【モーターショー②】いまや、中国、東南アジア、インドでも開催されている・クルマ趣味人を満足させるグッドウッドフェスティバル
いまや、中国、東南アジア、インドでも開催されている
工業製品の見本市で、最も華やかで、最も大規模なものがクルマの見本市であるモーターショー。その歴史は古く、最古のモーターショーといわれるフランクフルトショーの前身、ベルリン自動車展は、明治30年に開催されている。
もともとはこのフランクフルトショー、北米国際オートショー(通称デトロイトモーターショー)(※③) 、そして東京モーターショーが世界三大モーターショーといわれていたが、近年はこれに加えて、サロン・アルテルナショナル・ド・ロト(通称ジュネーブショー)、モンディアル・ドロトモビル(通称パリサロン)を加えていまは五大モーターショー(※④)といわれている。
補足情報
③デトロイトショーは今後も開催
’13年7月に財政破綻したデトロイト市だが、北米国際オートショーは独立したショーなので、運営や資金の影響はなく、今後も開催される。
5大モーターショー開催スケジュール
●東京モーターショー/11月~12月・西暦奇数年隔年
●フランクフルトモーターショー(開催地はミュンヘンとなるため、愛称が変わる可能性もある)/9月~10月・西暦奇数年隔年
●北米国際オートショー(デトロイトショー)/6月・毎年
●サロン・アンテルナショナル・ド・ロト(ジュネーブモーターショー)/2月~3月・毎年
●モンディアル・ド・ロトモビル(パリサロン)/9月~10月・西暦偶数年隔年
また最近は中国、ベトナム、インド、インドネシア、タイ、さらにモスクワなどでもモーターショーが開催されモーターショー熱は世界的に高まってきているといっていい。ただし出展台数や規模はさまざま。
2020年、新型コロナウイルスの世界的流行により、モーターショーのスケジュールは変更、中止が相次いでいる。
バンコクモーターショーは、販売も行われる。トラックが人気
バンコクモーターショーでは、コンパニオン全員が行進するイベントがあり、人気となっている
クルマ趣味人を満足させるグッドウッドフェスティバル
世界中で開催されるモーターショーは新型車やコンセプトモデルが展示されるショーだが、それらとは趣が異なり、クルマを趣味として楽しむイベントとして注目されるのがイングランドで開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(初開催は1993年)。
主催は貴族のチャールズ・マーチ卿で、自ら所有するサーキットを開放して、クラシックカー、ビンテージカー、ラリーカーさらに最新のF1までを展示したり、実際走らせたりして多くのファンを楽しませている。このフェスティバルは毎回テーマが決められていて、そのテーマに沿ったクルマや著名人が招待されているところも特徴。また9月開催のリバイバルミーティングにやってくる観客は当時のファッションに身を包み、かつての華やかなモーターシーンを楽しんでいる。
フェスティバルは毎年6~7月に開催
その年のテーマに合わせて作られる実車を使ったオブジェが名物
W196R・F1をドライブするのはスターリング・モス卿
参考情報 ここもチェック!
もうひとつのクルマの祭典、東京オートサロンも見逃せない
2年に一度の東京モーターショーは自動車工業会が主催する日本のビッグイベントだが、クルマ好きなら見逃せないもうひとつのビッグイベントといえば東京オートサロン。こちらはドレスアップしたチューニングカーの祭典だ。
もともとは1983年に開催されたエキサイティングカーショーがスタートになっているが、いまや自動車メーカーも参加して大いに盛りあがっている。またコンパニオンの露出度が高いのも特徴。幕張メッセを会場に、毎年1月に開催されている。
①23歳 ②25歳 ③26歳 ④28歳(正解=③)
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