【初心者に送るカーライフの第一歩①】減りゆくメーターと増え続ける警告灯
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減りゆくメーターと増え続ける警告灯
かつて、自動車のインパネに数多くのメーターが配置されていた。スポーツカーともなるとそのメーターの数は7個(※①)くらいになり、メーターの数が競われることもあった。
補足情報
①メーターの数は7個
スピードメーター以外のメーターとして装備されていたもので、もっとも代表的なのはタコメーター(エンジン回転計)、その次には燃料計、そして水温計だ。このあたりは今も装備しているクルマも多い。ターボ車の場合はブースト計などが装備されていることも多かった。また、最近のモデルで言えばマツダのロードスターが初代から油圧計を装備している。古いクルマになると油温計がついていたクルマもある。電気系では電圧計と電流計が一般的だった。電圧計は現在のバッテリー電圧を表示するものだが、電流計はバッテリーが充電状態か放電状態かを表示する。
しかし現代のメーターは省略の一途をたどっている。左の写真はスズキの軽自動車ラパンのメーターだが、もはやメーターはスピードメーターしかない。そのほかの多くは警告灯や表示灯として表されるようになっている。
このラパンの場合、警告灯はメーターの周囲に散りばめられていて、必要に応じて点灯、もしくは点滅する。
じつは警告灯はイグニッションスイッチをオンにした際に一度点灯するものがある。これらの警告灯は重要性が高いもので、球切れを確認するためにイグニッションオンで点灯するようになっている。どの警告灯が点灯するかは覚えておこう。
現在は前方エアバッグ、側方エアバッグ、ブレーキ、ABS、エンジンの警告灯についてはイグニッションスイッチをオンで警告灯が点灯。エンジン始動で消灯することが必要で、点灯や点滅している場合は車検に不合格となります。
警告灯は、その重要性によって色が違う。もっとも重要なものは赤色(EV特有なものは黄色)で続いて橙色となっている。またなかには水温が低いときに水温警告灯を青で表示するものもある。
警告ではなく状態を示す表示灯もハイビームは青色、下向きのヘッドライトは緑色となっている。これは形が似た表示灯での見間違いを防止する目的もある。
●おもな警告灯/表示灯
参考情報 ここもチェック!
同乗者のために用意される警告灯
警告灯というとメーターパネル内に収められていて、ドライバーだけが見るものと思われがちだが、同乗者に警告するための警告灯というものも存在する。シートベルトの警告灯はそのなかでもポピュラーなもの。今はドライバーだけでなく、助手席や後席の乗員に注意をうながすためのシートベルト警告灯が採用されている。また、昔はステアリングコラムなどに装備されていたハザードスイッチも、現在は助手席からでも操作しやすい位置に装備されている。万が一の場合に操作する必要があるからだ。
例題/ブレーキランプが切れた時、停車の際の手信号は?
①手を振る ②手を水平に出す ③手を斜識め下に出す ④手を斜め上に出す(正解=③)