ハイブリッド、PHV、バッテリーEVと電動モデルの増加が目立つ

2021~2022の注目新車

トヨタは2021年10月にレクサスNXをフルモデルチェンジし同車にレクサスブランドとして初のPHVを採用。11月には5ナンバーサイズのSUVとして人気のライズにハイブリッドモデルを設定。兄弟車にあたるダイハツ・ロッキーにも同時にハイブリッドモデルが設定された。12月には超小型モビリティのC+podの個人ユーザー向け販売が開始された。2022年1月には大ヒットモデルとなるミニバンのヴォクシー&ノアをフルモデルチェンジ。従来、ヴォクシー&ノアは5ナンバーサイズが基本であったが、このモデルから3ナンバーに移行した。また従来設定のあったエスクァイアは廃止となっている。4月にはトヨタ初となるバッテリーEVのbZ4Xを発表、5月から発売されたが約1カ月後の6月にはハブボルトの不具合によるリコールを発表。この記事を制作している9月中旬の時点では販売停止のままとなっている。スバルのソルテラも同様である。7月にはトヨタを代表する車種であるクラウンをフルモデルチェンジ、従来のボディ形状はセダンのみだったが、新型クラウンはセダン、5ドアハッチバックのスポーツ、5ドアクロスオーバーSUVのクロスオーバー、ステーションワゴンのエステートの4つのボディが存在することが明らかにされた。8月には5ナンバーサイズの3列シートミニバンとして人気を博しているシエンタをフルモデルチェンジした。

 


■レクサスNX

 

 


■トヨタ・ライズ

 

 


■トヨタC+pod

 

 


■トヨタ・ヴォクシー

 

 


■トヨタbZ4X

 

 


■トヨタ・クラウン

 

 


■トヨタ・シエンタ

 

 

 

ホンダは2022年6月にFFファミリーミニバンの草分けであるステップワゴンをフルモデルチェンジし6代目に移行。同月末にはシビックにハイブリッドモデルであるe:HEVを追加、7月にはシビックにタイプRを先行公開した。同じく7月にはシビックをベースとしたSUVのZR-Vを先行公開し今秋発売としていたが、世界的な半導体不足や世界情勢の変化を理由に来春発売と変更された。

 


■ホンダ・ステップワゴン

 

 


■ホンダ・シビック

 

 


■ホンダZR-V

 

 

 

日産は2020年7月にバッテリーEVのアリアを発表し2021年6月に予約注文車のリミテッドについてのみ価格を発表していたが、標準モデルのB6の価格が明らかになったのは2021年11月のこと。2022年1月には東京オートサロンにおいて新型フェアレディZを発表。5月には軽自動車のEVであるサクラを発表。7月には可変圧縮比エンジンを搭載するハイブリッドモデルのエクストレイルを発表した。

 


■日産アリア

 

 


■日産フェアレディZ

 

 


■日産サクラ

 

 


■日産エクストレイル

 

 

 

スズキは2021年12月に同社の歴史ある軽自動車アルトをフルモデルチェンジ、9代目に移行した。2022年4月にはコンパクトSUVの元祖ともいえるエスクードにハイブリッドモデルを追加。8月にはミニバンのランディをフルモデルチェンジ、従来ランディは日産セレナのOEMモデルであったが、この新型からトヨタ・ノアのOEMに変わった。

 


■スズキ・アルト

 

 


■スズキ・エスクード

 

 


■スズキ・ランディ

 

 

 

三菱は2021年10月にアウトランダーをフルモデルチェンジ。3代目となる現行型の日本仕様はPHEVのみとなった。11月にはエクリプスクロスにもPHEVモデルを追加。2022年5月には日産とのアライアンス関係で生まれた軽自動車のeKクロスEVを発表した。

 


■三菱アウトランダー

 

 


■三菱エクリプスクロスPHEV

 

 


■三菱eKクロスEV

 

 

 

マツダは2022年4月にラージクラス商品群の第一弾となるCX-60の日本仕様を公開。6月より予約を開始、9月から販売を開始した。CX-60はディーゼルエンジンながら直列6気筒エンジンを搭載するモデルとして注目を浴びている。

 


■マツダCX-60

 

 

 

スバルは2021年10月にレガシィアウトバックを発表。11月にはWRX S4を発表した。2022年4月にはバッテリーEVのソルテラを発表するも、リコールとなる。現在のソルテラの状況はトヨタのbZ4Xと同様である。9月にはXVの後継にあたるクロストレックを世界公開した。

 


■スバル・アウトバック

 

 


■WRX S4

 

 


■スバル・ソルテラ

 

 


■スバル・クロストレック

 

 

 

前述のとおり、ダイハツは2021年11月に5ナンバーSUVのロッキーにハイブリッドを設定。7月にはムーヴキャンバスをフルモデルチェンジし2代目に移行した。8月には同年秋に導入を予定しているタントのアクティブ系モデルにあたるタントファンクロスを発表。タントファンクロスは事実上のウェイクの後継となる。

 


■ダイハツ・ロッキー

 

 


■ダイハツ・ムーヴキャンバス

 

 


■ダイハツ・タントファンクロス

 

 

 

クルマ豆知識

例題/2021年に世界でもっとも売れた車種は何?
①トヨタ・カローラ ②トヨタ・ハイエース ③フォードFシリーズ ④日産ノート(正解=①)

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