【マツダ①】躍動的な造形美と環境・安全技術で躍進中

『ここをチェック』
★起源は1920年に設立された東洋コルク工業
★ロータリーエンジンなど独創的な技術に積極的
★近年のCX-5とアテンザは世界的にも好セールスを記録

躍動的な造形美と環境・安全技術で躍進中

広島県に所在するマツダの起源は、1920年に設立された東洋コルク工業にある。創設翌年には松田重次郎が二代目社長に就任し、1927年に東洋工業に改称。それから50 年以上を経た1984年に同社の自動車ブランドであるマツダへと名称を改めている。
自動車の生産は1931年の3輪トラック(マツダ号)から。4輪は1950年のトラックに始まり1960年の軽自動車R 360クーペで乗用車市場に参入した。
独創的な技術に積極的なのがマツダの特徴。大量生産に向くシェルモールド鋳造法(※①)をいち早く採用したり、特殊な構造をもつロータリーエンジンを実用化したりと、生産方法もクルマ自体も、他社とは違ったアプローチを取ることが多い自動車メーカーだ。

補足情報

①シェルモールド鋳造法

精密鋳造法のひとつで、鋳型が貝殻状になることからこう呼ばれる。粘結剤を添加した鋳物砂を加熱した金型にかけ、熱硬化させた鋳型を用いる鋳造法。砂型を使用した鋳物と比較して、寸法精度が高いのがメリット。自動車部品などの大量生産品の鋳型を製作する場合に利用される。


いわゆるビッグ3の一角であるフォード社との繋がりは古く、日産を加えた3社で1970年に「日本自動変速機」を設立したのが関係の始まり。1979年にはフォードが24 ・5%の東洋工業株を取得し、199 6年に出資比率を33 ・4%に引き上げると、新たな社長をフォード本社から迎え入れている。
もっともフォード自身の販売不振から2015年までに全ての株を売却。現在、フォードはマツダ株を所有していない。
近年は魂動(躍動的な造形美)とSKYACTIVテクノロジー(※②)(マツダ独自の環境・安全技術)の2つを軸に、魅力ある自動車開発を進めているマツダ。その両方を採用した話題のモデルCX-5とアテンザは、世界的に好調なセールスを記録。2 015年に4代目となる新型ロードスターが発表された。

補足情報

②SKYACTIVテクノロジー

マツダによる環境に配慮した自動車技術群の総称。具体的にはガソリンエンジンの「SKYACTIV-G」やディーゼルエンジンの「SKYACTIV-D」、「SKYACTIV-CHASSIS」などを組み合わせ、2015年までにマツダ車の平均燃費を2008年比で30%向上させるなどを目標とした。





1997年制定のコーポレートロゴはMAZDAの「M」と「未来に向けて羽ばたくこと」を意味している

参考情報 ここもチェック!

Be a driver ドライバーであれ!

最近のマツダは企業CMのキャッチフレーズに「Be a driver」という言葉を使っている。この言葉には非常に多くの意味が含まれている。ホームページ上にはBe a driverの文字の横にこう綴られている。
ドライバーとクルマの関係を、もっともっと深いものへと変えていく。人とクルマが息を合わせる。走る歓びを分かち合い、深い愛着を覚える。ともに走り、ともに歓び、ともに生きていく。クルマは単なる道具ではない。私たちは、人とひとつになれるクルマをつくっている。
自動運転が脚光を浴び、クルマが単なる移動手段となりつつある現代において、運転することの大切さと楽しさを追求し続けるマツダのクルマ造りを象徴するのがこの言葉だ。

マツダのBe a driverの思想をもっとも表現しているのがロードスター。デビュー時は存在を否定するライバルメーカーもあったが、今や尊敬される存在となっている


クルマ豆知識
例題/現行型ジムニーに搭載されていない装備はどれ?
①デフロック ②UVカットガラス ③ヒルホールドコントロール ④ヒルディセントコントロール (正解=①)


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