
夢のマイカーをもちたいという方のなかで、マイカーローンを組もうとしている方も多いでしょう。しかしローンを組むことになると、そこには審査という壁が立ちはだかります。
マイカーローンの審査基準とは、どのようなものなのでしょうか。今回はマイカーローンの審査基準、そして審査に落ちる理由や審査に通るためのポイントをご紹介します。
目次
マイカーローンの主な審査基準3つ
まずはマイカーローンの、審査基準をここで確認しましょう。マイカーローンの審査基準は大きくわけて
- 信用情報に基づく審査
- 年収や勤続年数などの属性審査
- 他の借り入れ状況
の3つだといわれています。ここではそれぞれの審査基準について、詳しくご紹介します。
信用情報に基づく審査
マイカーローンの審査でまずはじめにみられるのが、ローンを組む人の信用情報です。ここでの信用情報とは、個人信用情報機関の登録情報のことを指します。
信用情報には、クレジットやローンの契約に関する取引事実を登録した情報が含まれています。
そのような情報から、ローンを組む人にそのローンを返済する能力があるのか判断できるのです。
年収や勤続年数などの属性審査
次にご紹介するのが「属性」についてです。属性とは、ローンを組む本人を構成する要素のようなものです。年齢や勤務先・勤続年数、年収・はたまた家族構成などの情報が含まれます。
この属性はマイカーローンを申し込む際に、本人が申告するものになります。属性審査は自己申告のものと考えられがちです。
他の借り入れの返済状況
最後にご紹介するのが「他の借り入れの返済状況」です。マイカーローンを申し込む時点で、他の金融機関からお金を借りている場合は注意が必要です。
たとえ返済能力に問題がないとしても、他社から大きな額を借り入れしているとなると話が変わっていきます。
マイカーローン審査に通らない理由
マイカーローンを申し込んでも審査に落ちてしまうという人がいます。このようにマイカーローンの審査に落ちるといわれやすい人は、どのような人なのでしょうか。
ここではマイカーローンの審査に落ちる理由を、4つご紹介します。
借り入れ金額が年収に見合っていない
マイカーローンの審査では、基本的に借り入れ希望金額と年収のバランスを元に審査をします。年収で返済できるだけの金額しか、借り入れを行えないのです。
あくまでおおよその目安にはなりますが、審査に通る可能性の高い基準として年収の30%程度までだといわれています。
他の借り入れ状況に問題がある
前述のとおりマイカーローンの審査では、他社からの借り入れ状況も含めて審査されます。
また過去に自己破産をした経験がある場合も同様に「この人には返済能力がない」と、みなされてしまう原因となります。
職業に問題がある
マイカーローンを返済していくためには、安定した収入が必要となります。そこでローンを組む人の職業を重視するのは、当然の流れだといえるでしょう。
ここでの収入が不安定な仕事とは、フリーターや自営業などが含まれます。また正社員として雇用されていたとしても、勤続年数が少ないこともあるでしょう。
虚偽の報告をしている
マイカーローンの利用には、個人情報を報告することになります。そのときに提出された情報に虚偽が含まれていると、当然審査に大きな影響がおよびます。
「自分の属性では審査に通らないのではないか」という、心配をする人もいるかもしれません。
しかし、虚偽情報を提出してそれがバレたときの方が、かえって審査の結果に悪影響が出てしまいます。
マイカーローンの審査に通るためのポイント5つ
逆にマイカーローンの審査に通るためには、どうしたらよいのでしょうか。ここではマイカーローンにおける審査に通るためのポイントを、5つご紹介します。
審査を迎える前に、通る可能性を少しでも高めておきましょう。
先に仮審査を受けてみる
そもそもローンの審査には本格的な審査を受ける前の「仮審査」と、実際にマイカーローンを組めるかの審査である「本審査」があります。
マイカーローンの本審査に通るかが少し微妙だという人は、一度仮審査を受けてみることがおすすめです。
他の借り入れを返済する
他社からの借り入れがあるという人は、まずその借り入れの返済することを第一に考えましょう。
これはマイカーローンの審査において、年収に対する借入額の合計金額で返済能力を判断されるからです。とくに盲点となりやすいのが、リボ払いです。
頭金を利用する
頭金の額が大きければ、その分借り入れ金額が少なくなります。
結果的に払う金額は同じでもローンを組む分の金額の比率が小さいと、ぐっとローンを組みやすくなります。
基本的にマイカーローンの希望借り入れ金額が少ないほど、審査には通りやすくなります。
信用情報が回復するのを待つ
過去に自己破産をした経験がある人は、すでに自分の名前がブラックリストに載っている可能性があります。ブラックリストに名前がある場合は、新しくローンを組むのが一気に困難となります。
それでは一度ブラックリストに名前が載ってしまうと、もう二度とそこから抜け出せないのでしょうか。答えは「NO」です。
ただし信用情報から自己破産をしたという記録が消えたとしても、「過去にブラックリストに載っていたことがあった」という履歴は残るものです。
そのため完全にホワイトになることはありません。しかし新しくマイカーローンを組みたいという場合は、信用情報が回復するのを待ってからにするのがよいでしょう。
審査中の転職は控える
マイカーローンを組みたいと思っている場合、その期間の転職は避けておくのがベターです。なぜならマイカーローンの審査基準に「勤続年数」が含まれているからです。
マイカーローンを審査する側からすると、安定した支払いが約束できる人を選ぶのは当然のことです。
銀行ローンとディーラーローンの違いは?
マイカーローンを組むにあたり、大きくわけて「銀行ローン」と「ディーラーローン」の二種類が存在します。
これらの違いは借り入れを行う相手が「銀行」であるか「ディーラー」であるか、という点にあります。
銀行ローン
銀行ローンはその名のとおり、銀行からお金を借り入れするタイプのローンのことです。
銀行ローンの大きなメリットは、比較的金利が低いことです。そのため借り入れを行ううえでの負担が、小さいといえるでしょう。
一方で銀行ローンは、ディーラーローンに比べて審査が厳しいといわれている特徴があります。
ディーラーローン
ディーラーローンとは間にディーラーを経由して、ローン会社からお金を借り入れするタイプのローンのことです。
そのため返済期間が長期にわたる場合、合計の返済額が大きく膨れ上がってしまうという危険性があります。
ローンをゆっくり返済したいと考えている人は、長期的な計画を立てて最終的な返済額をかならず確認するようにしましょう。
もちろん日常的に利用するうえで気になるような制限は、とくにありません。しかし、ローンの性質上、購入した車両の所有権が購入者にないため、自由に売却はできないデメリットがあります。
比較的審査が甘いといわれているのはディーラーローン
「どうしてもマイカーローンの審査に通りたい」といった場合には、銀行ローンとディーラーローンのどちらのローンを組むべきなのでしょうか。
ただしどのようなディーラーでも「だれでもかならず審査に通る」といった、確証はありません。
逆に「だれでもかならず審査に通る」ことをうたい文句にしているディーラーには、注意が必要です。
おすすめのマイカーローン3選
三菱UFJ銀行 ネットDEマイカーローン
- 金利が比較的低い
- 繰り上げ返済手数料がかからない
三菱UFJのネットDEマイカーローンは比較的に低金利なのが特徴です。また、繰り上げ返済手数料や保証料が無料、なのもおすすめポイントです。
10月31日までの申し込みであれば、金利がさらに低くなるキャンペーンもあるので公式をチェックしてみましょう。※
※審査通過後、2022年1月31日までに借入すれば1.70~2.45%の優遇金利
実質年率 | 2.975% |
金利タイプ | 変動 |
借入可能額 | 50万円~1,000万円 |
担保や保証人、保証料の必要性 | 担保:不要 保証人:不要 保証料:不要 |
審査回答まで時間 | 申込日の2日後 |
返済期間 | 6か月~120か月 |
出典:https://www.bk.mufg.jp/kariru/mycar/
横浜銀行マイカーローン
- 中古車など幅広い車種も対応
- 仮審査は最短翌日に結果が出る
横浜銀行マイカーローンは商品内容がわかりやすいと評判のマイカーローン。シンプルな設計が利用者に優しいので満足度も高そうです。
さらに中古車などの幅広い車種も対応していて、最短翌日に仮審査の結果も出るのでお急ぎの方は審査に申し込んでみても良いかもしれません。
実質年率 | 0.900~2.400% |
金利タイプ | 変動 |
借入可能額 | 10万円~1,000万円 |
担保や保証人、保証料の必要性 | 担保:不要 保証人:不要 保証料:不要 |
審査回答まで時間 | 最短翌日 |
返済期間 | 12か月~120か月 |
出典:https://www.boy.co.jp/kojin/mycar-loan/
りそなマイカーローン
- 具体的な金利、シミュレーション可能
- 24時間、Webで申し込みができる
りそなマイカーローンは、契約完了までの手続きがWeb完結します。さらに24時間・年中無休で受け付けているので忙しいい人でもタイミングを合わせられます。
りそなマイカーローンは金利が3つあり、審査通過後にどれかが適用されます。公式サイトでは具体的な金利が公表されており、シミュレーションも可能です。
実質年率 | 1.900%・2.800%・4.475%のいずれか |
金利タイプ | 変動 |
借入可能額 | 10万円~500万円 |
担保や保証人、保証料の必要性 | 担保:不要 保証人:不要 保証料:不要 |
審査回答まで時間 | 申込日の2日後 |
返済期間 | 12か月~120か月 |
出典:https://www.resonabank.co.jp/kojin/mycar/
よくある質問
マイカーローンには、大きくわけて銀行ローンとディーラーローンがあります。後者のディーラーローンは、銀行ローンと比べて審査が甘いといわれています。
マイカーローンの審査基準には、年収だけでなく他社からの借り入れ状況や職業、勤続年数などの属性が含まれています。
そのため仮に年収に問題がなくても、他の要因でマイカーローンの審査に落ちてしまう可能性は十分にあるのです。
できるだけ審査に通る可能性をあげたいならば、頭金の用意することをおすすめします。
頭金を用意することで、ローンを組む希望金額が少なくなります。マイカーローンの審査に有利になるでしょう。
仮審査とは、本審査の申込みをする前に行われる比較的簡便な審査のことです。
具体的にはローンを組む人の年収や、借り入れ金額に対する頭金の割合などがあげられます。これらの項目は、借り入れ先によって異なります。
注意すべきなのは仮審査に通ったからといって、マイカーローンが利用できるとは限らないという事です。あくまで目安として利用するようにしましょう。
一度自己破産をすると、ブラックリストに名前が載ってしまうことになります。このブラックリストに名前がある状態では、マイカーローンの審査に通るのは厳しいといえます。
しかし一般的に自己破産からおおよそ7年程度すると、信用情報がホワイトになるといわれているのです。
そのためマイカーローンを組みたい場合は、自己破産から7年程度経過してから申し込むことをおすすめします。
ローンの審査に通るかどうかは、ローンを組む人の信用情報や属性などに大きく左右されます。
そのためあくまで目安にはなりますが、おおよそ借入金額が年収の30%程度以下であれば、審査に通りやすいといわれています。
属性とは、ローンを組む本人の構成する要素のことです。具体的には年齢や勤務先・勤続年数、年収・家族構成などの情報が含まれます。
マイカーローンを申し込む際に、ローン会社にこれらの情報を開示し申告することになります。
まとめ
マイカーローンの審査基準にはローンを組む人の年収だけでなく、勤務先や勤続年数・家族構成などの属性が含まれています。
さらに他社からの借り入れ状況も重視されるものです。借りている方は、まず他社からの借り入れの返済も完了させることをおすすめします。
自分の属性に自信がないという場合も、頭金を用意するなどの策を講じることで審査に通る可能性を上げられるでしょう。
審査に通るかが不安な人は、今回紹介した「マイカーローンの審査に通るためのポイント」を、ぜひ参考にしてみてください。