【カーライフを楽しく素敵に②】感覚を研ぎ澄ますことが運転上達の第一歩だ・専門店を上手に選ぶことも大切・ローンを知ってお得に購入

感覚を研ぎ澄ますことが運転上達の第一歩だ

誰だって運転がうまくなりたいという気持ちにあふれているはずだ。じつはクルマの運転が楽しいのは、運転が上達することが大きく影響している。だから一番上達する時期に当たる、初心者マーク時代が楽しかったりする。教習所時代は自由さがないので、あまり楽しさを感じないことも多いが、それでも楽しかった思い出も多いはずだ。
運転が上達するためにもっとも大切なのは、いかに多くの情報を手に入れるかだ。人間には、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚という五感があるが、運転に関係ないのは味覚だけ。
目からの情報(※④)である視覚や、ステアリングやシートからの情報である触覚は理解しやすいだろう。

補足情報

④目からの情報

運転に必要な情報の9割は目から得ていると言われるが、それでも目からの情報だけでは理想的な運転はできない。なかでもステアリングインフォメーションやシート通して伝わってくる前後Gや横Gはクルマの動きを直感的に感じ取れる大切な情報となっている。


では例えば聴覚。100㎞/h一定で走るときは、流れる風景を頼りにするより、100㎞/hの風切り音を維持するように走るほうが正確さがあがる。ときどきメーターを見ることで補正をすればなおさらいい。
ブレーキの不具合などはパッドが焦げる匂いから察することができる。
手に入れた情報を無駄なく使うためには、正しい操作を心がけること。シートポジションやステアリングの持ち方、回し方、それがいい加減だと元も子もなくなってしまう。詳しい方法はまた、機会をもって書こう。


ドライビングスクールに参加するのもいい。写真はトヨタが富士スピードウエイ内で展開するモビリタ

専門店を上手に選ぶことも大切

クルマのメンテナンスやドレスアップ、カスタマイズはすべてディーラーまかせという人も多いが、じつはディーラーにクルマをあずけても、ディーラーが専門店に作業を依頼するということも多い。
そうした場合は、直接専門店に持っていったほうが中間マージンがなくなるので料金が安かったりすることも多い。
専門店としては、板金塗装、ガラス交換、タイヤなどがメジャーどころ。また、ナビやオーディオ、ガラスフィルムの装着、洗車やボディコーティングなども専門業者が行うことがあるほど。
料金の高低だけでなく、技術の確かさなども確認してかしこく専門業者を選ぶことが大切。情報はあふれているので、信頼できる情報を見つけることが第一だ。

ローンを知ってお得に購入

ローンとひと言で言っても、さまざまな種類がある。ディーラーで紹介してくれるローンだけでなく、普段付き合いのある銀行や農協などでローンを組むという方法もメジャーだ。一般的にはディーラーローンは金利が高めだが、輸入車などはシェア拡大を狙い非常に金利が低いローン(※⑤)を用意していることも多い。ひとつのローンパターンだけでなく、さまざまなローンで総支払い額を考えながら検討することをおすすめする。
また、最近は残価設定ローンというものも多くなってきた。設定残価を据え置くことで月々の支払いが低く抑えられる。ローン支払い後、クルマは販売、買い取り、再ローンなどができることが多くなっている。

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⑤金利が低いローン

輸入車はキャンペーン的に低金利ローンを採用することが多い。ただし、低金利ローンの場合は値引きをしないなどの条件がつくことも多い。大切なのは、総支払い額がいくらになるか? 月々の支払い額は妥当か? などだ。

参考情報 ここもチェック!

最近どんどん注目されている福祉車両っていったい何?

福祉車両とは、車いす利用者などを乗せやすくしたクルマのことで、助手席や後席にリフトアップ機構を備えるシートを採用したり、1ボックスタイプのクルマのリアゲートにリフトを装備して車いすごと乗れるようにしたものなどがある。福祉車両にはいくつかのタイプがあるが、条件を満たすと消費税が非課税になることもある。販売店の人間でも非課税のことを知らない場合などもある。また、状況によっては購入時に助成が受けられることなどもあるので、購入を検討されている方は、自治体の福祉コーナーなどを訪れてみることをおすすめする。ディーラーでも、専門店を設けている場合もあるので、インターネットなどでチェックするといい。

車いすごとリアから乗るタイプには、写真のようなスロープ式もある。スロープ式はリフト式よりもパーソナル性が高い


クルマ豆知識
絶版名車列伝/「トヨタスープラ」(1978~2002年)、初代と2代目は日本ではセリカXX(ダブルエックス)の車名で販売されたモデルで、日本仕様でスープラの名前が使われるようになったのは1986年発売の3代目から。


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