【初心者に送るカーライフの第一歩②】クルマ生活に役立つTips

クルマ生活に役立つTips

●始業点検って本当に必要? 
自家用のクルマは義務ではなくなりましたが、安全にクルマに乗るためには最低限のことは行いましょう。4本のタイヤの空気が抜けていないか?などはちょっとクルマを見るだけで確認できます。また、エンジン始動時にしっかりブレーキを踏んで、ブレーキのタッチが緩んでいないかなども確認しましょう。冬場はエンジンルーム内に猫が入り込んでいることがあります。クルマに乗る前に、ボンネットを2回ほど「バンバン」と叩けば、猫は驚いて飛び出します。

●パンクしたらどうする?
タイヤが完全につぶれているようなパンクの場合は、スペアタイヤに交換してパンクしたタイヤをタイヤショップやガソリンスタンドなどに持ち込みましょう。さほど空気が抜けてないなら、そのままゆっくりタイヤショップなどに行けばいいです。もし空気入れを持っていれば、空気を入れてから行くのがいいです。異物が刺さっていても抜かず、サイドウォールに印だけ付けて、場所を特定しやすくしておきましょう。
車載パンク修理キット(注入式)が付属しているクルマもできるだけキットは使わずにショップでの修理をしましょう。車載のパンク修理キットを使うと、パッチやスティックでの恒久的な修理ができず、結局交換することになってしまいます。車載キットは最終手段です。


ここまで空気圧が下がったら自走は無理。スペアタイヤに交換してショップに

●普段走るときはロービーム?
ロービームが照射できる距離は40mしかありません、ハイビームは100m照射できるようなっています。つまりロービームでは40m先までしか見えないことになります。対向車がいなければハイビームを使ったほうが遠くまで見通せます。遠くまで見えるということは、危険な状態があった場合、早く対処できると言うことになります。ライトは早めに点灯しましょう。ポジションランプ→ヘッドライトという順番ではなく、夕方になったら、ヘッドライトを点灯したほうが安全性が向上します。

●車中泊は危険?
災害時だけでなくレジャーの車中泊も含めて、クルマのなかで寝るということはリスクが伴います。とくにセダンやコンパクトカーでの車中泊は無理な姿勢が原因でエコノミークラス症候群を引きおこす可能性もあります。どうしても車中泊をしなくてならないときは寝床となる部分ができるだけ平らになるように、すき間にものを詰めるなどすることが大切です。ワゴンやバンなら、荷室を広げて段ボールなどを敷いたほうが楽なこともあります。

●DIYでオイル交換したい
クルマの整備で比較的安易にできるのがオイル交換ですが、注意する点はいくつもあります。ここでは基本的なオイル交換ができることを前提に書きます。まずオイルフィラーキャップが開くことを確認しましょう。オイルを抜いてから注入できないと身動きが取れません。
廃油を受けるバットや廃棄可能な廃油受けを置く前に、その周囲に段ボールなどを敷き周囲にオイルが飛び散ったときの養生をしましょう。
古いオイルをできるだけ多く抜きたいからと言って、エンジンを始動するのは絶対にダメです。そもそも完全にオイルを抜くことはできません。
ドレンボルトには専用のワッシャーがついてます。このワッシャーは再使用できない構造ですから、作業前に購入しなくてはなりません。


左側が新品のワッシャー。三次元形状をしていて、締め付けるとつぶれて機能する

●運転免許番号の秘密とは?
免許証の取得年月日の上に記載されている12ケタの番号。これが免許証番号で、各個人ごとに異なる番号が割り振られている。番号はただ順番に振られているのではない。 
12ケタの最初の2ケタは、初めて交付を受けた都道府県、次の2ケタは初めて交付を受けた年を示します。3085で始まる番号ならば、東京(30)で1985年に交付されたことを示します。続く6ケタが管理番号で、下から2ケタ目は入力チェックのための数字。そして最後の1ケタが再交付回数。再交付を受けたことがない人は0、再交付1回目は1、2回目2となる。ただし10回目は0ではなく、1になる。

参考情報 ここもチェック!

洗車を自分で行うことは安全に繋がるということ

レースの世界では「きれいなマシンは速い」という格言がある。これはマシンをきれいにしなければ、不具合などを発見できない、という意味が込められている。これはなにもレーシングカーに限った話ではない。普段乗っている、普通のクルマだって、汚れたままではさまざまな不具合を発見することができない。だからこそ、自分で洗車することが大切。とくに機械洗車ではなく、自分で行う手洗い洗車をすることは、クルマを近くから見ることになるので、不具合なども見つけやすい。そのクルマのことを一番知っているのは、なんといってもオーナー。プロでも見つけられない不具合を見つけることができるのがオーナーなのだ。早めの発見は、なにより安全に繋がる。

タイヤなどの汚れやすい部分は、汚れを落とすことでとくにキズや異物などを発見しやすい


クルマ豆知識
絶版名車列伝/「日産サニー」(1966~2004年)トヨタのカローラと並んで、高度成長期に登場した日本を代表する大衆車。TSレースなどで活躍したこともあり、若者からも支持されるブランドであった


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