
「1日だけ友達の車を借りる」「実家に帰省したときに親の車を運転する」といったケースで、保険の安心を買えるという特徴をもつのが1日自動車保険です。
普通の自動車保険を選ぶときと同じように1日自動車保険を選ぶときも、保険料の安さ・補償内容やロードサービスの充実度、加入のしやすさなどに注目しましょう。
- おすすめの1日自動車保険
- 1日自動車保険の加入メリット・デメリット
- 人気の1日自動車保険とその加入方法
本記事では1日自動車保険の特徴や加入のメリット・デメリット、おすすめの1日自動車保険とその加入方法を紹介していきましょう。
目次
おすすめ1日自動車保険比較ランキング
万一の事故に備えて、1日自動車保険は借りた車の修理費が保障される車両補償(借用自動車の復旧費用補償特約)つきの、プランにしたいという意見があるでしょう。
- ちょいのり保険
- 乗るピタ
- 1DAY自動車保険
上記おすすめの1日自動車保険を、車両補償つきのプランにおいて保険料が安い順にランキングしました。それぞれのおすすめポイントも紹介していますので、加入する必要があればぜひとも利用を検討してください。
1ちょいのり保険
- 車両補償付きプランの保険料は24時間1,800円(税込)から
- スマホ・パソコン・ローソンで申し込みができる
ちょいのり保険の車両補償つきプランと補償範囲は、以下のとおりになります。
プラン名 | 保険料(税込) | 補償範囲 | 支払われる保険金 | 自己負担額 |
レギュラープラン | 1,800円/24時間 | 運転中の事故かつ車同士の事故などに限定 | 最大300万円 | 15万円 |
プレミアムプラン | 2,600円/24時間 | 運転中の事故 | 最大300万円 | 15万円 |
2乗るピタ
※出典:https://www.sompo-japan.co.jp/kinsurance/automobile/norupita/
- 車両補償付きプランの保険料は12時間2,150円(税込)から
- スマホ・パソコン・LINEから申し込みができる
乗るピタの車両補償つきプランと補償範囲は、以下のとおりです。
プラン名 | 保険料(税込) | 補償範囲 | 支払われる保険金 | 自己負担額 |
基本プラン | 2,150円/12時間
2,700円/24時間 |
運転中の事故 | 最大300万円 | 15万円 |
安心プラン | 2,800円/12時間
3,500円/24時間 |
運転中の事故 | 最大300万円 | 10万円 |
31DAY自動車保険
- 車両補償付きプランの保険料は24時間2,500円(税込)
- スマホ・パソコン・セブン-イレブンで申し込みができる
1DAY保険の車両補償つきプランと、補償範囲は以下のとおりです。
プラン名 | 保険料(税込) | 補償範囲 | 支払われる保険金 | 自己負担額 |
プレミアムプラン | 2,500円/24時間 | 運転中の事故 | 最大300万円 | 15万円 |
一般的に1日自動車保険で車両補償付きのプランは、利用開始日が事前登録日から7日以内の場合は利用できません。一週間以上の余裕をもって、加入手続きをしてください。
※出典:https://www.ms-ins.com/personal/car/oneday/
コンビニやスマホで契約できる1日自動車保険3選
コンビニやスマホで契約できる自動車保険3つについて特徴・保険料、加入できるコンビニなどを紹介します。
1DAY保険
- 保険料は24時間800円から
- スマホやセブン-イレブンで簡単に加入や支払いができる
- 2人以上で契約すれば2人目以降の保険料がさらにお得
1DAY保険は三井住友海上が提供している1日自動車保険です。エコノミープランは保険料が24時間800円(税込)で加入できます。
2回目以降の利用や2名以上での利用なら、保険料がお得になるのもおすすめポイントです。たとえば2回目の利用の場合、800円の保険料が770円に割引されます。
ちょいのり保険
- 保険料は24時間800円(税込)から
- スマホ・パソコンから申し込みができる
- ローソン・ミニストップ・ファミリーマートで保険料の支払いができる
ちょいのり保険は東京海上日動が提供している1日自動車保険です。シンプルプランの保険料は24時間800円(税込)と1,000円以下で加入できます。
この保険はドライバーを追加する場合もたいへんお得です。シンプルプランの場合800円の定額保険料に400円の追加保険料だけで、1回の申込で最大3名までドライバーを追加できます。
半日からの自動車保険
- 保険料は12時間800円から
- LINEアプリで手続きができる
- LINE Payで決済できる
LINEが提供している1日自動車保険は、半日800円、1日1,000円(税込)から加入できます。
車両保険ありのプランを選べば、事故を起こした場合の借りた車の修理費も補償されます。
1日自動車保険とは
まずは1日自動車保険の特徴や加入をおすすめするシーン、加入できないケースなど紹介します。
1日自動車保険とは1日単位で契約可能な保険
1日自動車保険とは1日つまり、24時間単位で加入できる自動車保険のことです。
加入対象となる自動車は「親族もしくは他人が所有する自動車」に限定されています。ここでいう「親族」には、夫もしくは妻の配偶者は含まれません。
1日自動車保険に加入するのをおすすめする理由
親族や友人の車にかけられている自動車保険は、所有者以外の人が運転して事故を起こしても補償の対象外としている場合があります。
- 実家への帰省中に親の車を借りて出かける
- ドライブデートのために親や友人の車を借りる
- 引っ越しのために友人の車を借りる
- 友人の車で自動車旅行に出かけるとき、交代で運転する
- 免許を新しく取得したが、自分の車がまだないので家族所有の車を借りて練習する
所有者以外の人が運転して事故を起こしても、補償対象としている自動車保険に入っている場合でも事故で保険金請求をすると、保険加入者のノンフリート等級が下がるので迷惑をかけるかもしれません。
1日自動車保険に加入できない車
以下のような車は1日自動車保険の加入対象外です。
- 運転者本人もしくは配偶者が所有している車
- 運転する予定のない車
- 車検切れ
- カーシェアリングやレンタカー
- 法人が所有する車
- 一部の外国メーカーの車やスポーツカー
1日自動車保険に加入する必要があれば、加入対象の車かどうかを確認しましょう。
1日自動車保険の補償内容
1日自動車保険で加入可能な賠償保険の種類と補償内容を、表に解説していきましょう。
賠償保険の種類 | 補償内容 |
対人賠償責任保険 | ・事故で相手がケガもしくは死亡した場合に支払われる保険金 |
対物賠償責任保険 | ・事故で相手の車やモノを壊した場合に支払われる保険金 |
搭乗者傷害特約 | ・自分や搭乗者がケガや入院した場合に支払われる保険金 |
借用自動車の復旧費用補償特約 | ・事故で借りた車を修理する場合に支払われる保険金 |
弁護士費用特約 | ・事故で相手方に損害賠償を請求するための弁護士費用や法律相談費用のために支払われる保険金 |
ロードアシスト補償 | ・事故や故障で自力走行できなくなった場合の現場での応急対応・修理工場までの車両搬送サービスなど |
事故現場アシストサービス | ・事故現場から電話をすると専門のスタッフが状況に応じたアドバイスをしてくれる ・修理工場・病院・被害者への連絡なども専門スタッフにお任せできる |
1日自動車保険には数種類のプランがあります。プランごとに補償内容や範囲が違うので、必要に応じた補償範囲をカバーしているプランを選んでください。
1日自動車保険のメリット
1日自動車保険に加入するメリットとして、次の5つがあります。
- 保険料が安いのに補償はしっかりしている
- スマホやコンビニで契約できる
- 万一の事故に備えて車両保険がつけられる
- ロードサービスも充実
- 等級制度がないので保険料は定額
保険料が安いのに補償はしっかりしている
保険料が安いのに基本的な補償はきちんと備わっているというのが、最大のおすすめポイントです。安い1日自動車保険は、24時間800円程度で加入できます。
スマホやコンビニで契約できる
スマホやコンビニの店頭端末から簡単に申し込めるというメリットがあります。
1日自動車保険にはいくつかのプランがありますが、基本的な補償のみのシンプルなプランの場合はたいてい当日に申込が可能です。
1日自動車保険の種類により、加入手続きができるコンビニに違いがあります。1日自動自動車保険を選ぶときには、どのコンビニで手続きができるのか確認してください。
万一の事故に備えて車両補償がつけられる
1日自動車保険ではプランをアップグレードして、車両補償付帯(借用自動車の復旧費用補償特約)にできます。
親や友人の車を借りて事故を起こした場合、修理して元の状態に戻す責任があります。万一の場合を想定して可能であれば、車両補償付帯のプランにすることがおすすめです。
ロードサービスも充実
たいていの1日自動車保険で最安値プランを選択しても、ロードサービスがきちんと付帯します。事故や故障で車が動かなくなった場合に、現場での応急対応や修理工場までの車両搬送サービスなどを受けられるのです。
等級制度がないので保険料は定額
1日自動車保険にはノンフリート等級制度がありません。それで事故歴などに関係なく保険料は定額です。
1日自動車保険の保険料は定額なので、年齢や免許証の色で保険料が上がるといった心配もいりません。
たとえば「ちょいのり保険」では1日自動車保険の無事故での利用日数に応じて、東京海上日動の新規の自動車保険の保険料が最大20%割引されます。
1日自動車保険のデメリット
1日自動車保険にはデメリットもあります。そのいくつかをご紹介していきましょう。
- 運転のたびに契約手続きが必要
- 申込方法や支払方法が限定されている
運転のたびに契約手続きが必要
1日自動車保険は利用ごとに申し込みをしなければなりません。
ファミリーマートで加入できる「ちょいのり保険」は一度加入した経験があれば、専用サイトで以前に登録した電話番号や免許証番号で過去履歴を呼び出すだけで、2回目以降簡単に手続き可能です。
借りている車を運転中の事故のみ補償
1日自動車保険の搭乗者傷害や車両補償で補償されるのは、借りている車を運転中の事故です。
停車や駐車中の事故、盗難などの場合は補償の対象にならないので注意してください。とはいえ運転中の事故についてはきちんと補償されているので、その点については安心できます。
申込方法や支払方法が限定されている
1日自動車保険の申込方法は、一般的にパソコン・スマホ・コンビニの店頭端末からになります。
このように申込方法や支払方法が限定されているので、手続きが不便と感じる方や申込そのものができないという方がいるでしょう。
1日自動車保険の車両補償には注意が必要!
親や友人の車を借りて事故を起こし修理しなければならないケースを想定し、車両補償(借用自動車の復旧費用補償特約)つきの1日自動車保険プランの選択をおすすめしていきました。
しかし車両補償つきのプランを選んだ場合でも、注意しなければならないことがあります。以下に詳しいポイントついてご紹介します。
運転中の事故のみが保障の対象となる
1日自動車保険の搭乗者傷害や車両補償で補償されるのは、借りている車を運転中の事故です。停車や駐車中の事故、盗難などの場合は補償の対象にならないので注意してください。
車両補償つきのプランに加入しないとどうなる?
親や友人の車を借りて事故を起こした場合、車を原状復帰させて所有者に返すという責任が生じます。それで事故を起こした場合、車の所有者から修理費を請求される可能性が高いでしょう。
加入するプランにより10万円もしくは15万円の自己負担金を支払う必要がありますが、自己負担をその範囲に抑えられるでしょう。
よくある質問
1日自動車保険 | ドライバー保険 | |
補償期間 | 24時間もしくは12時間 | 原則1年間 |
ノンフリート等級制度 | なし | あり(自動車保険との引き継ぎは不可) |
車両補償の付帯 | 加入プランにより可能 | 不可 |
車を借りることが1年間でかなりの回数あるならば、ドライバー保険を選択できるでしょう。
まとめ
この記事では1日自動車保険について、詳しくご紹介をしました。実家の親の車や友人の車を借りて運転する機会があるならば、万一の場合を考えて1日自動車保険への加入をおすすめします。
加入手続きはスマホ・パソコン・コンビニの店頭端末などから行えるので、手軽で便利です。基本的な補償のみのプランなら車を借りるその日に加入もできます。
1日自動車保険に加入すれば、車を借りる側と貸す側の両方が安心を得られます。車を借りる機会があれば、ぜひとも加入を検討してください。