車検が不合格になる理由を徹底解説!原因や対処法を知ろう

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車検の時期が近づくと「今回は問題なく通るのだろうか」「車検に不合格になる理由は何があるのか」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。普段は特に不具合を感じていない車でも、車検では思わぬ指摘を受け不合格になるケースは少なくありません。しかし、事前に車検が不合格になる理由を知っておくことで、再検査による時間や余計な費用を防ぐことができます。本記事では、車検に不合格になる主な原因や、その対策について分かりやすく解説していきます。

目次

車検とは?車検の基準について


車検とは車が国の定める保安基準に適合しているかを確認するための検査です。ブレーキ性能や灯火類、排気ガス、車体寸法、安全装置など、多くの項目が細かくチェックされます。ここで重要なのは、車検は1項目でも基準を満たしていない場合、不合格になるという点です。大きな故障がなく、車自体は走行できる状態であっても、わずかな基準超過や不備が見つかれば合格とはなりません。車検は「全体的に問題がなさそうか」ではなく「すべての検査項目が基準内かどうか」で判断される仕組みになっています。

車検に不合格になる理由は大きく分けて3つ


車検に不合格になる理由は一見すると複雑に思えますが、実際には大きく3つのパターンに分けて考えられます。「車検に落ちる=重大な故障がある」とイメージする人も少なくありませんが、必ずしもそうではありません。車検では、国が定めた保安基準にすべて適合しているかどうかが確認されるため、些細な不備であっても基準を満たしていなければ不合格になります。

車検に不合格になる理由は大きく分けて3つ
  • 理由1.車両の状態がよくない
  • 理由2.不正・基準超過のカスタム
  • 理由3.書類・税金など手続き面の不備

ひとつめは、車両の状態がよくないことが原因となるケースです。灯火類の点灯不良や光量不足、タイヤの摩耗、ブレーキ性能の低下、オイルや冷却水の漏れなどが代表例。ヘッドライトが点灯しないなどの分かりやすいものから、光軸がズレているなど普段の運転では異常を感じにくい部分でも、数値や基準で判断される車検では不合格となることがあります。さらに発炎筒をはじめとする消耗品は、期限が切れていたり劣化が進んでいたり、本人が気づかないまま基準を下回っているケースも少なくありません。

次に、不正または基準を超えたカスタムも不合格の原因となります。車高を下げる、マフラーを交換する、灯火類の色や仕様を変更するといったカスタムは、内容によりますが保安基準に適合しなくなります。「以前は通った」「車検対応と書かれていた」という場合でも、装着状態や経年変化によって基準外と判断されることがあるので注意が必要です。

最後に書類や税金など手続き面の不備です。必要書類がそろっていなかったり税金や反則金が未納であった場合、車自体に問題がなくても車検に通らないどころか検査そのものを受けられないことがあります。車検に不合格になる理由は、車だけでなく手続き面にもある点を理解しておくことが重要です。

車両の状態が原因で車検に不合格になる理由


車両の状態が原因で車検に不合格になる理由は最も多いケースです。普段は問題なく走行できていても、車検では「安全に公道を走れる状態か」「保安基準を満たしているか」が数値や規定で厳密に確認されます。そのため、ドライバーが気づきにくい劣化や不具合が原因で不合格になることも珍しくありません。

灯火類の不具合

灯火類は安全確認に直結するため様々な項目に分けて厳しくチェックされます。ヘッドライトやウインカー、ブレーキランプが点灯しない場合はもちろん、光量不足や色、光軸のズレ、カバーの破損も不合格の対象です。レンズの黄ばみや曇り、バルブの劣化、社外品LEDへの交換などが原因で、光量が基準に達しないケースが増えています。

なお、ヘッドライトの検査はロービームでの検査に移り変わっています。それ以前はやむを得ない場合はハイビーム時の検査も有効でしたが、ロービーム中心の検査となりました。北海道、東北、北陸信越、中国の運輸局は2024年8月から、関東、中部、近畿、四国、九州、沖縄の陸運局は2026年8月から完全移行されます。

「運転できる程度には明るいので問題ない」と思っていても、検査機器で測定し数値で測ると基準未満になることがある点に注意が必要です。

タイヤの摩耗・損傷

タイヤは溝の深さだけでなく状態そのものも確認されます。スリップサインが露出していれば不合格であることをはじめ、目視でひび割れや偏摩耗、側面の傷もチェックされ、安全性に問題があると判断された場合も不合格になります。特にスタッドレスタイヤは摩耗しやすく気づかないうちに基準を下回っていることもあるので、通年使っている方は特に注意をしてください。

ブレーキの制動力不足・パッド摩耗

ブレーキは目視での損傷チェックの他、制動力測定器で数値的にチェックされます。ローラーに車のタイヤを載せブレーキを踏み、制動力を数値で表示する測定器です。ブレーキパッドの残り具合自体は検査項目にありませんが、限界まで摩耗していると制動力が低下し不合格になる可能性があるため、実質合否に直結する項目だといえるでしょう。また、ブレーキフルードの劣化やエア混入なども制動力低下の原因になります。異音が出ていなくても内部では劣化が進んでいるケースも多く、見た目だけで判断できない点が特徴です。

オイル漏れ・水漏れが発生している

エンジンオイルや冷却水の漏れは、環境面・安全面の両方から問題視されます。駐車場にオイル染みができるほどでなくても、にじみや湿りが確認されれば整備が必要となります。特に年式の古い車では、パッキンやホース類の劣化による漏れが起こりやすく車検で指摘されるケースも珍しくありません。

マフラーの不具合・排気ガス基準オーバー

マフラーは取り付け位置、排気音、排気ガス濃度などがチェックされます。取り付け位置に関しては、最低地上高が9cm以上やリアバンパーから後方への突き出しが極端でないかなど複数の基準があります。排気音は車の年代によって異なる基準の数値で判断され、腐食による穴あきや排気漏れ、遮音性能の低下が不合格の要因です。また、排気ガス検査では一酸化炭素や炭化水素の数値が測定され、エンジンの燃焼状態や整備状況によっては基準を超えることがあります。これらの項目は数値の基準があるため、自主点検では基準に満たないことに気が付きにくいです。

基準を超えた改造・カスタムが原因で車検に不合格になる理由


基準を超えた改造やカスタムが原因で車検に不合格になるケースも多く見られます。カスタム自体が禁止されているわけではありませんが、保安基準を1つでも超えてしまうと車検には通りません。見た目や走行性能を重視した結果、知らないうちに基準外になっていることも多く、注意が必要なポイントです。

車高・最低地上高が基準を満たしていない

車検では、最低地上高が9cm以上確保されているかがチェックされます。ローダウンやエアロパーツの装着によって、マフラーやメンバー、エアロの一部が9cm未満になると不合格です。重要なのは車体の一番低い部分が基準となる点で、タイヤやホイール、スイングアームなど稼働する足回りを除いた部分が測定対象です。

全長・全幅・全高・重量が基準外

バンパーやスポイラー、オーバーフェンダーなどの装着により、車両寸法が変わることがあります。寸法が以下の構造変更の範囲を超えている場合、事前に本拠の位置を管轄する運輸支局等で手続きをしていなければ不合格になります。

全長・全幅・全高・重量の基準
  • 全長:車検証の記載から±3cm
  • 全幅:車検証の記載から±2cm
  • 全高:車検証の記載から±4cm
  • 重量(車両総重量):車検証の記載の1.1倍以下が目安

窓ガラスのフィルムが基準不適合

フロントガラスおよび運転席・助手席のサイドガラスには、可視光線透過率70%以上という基準があります。経年劣化によって透過率が低下するケースもあるため、「以前は通った」場合でも注意が必要です。

灯火類の色・仕様が保安基準外

ヘッドライトやウインカー、ブレーキランプなどの灯火類は、色や点灯方法が細かく定められています。例えばヘッドライトは白または淡黄色、ウインカーは橙色といった規定があります。灯火類を社外品やスモークレンズに交換した結果、色味や明るさが基準に合わず不合格になる可能性があります。

装備品や安全装置の不備で車検に不合格になる理由


装備品や安全装置の不備が原因で車検に不合格になるケースもあります。普段の運転では使う機会が少ない装備ほど、見落とされやすい点に注意が必要です。

シートベルト・エアバッグなど警告灯の点灯

メーターパネル内にあるシートベルトやエアバッグなどの警告灯が点灯、または点滅している場合は車検には通りません。たまたま点灯しているだけであっても、車検時に消灯していなければ不合格となるのが原則です。社外ハンドルへの交換やシート交換が原因で警告灯が異常を示すケースもあります。

クラクションが正常に作動しない

クラクションは保安基準で装備が義務付けられている装置です。ボタンを押しても音が鳴らない、音が極端に小さい、断続的にしか鳴らないなどの異常状態では不合格になります。普段あまり使わないため、故障に気づかず車検で指摘されるケースが多い項目といえるでしょう。

ワイパー・ウォッシャーが作動しない

ワイパーとウォッシャーは安全な視界を確保するために必須の装備。ワイパーが正常に動かない、拭き取り性能が著しく低下している、ウォッシャー液が出ないといった場合は不合格になります。ウォッシャー液切れやノズル詰まりといった軽微な原因でも、検査時に作動しなければ基準不適合となります。車検の前には一度噴射を試しておくと安心です。

発炎筒(非常信号用具)が未装備・期限切れ

発炎筒は車が道路上で動かなくなったときなどに周囲に危険を知らせるための装備が義務付けられています。車内に搭載されていない場合はもちろん、使用期限が切れている場合も不合格の対象になります。普段使うことがほとんどないため、期限切れに気づかないケースが多い点が特徴です。車検前には必ず期限表示を確認しておきましょう。

車に問題がなくても車検に不合格になる理由


車検に不合格になる理由は必ずしも車そのものに問題がある場合だけではありません。書類や税金の支払い履歴など手続き面に問題があると、車検に通らないどころか検査自体を受けられないことがあります。特に初めて車検を受ける方は車検の少し前に書類が揃っているか確認することをオススメします。

必要書類の不足・紛失

車検を受ける際には申請書、車検証、自賠責保険証明書、運転免許証などの本人確認書類が不足していると、車に問題がなくても車検は進められません。車検を受ける前に書類が揃っているか事前確認しておきましょう。

自動車税・反則金の未払い

自動車税や駐車違反などの反則金が未納の場合、車検に通りません。「後で払えばいい」と思って放置していると車検当日に発覚してその場で不合格または検査中止となる可能性があります。車検をスムーズに通すために税金や反則金を事前に納めるようにしましょう。

車検に不合格になった場合の対処法


車検に不合格になる理由は様々あり、指摘された不備の程度によって取るべき対応は大きく異なります。軽微な不備であれば短時間・低コストで再検査が可能なケースも多く、重大な不備であっても適切に整備すれば車検に通すことが可能です。

軽微な不備の場合

例えば灯火類の球切れやワイパーゴムの劣化、ウォッシャー液不足、発炎筒の期限切れなどは、軽微な不備に該当します。業者に頼んだ車検では、これらは部品交換や補充をすれば当日に改善できることがほとんど。ユーザー車検であればその場で整備をしてもらうことはできず、自分で部品を購入して交換するか、いったん外部の整備工場に持ち込む必要があります。申請日当日の検査は初回を入れると3回受けられます。つまり、1回目不合格になってもあと2回は無料で受けられます。

重大な不備の場合

ブレーキの制動力不足、オイル漏れ、排気ガス基準オーバー、保安基準外の改造などすぐに直せない不備は重大なものと判断されます。この場合は整備工場での修理や部品交換が必要です。申請日以降の再検査であれば「限定自動車検査証」というものが発行され、15日以内の再検査であれば不適合だった部分だけの検査で車検受けられます。15日を過ぎるかつ車検の期限も過ぎてしまった場合は公道を走行できなくなることに注意してください。

車検に不合格にならないために事前にできる対処法


車検は当日の検査だけでなく、事前準備で合否がほぼ決まるといっても過言ではありません。特に年式が古い車や日常点検をあまりしていない車は、軽微な不備が重なって不合格になるケースもあります。

車検前に自分でできるチェックポイント

車検前に灯火類・消耗品は自分で簡単に確認できます。ヘッドライト、ウインカー、ブレーキランプ、ナンバー灯はすべて点灯するかを実際に確認しましょう。また、ウォッシャー液の残量不足にも注意が必要ですので、事前に問題なく噴射されるか確かめておくとよいでしょう。タイヤはスリップサインが露出していないかをチェックしてください。発炎筒の期限切れも、不合格になりやすいが自分で確かめやすいポイントです。

車検を通すのは日々のメンテナンスが重要。以下に上記を踏まえた日常メンテナンス項目を記載するので、数ヶ月に1回程度チェックしてみてください。

車の日々のメンテナンス
  • ウォッシャー液は噴出できるか?
  • 冷却水・エンジンオイルは既定の量だけ入っているか?
  • タイヤのスリップサインは露出していないか?
  • タイヤの空気圧チェックは規定通りか?
  • ライトやウインカーが切れていないか?

不安がある場合は事前点検・見積もりを活用

「自分でチェックするのは不安」「車の状態がよく分からない」という方も少なくないでしょう。そんな場合は車検前の事前点検や見積もりを活用するのが有効です。事前に不具合を洗い出してもらうことで、当日に不合格になる可能性を大きく減らせます。

事前点検では、基準に適合しない箇所や車検時に交換が必要になる部品をあらかじめ把握できます。修理や部品交換をどうするかを検討する時間も確保できることが大きなメリットでしょう。

車検に不合格にならないためには車検業者は比較して決めよう


車検に不合格にならないためには、車検業者を比較して選ぶことが重要です。車検には明確に数値で決まっている項目もありますが、業者ごとに判断が異なるものもあります。例えば、ボディのへこみは軽微であれば問題ありませんが、明確に数値で基準があるわけではありません。点検の厳しさや整備方針、提案される整備内容は異なるため、1社だけで判断すると本来は不要な整備まで含めてしまう可能性があります。

複数の車検業者で見積もりを取ることで、法定上必須の整備と任意の整備を切り分けやすくなります。どの車検業者を選べばよいか迷った場合は【最新】車検おすすめ比較ランキングをチェックしてみてください。

まとめ


車検で不合格になる理由は車の故障や劣化だけでなく、基準を超えたカスタム、書類や税金の不備など多岐にわたります。1項目でも基準を満たさなければ不合格となるため「たぶん大丈夫だろう」という油断は禁物です。日頃から灯火類やタイヤ、警告灯の状態を意識し、異変があれば早めに対処しておくことが重要です。また、数値で基準がない項目は判断が分かれやすいため、事前点検を活用すると安心です。車検業者を比較して自分の車に合った整備内容を把握したうえで車検に臨むことが、不合格や余計な出費を防ぐポイントだといえるでしょう。

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