主な理由を解説していきます。

年度 レギュラー(円/L) 主な背景
2015年度 132円 原油価格の下落
2016年度 125円 原油価格がさらに下落
2017年度 136円 原油価格の持ち直し
2018年度 150円 原油価格の上昇
2019年度 147円 高値圏で推移
2020年度 135円 コロナ禍で需要が減少
2021年度 162円 経済回復で需要が増加
2022年度 170円 ウクライナ情勢・円安
2023年度 175円 円安の継続
2024年度 177円 円安・高値圏が継続
データの出典について

上記はレギュラーガソリンの年度平均価格(全国平均)です。出典は資源エネルギー庁の統計をもとにした石油製品価格の推移データです。価格は変動するため、最新の価格は資源エネルギー庁の公式サイトでご確認ください。

ガソリン価格は「本体価格+税金」で構成される

ガソリンの店頭価格は、ガソリンの本体価格に税金が加わって決まります。税金には、ガソリン税(揮発油税と地方揮発油税)、石油石炭税、そして消費税が含まれます。

ガソリン税は揮発油税と地方揮発油税を合わせたもので、本体価格や原油価格が変動しても、1リットルあたりの税額は一定です。さらに、これらの税金を含めた金額に対して消費税がかかる仕組みになっています。価格のうち一定額は税金が占めているため、「原油価格が下がっても思ったほど安くならない」と感じる要因にもなっています。

原油価格の変動が大きく影響する

ガソリンの本体価格に最も大きく影響するのが、原油価格です。日本は原油のほとんどを輸入に頼っているため、産油国の生産動向や国際情勢によって原油価格が動くと、ガソリン価格にも反映されます。

過去10年を振り返ると、2015年から2016年にかけては原油の供給過剰で価格が下落し、レギュラーガソリンは比較的安い水準でした。一方、2022年度以降は原油価格の上昇が価格を押し上げる要因となりました。原油価格は国際情勢の影響を受けやすく、ガソリン価格が変動する大きな理由になっています。

為替レート(円安・円高)の影響

為替レートも、ガソリン価格に影響します。日本は原油を輸入しているため、円安が進むと、同じ量の原油を買うのに多くの円が必要になり、輸入コストが上がります。

2022年度以降にガソリン価格が高い水準で推移した背景には、原油価格の上昇に加えて、円安の影響もあったとされています。逆に円高が進むと、輸入コストが下がり、ガソリン価格が下がりやすくなります。原油価格と為替の両方が、ガソリン価格を左右する要因です。

需要の増減による変動(コロナ禍など)

ガソリンの需要が増減することも、価格変動の要因です。世界的に経済活動が活発になると原油の需要が高まり、価格が上昇しやすくなります。逆に、経済が停滞すると需要が減り、価格が下がる傾向があります。

2020年度は、新型コロナウイルスの影響で世界的に経済活動が停滞し、原油の需要が大きく減少しました。その結果、ガソリン価格も一時的に下落しました。その後、経済の回復とともに需要が戻り、2021年度以降は価格が上昇に転じています。

税制の見直し(暫定税率の廃止)

ガソリン税には、長年にわたり本来の税率に上乗せされる「暫定税率(当分の間税率)」が設けられていました。この暫定税率は見直され、ガソリン税の上乗せ分は廃止されています。

税金はガソリン価格の一定割合を占めているため、税制の見直しは価格に影響します。ただし、ガソリン価格は原油価格や為替、需要の動向によって日々変動するため、税制の見直しだけで価格が決まるわけではありません。さまざまな要因が組み合わさって、最終的な店頭価格が決まっています。

【手順】燃費を良くするエコドライブ7つのコツ

エコドライブを意識して運転するドライバー

エコドライブは、運転の仕方を少し工夫するだけで燃費を改善できる節約方法です。警察庁・経済産業省・国土交通省・環境省で構成するエコドライブ普及連絡会は「エコドライブ10のすすめ」を公表しており、具体的な数値とともに効果を示しています。ここでは、その内容をもとに7つのコツを紹介していきます。

コツ 内容 ポイント
① ふんわりアクセル 穏やかに発進する 最初の5秒で時速20km
② 加減速を減らす 車間距離をとる 一定速度を保つ
③ 早めのアクセルオフ エンジンブレーキを活用 停止を予測する
④ 一定速度を保つ 速度変化を少なく 無駄な加速を避ける
⑤ アイドリングを控える 不要なアイドリングを避ける 停車時に意識
⑥ エアコンの工夫 冷やしすぎない 設定温度に注意
⑦ 暖機運転は控えめに 現在の車は基本不要 すぐ出発できる

① ふんわりアクセル「eスタート」を意識する

エコドライブの基本は、穏やかに発進する「ふんわりアクセル(eスタート)」です。発進時に急加速をすると、エンジンが高回転になり燃料を多く消費します。

環境省の「エコドライブ10のすすめ」によると、ふんわりアクセルを心がけるだけで、約10%程度燃費が改善するとされています。目安は、発進してから最初の5秒で時速20km程度です。穏やかな発進は、燃費の改善だけでなく安全運転にもつながります。

② 車間距離をとり加減速を減らす

車間距離をとり、加減速を減らすことも燃費改善に効果的です。前の車との距離が近いと、ムダな加速・減速を繰り返すことになり、燃費が悪化します。

「エコドライブ10のすすめ」では、車間距離が短いと市街地で2%程度、郊外で6%程度燃費が悪化するとされています。前の車と十分な距離をとり、速度変化の少ない運転を心がけましょう。

③ 早めにアクセルから足を離す

信号が変わるなど停止することが分かったら、早めにアクセルから足を離しましょう。アクセルを離すとエンジンブレーキが作動し、燃料の消費を抑えられます。

環境省によると、早めのアクセルオフで約2%程度燃費が改善するとされています。減速するときや坂道を下るときも、エンジンブレーキを活用することで燃料を抑えられます。

④ 一定速度を保って走る

走行中は、一定速度を保って走ることが燃費改善につながります。速度が上がったり下がったりを繰り返すと、そのたびに余分な燃料を消費します。

交通状況に応じて、なるべく速度変化の少ない運転を心がけましょう。高速道路では、車の速度を一定に保つクルーズコントロールやアダプティブクルーズコントロール(ACC)を活用するのも効果的です。

⑤ アイドリングを控える

待ち合わせや荷物の積み下ろしなどで停車する際は、不要なアイドリングを控えましょう。エンジンをかけたまま停車していると、走っていなくても燃料を消費します。

環境省によると、10分間のアイドリング(エアコンOFFの場合)で約130cc程度の燃料を消費するとされています。長時間の停車時は、エンジンを切ることで燃料を抑えられます。

⑥ エアコンの使い方を工夫する

エアコンの使い方を工夫することも、燃費改善に役立ちます。特に冷房はエンジンに負荷がかかるため、車内を冷やしすぎないことがポイントです。

環境省の試算では、車内の温度設定を外気と同じ25℃に設定した場合でも、エアコンスイッチをONにしたままだと約12%程度燃費が悪化するとされています。暖房のみ必要なときはエアコン(A/C)スイッチをOFFにするなど、状況に応じて使い分けましょう。ただし、夏場は熱中症のリスクがあるため、安全や健康を最優先してください。

⑦ 暖機運転は控えめにする

寒い時期にエンジンを温める「暖機運転」は、現在の乗用車では基本的に不要とされています。長時間の暖機運転は、その分だけ燃料を消費します。

環境省も、現在の乗用車では基本的に暖機運転は不要としており、エンジンをかけたらすぐに出発することを推奨しています。冬場でも、過度な暖機運転を控えることで燃料を抑えられます。

車の状態を整えて燃費を良くする

燃費は運転の仕方だけでなく、車の状態にも左右されます。タイヤの空気圧や荷物の量、メンテナンスの状況によって、同じ運転をしても燃費が変わります。車を良い状態に保つことで、無理なく燃費を改善できます。日頃から意識したいポイントを整理していきましょう。

タイヤの空気圧を適正に保つ

タイヤの空気圧を適正に保つことは、燃費改善の土台です。空気圧が不足すると走行抵抗が増え、燃費が悪化します。

空気圧は時間とともに自然に低下するため、定期的にチェックするのがおすすめです。ガソリンスタンドで給油時に確認したり、自分で空気圧計を使って測ったりする習慣をつけましょう。適正な空気圧は、運転席のドア付近のシールで確認できます。

不要な荷物を降ろす

車に積んだ不要な荷物は、燃費悪化の原因になります。車が重くなるほど、発進や加速に余分な燃料が必要になるためです。

日常的に使わないゴルフバッグやスポーツ用品、レジャー用品などは、車から降ろしておきましょう。こまめに荷物を整理することで、車を軽く保ち、燃費の改善につながります。

不要なルーフキャリアを外す

使っていないルーフキャリアやルーフボックスは、空気抵抗を増やして燃費を悪化させます。車体の上に物があると、走行時の空気の流れが乱れ、余分な燃料を消費します。

レジャーシーズン以外でルーフキャリアを使わない場合は、取り外しておくのがおすすめです。空気抵抗を減らすことで、燃費の改善につながります。

エンジンオイルを適切に交換する

エンジンオイルは、エンジンをスムーズに動かすために欠かせないものです。劣化したオイルを使い続けると、エンジンに負担がかかり、燃費が悪化するケースがあります。

オイルの交換時期は、車の取扱説明書で確認できます。適切なタイミングでオイルを交換することで、エンジンを良い状態に保ち、燃費の維持につながります。

燃費に影響する消耗品を点検する

エンジンオイルのほかにも、燃費に影響する消耗品があります。その一つがエアクリーナー(エアフィルター)で、エンジンに空気を取り込む部品です。汚れたまま使い続けると、空気の取り込みが妨げられ、燃費を悪化させるケースがあります。

こうした消耗品の交換時期は、車の取扱説明書や点検時に確認できます。定期的なメンテナンスで車を良い状態に保つことが、燃費の維持と長期的な節約につながります。

給油を工夫してガソリン代を節約する

ガソリン代は、給油の仕方を工夫することでも節約できます。スタンドの種類や価格の比較、支払い方法の選択など、ちょっとした工夫の積み重ねが年間では大きな差になります。無理なく続けられる給油の節約術を紹介していきます。

セルフ式スタンドを利用する

セルフ式のガソリンスタンドは、フルサービスのスタンドより価格が安い傾向があります。自分で給油する手間はありますが、その分価格が抑えられているケースが多くなっています。

操作は画面の案内に従うだけで、難しくありません。日常的にフルサービスを利用している方は、セルフ式に切り替えるだけで、無理なくガソリン代を抑えられます。

ガソリン価格を比較して給油する

ガソリン価格は、スタンドや地域によって差があります。よく通る道沿いのスタンドの価格を把握しておくと、安いタイミング・場所で給油できます。

ガソリン価格を比較できるアプリやWEBサイトもあるため、活用するのも一つの方法です。ただし、安いスタンドを探すために遠回りすると、かえって燃料を消費するため、無理のない範囲で比較しましょう。

ポイントが貯まる・割引になるカードを使う

ガソリンの支払いを、ポイントが貯まるクレジットカードや、ガソリン代が割引になるカードにするのも有効です。給油のたびにポイントが貯まったり、割引が適用されたりします。

ガソリンスタンド系のクレジットカードや、特定のスタンドで割引になるカードなど、種類はさまざまです。自分がよく利用するスタンドに合ったカードを選ぶと、節約効果が高まります。

会員アプリやプリペイドを活用する

ガソリンスタンドの会員アプリやプリペイドカードを活用すると、会員価格で給油できたり、ポイントが貯まったりするケースがあります。よく利用するスタンドのアプリは、登録しておく価値があります。

アプリ限定のクーポンや割引が配信されることもあります。普段使うスタンドの会員サービスを確認し、お得な特典を活用していきましょう。

満タン給油と適量給油の考え方

「満タンにすると車重が増えて燃費が悪くなる」と気にする方もいますが、ガソリンの重量による燃費への影響は、日常的な使用ではごくわずかです。そのため、給油量で燃費を気にする必要はほとんどありません。

むしろ、こまめに給油すると、その都度スタンドに立ち寄る手間がかかります。価格が安いタイミングでまとめて給油するなど、自分の使い方に合わせて、無理のない給油スタイルを選ぶのがおすすめです。

ルート選びと運転計画で節約する

ガソリン代は、運転前の計画でも節約できます。渋滞を避けるルート選びや、用事をまとめる工夫によって、走行距離やムダな燃料消費を減らせます。出発前のひと工夫が、燃費の改善につながります。具体的な方法を見ていきましょう。

渋滞を避けるルートを選ぶ

渋滞は、燃費を悪化させる大きな要因です。渋滞中は発進と停止を繰り返すため、ムダな燃料を消費します。出発前に渋滞情報を確認し、混雑を避けたルートを選びましょう。

カーナビやスマホの地図アプリで、リアルタイムの渋滞情報を確認できます。渋滞を避けることで、燃料だけでなく時間の節約にもつながります。

カーナビ・地図アプリで事前に計画する

出発前に行き先やルートを確認しておくことは、ガソリン節約に役立ちます。道に迷って余計に走ると、その分だけ燃料を消費します。

環境省によると、1時間のドライブで道に迷い、10分間余計に走行すると、約17%程度燃料消費量が増加するとされています。カーナビや地図アプリで事前にルートを計画し、ムダな走行を減らしましょう。

用事をまとめて出かける

買い物や送迎などの用事は、できるだけまとめて済ませるのがおすすめです。エンジンが冷えた状態から走り始めると燃費が悪くなるため、複数の用事を1回の外出でまとめると効率的です。

近距離の移動を何度も繰り返すより、ルートを考えて一度にまわる方が、走行距離も燃料も抑えられます。出かける前に、その日の用事を整理しておきましょう。

高速道路のETC割引を活用する

高速道路をよく利用する方は、ETC割引の活用も節約につながります。ETCを利用すると、平日朝夕割引・深夜割引・休日割引など、時間帯や曜日に応じた割引が適用される場合があります。

割引の内容や対象は、利用する道路や時間帯によって異なります。自分の利用パターンに合った割引制度を確認しておくと、高速道路の通行料を抑えられます。

ガソリン代節約でやってはいけないNG行動

ガソリン代を節約しようとして、かえって危険を招いたり車を傷めたりするNG行動があります。安全を犠牲にした節約は本末転倒なので、これらの行動は避けましょう。

危険なエコ運転(極端な低速・無理な惰性走行)

燃費を気にするあまり、極端な低速走行をするのは危険な行動です。周囲の交通の流れに乗れず、後続車に迷惑をかけたり、追突のリスクを高めたりします。

また、エンジンを切って惰性で走る行為は、ブレーキやハンドルが効きにくくなり非常に危険です。エコドライブはあくまで「安全運転の範囲内」で行うことが大前提です。

タイヤの空気圧を高くしすぎる

空気圧の不足は燃費を悪化させますが、だからといって適正値を超えて空気を入れすぎるのも避けたい行動です。空気圧が高すぎると、乗り心地が悪くなるだけでなく、タイヤの接地面が減ってスリップしやすくなります。

タイヤの偏摩耗や寿命の低下にもつながります。空気圧は「高ければ良い」のではなく、車種ごとに定められた適正値に保つことが欠かせません。

安全に関わる装備を省く

燃費のために、安全に関わる装備や点検を省くのは危険な行動です。タイヤの交換やブレーキの点検などを怠ると、重大事故につながるリスクがあります。

ガソリン代の節約は、あくまで安全を確保した上で行うものです。安全に直結する整備やメンテナンスは、節約の対象にせず、適切に行いましょう。

ガソリンを極端に減らして走る

「車重を減らすため」とガソリンを極端に少ない状態で走り続けるのは避けたい行動です。ガソリンが少なすぎると、ガス欠のリスクが高まります。

高速道路上でのガス欠は、道路交通法違反になるだけでなく、重大事故につながる危険があります。燃料計をこまめに確認し、余裕を持って給油することが安全につながります。

長期的にガソリン代を抑える選択肢

日々の工夫に加えて、長期的にガソリン代を抑える選択肢もあります。燃費の良い車への乗り換えや、車の持ち方そのものの見直しによって、根本的にガソリン代の負担を減らせるケースもあります。自分の生活に合った方法を考えていきましょう。

燃費の良い車(ハイブリッド・軽自動車)への乗り換え

ガソリン代を根本的に抑えたいなら、燃費の良い車への乗り換えも選択肢です。ハイブリッド車は、エンジンとモーターを組み合わせることで、ガソリン車より燃費が良い傾向があります。

軽自動車も、車体が軽く燃費の良い車種が多いため、ガソリン代を抑えやすくなっています。乗り換えには費用がかかりますが、長期的なガソリン代の節約を考えると、検討する価値があります。

電気自動車(EV)という選択肢

電気自動車(EV)は、ガソリンを使わず電気で走る車です。ガソリン代がかからず、電気代で走行できるため、燃料費を大きく抑えられる可能性があります。

ただし、車両価格が高めで、充電設備や充電時間といった課題もあります。自宅で充電できる環境があるか、走行距離が充電の頻度に見合うかなど、自分の使い方に合うかを検討することが欠かせません。

カーシェアの活用(ガソリン代込み)

車に乗る頻度が低い方には、カーシェアという選択肢があります。カーシェアは、利用料金にガソリン代が含まれているケースが多く、別途給油の費用を負担する必要がありません。

「週末だけ」「月に数回」程度しか乗らない方は、車を所有してガソリン代や維持費を払うより、カーシェアの方が経済的なケースもあります。給油の手間がないのも利点です。

自分の使い方に合った選択を

ガソリン代を抑える方法は、自分の使い方に合わせて選ぶのがおすすめです。毎日車を使う方はエコドライブや燃費の良い車、たまにしか使わない方はカーシェア、というように、使用頻度に応じた選択が経済的です。

日々の運転の工夫から、車の乗り換え、車の持ち方の見直しまで、選択肢はさまざまです。自分の生活と予算に合った方法を組み合わせて、無理なくガソリン代を抑えていきましょう。

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車のガソリン代節約に関するよくある質問

エアコンを使うとどれくらい燃費が悪くなる?

エアコンの使用は燃費に影響します。環境省の試算では、車内の温度設定を外気と同じ25℃に設定した場合でも、エアコンスイッチをONにしたままだと約12%程度燃費が悪化するとされています。冷房はエンジンに負荷がかかるため、車内を冷やしすぎないことがポイントです。ただし、夏場は熱中症のリスクがあるため、安全や健康を優先してエアコンを使うことが大前提です。

アイドリングストップは本当に節約になる?

不要なアイドリングを控えることは、燃料の節約につながります。環境省によると、10分間のアイドリング(エアコンOFFの場合)で約130cc程度の燃料を消費するとされています。ただし、エンジンの再始動にも燃料を使うため、数秒程度の短い停止を繰り返すと、かえって効率が悪くなるケースもあります。また、アイドリングストップ機能はバッテリーへの負担もあるため、長時間の停車時に活用するのが効果的です。

満タンとこまめな給油、どちらが得?

満タンにするとガソリンの重量分だけ車重が増えますが、日常的な使用ではその影響はごくわずかです。一方、こまめに給油すると、その都度スタンドに立ち寄る手間がかかります。価格が安いタイミングでまとめて給油するのも一つの方法です。燃費への影響を気にするより、自分の使い方に合った無理のない給油スタイルを選ぶのがおすすめです。

ハイオク指定車にレギュラーを入れてもいい?

ハイオク指定車にレギュラーガソリンを入れるのは、おすすめできません。ハイオク指定車は、ハイオクガソリンの性能を前提に設計されているため、レギュラーを入れるとエンジン性能が十分に発揮されず、かえって燃費が悪化したり、エンジンに負担がかかったりするケースがあります。指定された種類のガソリンを使うのが、結果的に車を良い状態に保つことにつながります。

一番効果のあるガソリン代節約方法は?

一番効果のある方法は、人によって異なります。走行距離が多い方は燃費の良い運転(エコドライブ)の効果が大きく、たまにしか乗らない方は給油の工夫やカーシェアの活用が向いています。環境省の「エコドライブ10のすすめ」によると、ふんわりアクセルで約10%程度燃費が改善するとされており、運転方法の見直しは効果が出やすい方法です。まずは自分の運転や使い方を振り返り、取り組みやすい方法から始めるのがおすすめです。

まとめ

車のガソリン代は、運転の工夫・車の状態の管理・給油の工夫という3つの視点で、無理なく節約できます。特にエコドライブは、運転方法を少し変えるだけで燃費を改善できる効果的な方法です。

警察庁・経済産業省・国土交通省・環境省で構成するエコドライブ普及連絡会の「エコドライブ10のすすめ」によると、ふんわりアクセル(eスタート)で約10%程度燃費が改善し、エアコンの使い過ぎでは約12%程度燃費が悪化するとされています。エコドライブのコツは、①ふんわりアクセル、②加減速を減らす、③早めのアクセルオフ、④一定速度を保つ、⑤アイドリングを控える、⑥エアコンの工夫、⑦暖機運転を控えめに、の7つです。あわせて、タイヤの空気圧管理や不要な荷物を降ろすなど、車の状態を整えることも燃費改善につながります。給油は、セルフ式スタンドの利用・価格比較・ポイントカードの活用で節約でき、渋滞回避やETC割引も効果的です。ガソリン価格は、原油価格・為替・需要・税制などさまざまな要因で変動しますが、自分でできる節約の工夫は数多くあります。ただし、極端な低速走行や空気圧の入れすぎなど、安全を犠牲にした節約は避けましょう。長期的には、燃費の良い車への乗り換えやカーシェアの活用も選択肢になります。

今回の記事のポイント
  • ガソリン代は運転・車の状態・給油の3視点で節約できる
  • ガソリン価格は原油・為替・需要・税制で変動する
  • ふんわりアクセルで約10%程度燃費が改善する
  • 車間距離をとり加減速を減らす
  • タイヤの空気圧を適正に保つ
  • 不要な荷物・ルーフキャリアは降ろす
  • 給油はセルフ式・価格比較・カードを工夫する
  • 極端な低速走行など危険なエコ運転はNG
  • 空気圧の入れすぎ・安全装備の省略はしない
  • 長期的には燃費の良い車・カーシェアも選択肢

ガソリン代は、日々の小さな工夫の積み重ねで着実に節約できます。安全運転を土台に、無理のない範囲で燃費改善に取り組んでいきましょう。

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